ブログをやっていくにあたって、何が必要か、ということが分かっていなかったため、ネットで検索した結果、本書に辿りついた。
今回、書評は少し分けて記載し、今回、第1章について記載していく。
第1章は、著者がブログで生計を立てるまでの経緯が述べられていた。
かなりの読み応えがあり、著者が時にはリスクに晒されつつも、何とか凌いで、生計を立てるに至るまでの試行錯誤や苦しみが克明に描かれている。
その中でもブログの書き方についての教えが所々に織り込まれており、
「人は自分の知っていることにはあまり価値を感じません。〜あなた独自の価値(知識や経験)を発信していくことが重要です。」
とあるように、自分軸を持つことの大切さを度々主張されている。
まだまだ見習い中かつ模索中ではあるが、しっかりとした「自分軸」を今年中にある程度持ちたいな、と思う。
さて、内容についても述べていく。
まず、私が衝撃を受けたところは、
「今までの経験から、飯が食えるブログを作るためには、とにかくネタを集める必要があるということは強く意識していました。何かを経験したら「メモ」「撮影」「背景の調査」は忘れずに。〜40枚綴りの単語帳はここ数ヶ月で5個くらい使いきりました。」
という箇所である。この3点は大切なのは分かっているつもりであったが、自分はしっかり出来ていないのでは、とハッとさせられた。
また、著者はすぐにメモをする癖が染み付いているが、ふと自分を振り返ると、「メモしておいた方がいいかな〜、まぁいいか」となり、後で思い出せず後悔することがここ最近でもいくつかあった。几帳面にメモをした方が役立つのは、自分のスタイルとしてもあっていると思うので、メモはしっかりして、後からでも思い出せるように残しておくことは以後徹底しよう、と反省した。
次に、「やはり大事なのは学習意欲と実践」というところである。
著者は、かなりのところ独学でIT関係を学んでおり、セミナーとかは独学のノウハウの修正や基礎の再習得、友人関係の構築に利用したと言っている。当時は効率的な学べるツールがなく、非効率であることを認めつつも、試行錯誤でアドセンスなどのノウハウも身につけている。
また、ブログもかなり色々と作って、失敗しているものも多い。このような量産と努力を文章の節々から感じられる。
著者はかなりコツコツとやる能力に長けているとは思われるが、色々と試行錯誤していく力は、かなり憧れ、凄いな、と思う。生計が立たないから必死であったということだとは思うが、機会をしっかり活かすために、かなりのトライ&エラーをしてきたことが分かった。
自分の試行錯誤量が不足しているな、と純粋に思った。失敗などはなく、全てはエラーなのだから、トライをし続けようと思った。
最後に、オリジナリティについてである。
「最初はテンプレートで全然オッケー」としつつ、その後は、「人間は必死になると足りない知識を補おうと勉強」し、そこからオリジナリティが出てきて、人は違いに価値を感じてくる、と著者は主張する。
テンプレートからの卒業は「不足」を感じるところから、自分で補おうとして卒業していくということを学んだ。
特にテンプレについては是非の議論があるところではあるが、初心者には必ず必要で、そこから不足とか物足りなさを感じてきたら、前に進めることが必要な時期なのだな、と理解した。
正直、テンプレの是非については色々なことを言う人がいて、結論が出ていなかったので、自分なりに整理ができてよかった。
努力が血の滲むような量をしているのを文章から感じ、一瞬圧倒されるが、しっかり向き合うと学びが感じとれた。
(続く)