【書評】学び、成長することで教える側に回ろう!〜「自分を最高値で売る方法」(小林正弥著、クロスメディアパブリッシング)〜

タイトルが一見よく分からない気もしますが、学んで自分が成長して教える側に回ることで自分を商品化しつつ、稼ぎも得ていけるということが書いてある本です。

なお、本書は著者が重要だと思っていることは何度も何度も出てきます。そのため、目次の構成とかはあまり分かりやすくなってはいないのですが、一読する中で言いたいことが強調され続けるので読んでいく中で著者のメッセージが理解できてくると思います。

はじめに

『「あなたは今のままで大丈夫」といった癒しを求めるなら、本書は全く役に立たない。〜現実社会で人生を変えるために知っておくべきことを本音で書いた。』

と、本書の「はじめに」に記載があります。実際はそんなに激しいことは書いていないのですが、時間とお金から自由になるべきという話はかなりためになりました。

○決して時間を切り売りしてはいけない。

○自分の時間と提供する価値を生む仕組みを切り離せるかどうかが重要

○人の高次の欲求を満たしてくれるのは「体験」による精神的欲求充足であり、だから、体験に金を払う金持ちが多い。例えば、金を使って外国で体験し、様々な人と出会い、交流し、成長することが楽しい。

など、時間の大切さ、金の使い方を教えてくれる本としての側面もありました。

時間を金で買うというのは、最近大切であることを知ったのですが、経験に金を使うことで成長に繋げることの大切さも知りました。

これまでの私は、「もったいない」という理由で体験への投資を躊躇していた面があったのですが、それではもう乗り遅れてしまうことを学び、反省しました。

体験をして、成長することの大切さをまずは学びました。お金についてはまだよく分かってないが、断じて金は汚いものではなく、手段としてのお金の必要性は理解できました。

専門分野の掛け算で独自の価値を作る

堀江貴文さんも「10年後の仕事図鑑」などで専門分野の掛け算で希少価値を作ることの大切さを主張していました。

その上で、本書では知識の大切さについて書かれていたことが印象に残りました。

「知識武装はすべきだ。そもそも知識がないと人に相談されないし、具体的な会話ができないので、仕事にならない。知識武装は、プロフェッショナルの第一歩。」(p114)

ネット社会の現代は知識は無料化している時代ですか、その重要性は変わらないとあるところが学びでした。

なお、知識武装といっても、好奇心のおもむくままに調べていくことで、気づいたら複数の分野の専門家になっているイメージとのことらしいです。

それを体系化されることが大切なスキルの一つであるとのことでした。

知識武装は少しずつ勘所が分かってきたところであるので、その大切さが確認できてよかった。試行錯誤の中で、知識武装力を高めていきたいです。

クライアントに結果を出させるスキル

本書では、ライザップの例がよく挙げられている。その中で一番関心を持ったのは、

「ライザップに通ってわかったことがある。「そうか、結果にコミットするのは僕なんだ(笑)。」」(p161)

というところでした。

どんな結果をもたらせるか、それに対して報酬を受け取る時代になったというところです。

先日、テレビで関ジャムを見ていたとき、小室哲哉さんの特集で、小室哲哉さんの90年代の大ヒットの秘密は、「カラオケ」「コギャル」がポイントであったという解説がありました。

解説者によれば、キャッチーなメロディがカラオケとマッチし、新しく見える古いリズムのリバイバルがコギャルに大ウケしたことで、ヒットになったと説いていました。

そうすると、ライザップの成功も、ネット社会になり、情報飽和時代に突入する中で、ネットの玉石混交の情報の中から正しい情報を欲しているからこそ、「結果にコミット」できるライザップに人は惹かれるのかな、と考えました。

ネットやSNSは人々の生活を確実に変化させている。そこから色々と掛け合わせを考えていくことでヒントが得られる可能性があることを学びました。

経験を法則にさせる方法

本書には具体的なノウハウが色々と書いてあるのだが、私が一番心に残ったノウハウがこれでした。

○ペンを用意し、経験を全て書き出す

○経験を得た方法を漏らさず書き出す

○記入を終えたらそれを眺めて、「いつ、どこでも、一定の条件のもとでは成立する関係」、つまり法則を探る

とありました。なるほど、ここからビジネスのヒントを得ているのか、と色々なビジネス展開を見る際の指標としても機能するな、と思いました。

そして私自身あまりそうした分析をしていないので、そうした分析と一般化がビジネス転用のためには大切なんだ、ということをまずは知ることができました。

おわりに

アウトプットの大切さについても触れられていて、「毎日何かしら人に役立つことをアウトプットするとなると、ぼーっと生活していると何も出てこなくなる。」とありました。

また、「人が目標を達成したい時、何か困ったことがある時、その人の頭に思い浮かび、連絡がくるような人間になりたい。」ともありました。

心から同調します。私もそういう人間になりたいです。

希望が見えてくる本です。

この記事を書いた人

相羽涼太

相羽涼太

読書、手帳術、旅行記・訪問記・食レポ、ジム(運動、食事)、英語学習などを中心に記事を更新します。

インターネットの登場で、「考える」ことが減りがちな今こそ、自分なりの軸を持って、考え、発信していくことを大切にしたいと考えています。

SF(上位10位、2019年1月現在):慎重さ、収集心、個別化、責任感、自我、指令性、目的志向、自己確信、信念、学習欲