書評『あらゆる小説は模倣である。』(清水良典)

鳥取砂丘の写真

タイトルがびっくりするが、がっつりした評論であった。はじめに、あとがきを読んでから後半から読み進めるのが、大事なところから読めるのでオススメ。詳細な感想は以下。本はこちらから。

本・・・あらゆる小説は模倣である。

【感想】
○最初の方は冗長な印象。後半になると具体的なノウハウも入ってきて、読みやすく感じてくる。

○筆者の分析はあちらこちらに行く。硬い文書からマンガからBL、ケータイ小説まで分析している。

○評論の価値。優れたものは世界観(ものの見方)と価値観(考え方)を揺るがし、活性化する働きがある。

○優れた小説は、読者の想像力の働きを想像しながら、書いている。…小説家の凄さを知った。

○個人の才能とか独創性は、ほんとは大したものではない。蓄積に支えられ、交わることが創造、表現の目的。

←かなり響いた。才能とか大したことない、と明言してくださるのがありがたかった。

○絵などにも分析がある。

【気づき】→to do
○ネット時代だからこそ、書物という何千年もの蓄積を持つデータベースに触れるべき。
→6月から週に2冊ペースで読む。

○あらゆる小説は、部分や無自覚を含めてなんらかの模倣はしている。密猟者の自覚と技術の研磨こそ目指すべき。
→真似ぶこそ学ぶこと。先人から学ぶことは新しいことを生み出さないから。。とか思ったことも特に高校とかあったが、優れた画家は盗む、ということで上手く盗んで自分に活かすことをまずは意識して学習を進めるところから進める。

○個人の才能とか独創性は大したことない。人間が永い歴史の中で育んできた蓄積に支えられ、それと交じりあうことが使命。
→人間なんぞ大したことない。努力を毎日して、淡々と日々成長していくしかないことに改めて気付かされた。日記をつけてPDCAを!

この記事を書いた人

相羽涼太

相羽涼太

読書、手帳術、旅行記・訪問記・食レポ、ジム(運動、食事)、英語学習などを中心に記事を更新します。

インターネットの登場で、「考える」ことが減りがちな今こそ、自分なりの軸を持って、考え、発信していくことを大切にしたいと考えています。

SF(上位10位、2019年1月現在):慎重さ、収集心、個別化、責任感、自我、指令性、目的志向、自己確信、信念、学習欲

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