【雑誌評】読書って意味なくないか? いや、大切なことです!〜「THE21〜「考える力」が必ず身につく戦略的読書術〜(2018年10月号)」

世間的には読書の秋となっている一方で、読書人口はかなり減っていると聞きます。

読書をする方でも、「読書って意味あるのか?」と、ふと思うときはないでしょうか。

そう思ったとき、この雑誌の今回の読書特集を見ると、ハッとさせられます。

はじめに

特集のはじめに、読書の重要性にも触れていました。これを見て頂くだけでも、「読書って時折はしなくちゃな」と思えると思います。

「文章の場合は、どんなにわかりやすく書かれていても、意味を理解し筆者の主張を読み取るために頭を使う必要がある。文字を目で追うだけでは理解できないからこそ、読解力が問われるのだ。」

結構いいこと書いてあるな、と思うのでがっつり線を引かせて頂きました。現代は特に、動画コンテンツが流行していることもあり、この言葉は胸に刺さりました。行間を読む力と言いますか、文章の内容を自分の頭に落とし込み、そこに解釈を加えることが大切だと気づきました。

ヤングが指摘する通り、「アイデアとは、既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない。」のであれば、情報の組み合わせが大切な訳で、その繋ぎを考えるのに役立つのが読書ということになります。

読書はすぐに役立たないように思えるので、何となく遠ざけてしまいがちですが、大切さが分かります。

読んだ本の内容を定着させる

最近、私は意識的に読書をするようにしていたのですが、読んだ本の内容を定着させるという観点も含めて、

「1冊の本と長くお付き合いする」

ということを最近していないな、と反省しました。

雑誌に掲載されていた方は、結構同じ本の徹底的な読み込みをしていることに気づきました。

その中でも、諏訪貴子さんの記事で、

「寝る前に30分ほどかけて、端を折った箇所や付箋を貼ったページを読みます。」

「同じ部分を繰り返し読み込み、読後に眠ると、〜言葉が脳内に定着しやすくなる」

というところは参考にしようと思いました。

寝る前に本を読むのは、快眠になることもあり私も好きなのですが、新しい本を読んでいたので、寝る前なので頭は疲れているので、何となくイマイチかなぁ、と感じていました。

しかし、寝る前に付箋を貼った部分を見返すことは脳の負担は小さいので、自分に合う方法じゃないかなぁ、と思っています。

暗誦を苦手としているのではありますが、他方でパッと名言が出る人になりたいな、とこっそり思っているので、ちょっとやってみようと思います。

読書は考えること

「はじめに」で書いたことと関連しますが、本を読むことは、考えることそのものなのです。

特に、本を読みながら線を引いたり、書き込むということは、そのまま考えることです。

本雑誌では、

「本は、まさに「思考の文房具」」

という表現がされていました。確かに実感としても本を読むと色々と考えさせられます。

スマホ時代の現代はともすれば「考える」ことを忘れがちです。だからこそ、人間の特質である、「考える」を意識的にしないとダメになりますね。

デカルト先生も「人間は考える葦である」とおっしゃってますし。

関心外の本を読もう

現代は、「知識に見栄を張る文化がなくなり、難解な本を読まなくなった」と出口汪氏が指摘していました。

具体的には、夏目漱石、芥川龍之介、森鴎外など近代文学と、デカルトやマルクスなどの哲学などが推奨されていました。

確かに、最近はAmazonから本購入ばかりしていたので、興味の偏りが生じていることに気づかされました。

それにしても、関心外の本は、本当に意識しないと難しい時代です。今ほとんどの買い物をAmazonからしていますが、本についてはたまには本屋に行ってみることも大切だなぁ、とハッとさせられました。

おわりに

この雑誌の特集を読んで、それでも、色々本を読む中で身につけていくことが大切なんだな、ということが一番心に残ったことです。

雑誌だと色々な人が色々なことを主張していますが、その人が本に書くようなことは、その人の何年にもわたる試行錯誤の結果です。

したがって、試行錯誤して、色々な本にあたり、考えることが大切だというメッセージに全ては収斂されるのではないでしょうか。

なお、今回、特集部分のみ取り上げていますが、佐藤浩市さんインタビューも面白かったです。

「先輩のアドバイスには、自分の芝居のどこを反省して自分の糧にできるのかという財産が眠っています。彼には掘り起こして自分のモノにできる財産を持ち帰ってほしかった」

…オトナの男ですね。全部を聞けと言っているのではなく、「自分のモノにできる財産を」と言っているところが、なかなか口にはできないですね。

この記事を書いた人

相羽涼太

相羽涼太

読書、手帳術、旅行記・訪問記・食レポ、ジム(運動、食事)、英語学習などを中心に記事を更新します。

インターネットの登場で、「考える」ことが減りがちな今こそ、自分なりの軸を持って、考え、発信していくことを大切にしたいと考えています。

SF(上位10位、2019年1月現在):慎重さ、収集心、個別化、責任感、自我、指令性、目的志向、自己確信、信念、学習欲