おっさんずラブ最終話をオンタイムで見た。
予告編では年齢差カップルが予告されたものの、結論、おっさんとお兄さんの恋愛は叶わずで、お兄さんとお兄さんの恋愛に落ちついた。
主人公の春田が、幼馴染のちずと話している場面で、結婚式の衣装、どちらがタキシードでどちらがスカートなの?という議論がされている中、ピシッと、それは「両方タキシードでいいんじゃない?」とすらっと回答。こういった、誤解とか生じかねないところは、ちずを使って視聴者の解釈のズレを直していた。
主人公はあたふたしながらも、はっきりするところは、体を大きく動かし、大きな声で宣言する。こうした宣言は実際のところは難しいところがあるが、主人公が必死に伝えようとしているところからも、メッセージとして強調されている。
最後は、付き合っていた春田と牧がよりを戻し、ハッピーエンド。最後の15秒で、これまで受け身だったのが、積極的なところを出し、中の進展だったり、成長が見られる。
ちなみに、コメディ要素も毎度入れていて、主人公を演じた田中圭を無駄にムキムキと野次るところなど、ちょくちょくコメディタッチのところを入れていた。
最終前話から最終話が飛ばしすぎではあったのだが、最終話の予告見る感じではがっかり展開を予想していたので、ハッピーエンドとなってよかったように思う。
一つひとつをよく見るとベタで分かりやすい展開なのだが、全体フレームを崩しているので、新しい感覚を覚える。面白かったし、勉強になった。
また、本作はSNS上でも話題になったと聞く。SNSが火をつけ、視聴率や満足度に繋がっていくTVのあり方の変容も少し感じた。
なお、プロデューサー談のこんな話を見つけました。
○『おっさんずラブ』28歳若手Pが語る、大反響の裏側 「テーマは“働く今どきの男女の恋愛観”」|Real Sound|リアルサウンド 映画部