アイデアを生み出す際の教科書本を読んだ際、この本が参考文献として乗っていたので買ってみました。
アイデアのつくり方
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買ってみたはいいものの、私には難解過ぎました。
いつも「読まないとなぁ」と思っていたのですが、ちょっとだけ読んで終わっていました。
結局、少し読んで興味深いところはありましたが、読書は進みませんでした。
そこで完読は止め、自己分析に移ります。
文字が細かいのに300ページある
結構きつかったのは、現代の本はレイアウトにこだわっているので、文字が大きく、改行も駆使され、行間も空けられています。
他方でこの本は文字だらけでした。読めなくはないですが、文字が小さいので、なかなかページ数も進まず、進捗を実感できません。
旧字体が使われていた
致命的だったのがこれです。特に漢字が旧字体なので、よく考えると簡体字が分かるのですが、その度止まるので進みません。
小説とかだと古い作品でも読めるのですが、論説文で漢字が分からないのは致命的でした。
数学、科学の話である
数学を勉強していない訳ではないのですが、私がいわゆる文系の人間なので、その分も書かれている内容の理解にハードルがありました。
とはいっても旧字ほどのハードルではないですが。
学んだこと
約50ページくらいですが、学んだことはなくはないです。
主なものは、演繹の必要性です。無限に時間があればよいが、科学者には人生の制限があるので、演繹が必要ということです。
演繹は論理でやり方は学ぶのですが、その必要性については知らず、なんとなく演繹を使っていたので、その理解を深めることができました。
また、時代が時代なので、少し差別的な記載ではありましたが、思考の必要性についても明快に書かれていました。
要約しながら書くと、
「世の多くの一般人は思考を好まないが、それでは他の動物と一緒である。人間は考えることで他の動物とは一線を画する。しかし、大半の人間は考えず本能のままに生きてしまうので、その人の分まで考えないといけない。」
という趣旨でした。だから考えることが大切だ、と伝えている訳ですが、大変勉強になりました。
おわりに
今回、私には読み進めが難しく、堂々と積ん読宣言をここにする訳ですが、いつか立ち戻り、理解して整理できる日が来るときを心待ちにしたいと思います。