他人との比較
もし、人間が自分1人であれば、退化も進化もしないし、その前に孤独で繋がりがなさ過ぎて辛いと感じてしまうだろう。
だからこそ、社会的動物としての人間は本能的に他人と比較してしまうし、それは必要なものだと思う。
しかし、他人との比較は強烈な劣等感を導きもしてしまう。それでも比較することを辞めることはできないので、比較によって得られる事実をどう自分の中で解釈するかが非常に大切になってくる。
人からどうやって抜きん出るか
他人との比較でまず見えてしまうのは、自分が劣っているところである。そこについては自分で感じるところがある。
しかし、自分で自覚するレベルで劣っているところでは、どう頑張っても、優れたレベルには至らない。そこは長所の代償として、どう諦めるかが大事でもある。
そうではなく、他人からの「意外な褒め」こそが他者との比較で大切である。お世辞としての褒めは除くいても、たまに褒め言葉を貰うことは誰しもがあると思う。実際には、それら褒め言葉は自分にとっての「当たり前」なので、聞き逃してしまうのだが、それこそ、書き留めても脳に刻み込むべきことである。
そして、それを極めていけば、褒めの言葉を複数の人間から言われることになる場合がある。褒めの言葉への自覚がないものほど、自分が磨く箇所なのだ。
思考の整理は必要
それにより「得意」は見えてくるものの、それでは、自分がやりたいことは見えてこない。
自分がやりたいことを考えるためには、どうしても思考の整理が必要である。そして、「やりたいこと」のヒントは全て自分の歴史にある。
それは、自分の経験からでないと、「やりたいこと」として気持ちが芽生えるまでには至らないからである。
ちなみに、この観点では、マイナス感情を活かせることもある。私は、怒りの感情は見つめ直すようにしており、それが自分が「変えたい」と無意識で考えていることに触れているからだ。
アウトプット力
とはいえ、アウトプット力は誰でも、常に鍛えておいた方がいい。
私の場合、初対面は苦手なので、その場合は、ある程度会話フォーマットを決めておくと、スムーズに会話できる。
ビジネスの会話においては、端的な会話が要求される。そして、よく言われる「結論ファースト」は実際にアイデアを出す方法とは異なるので、訓練が必要になってくる。私自身、訓練で端的な話を練習し、多めに見積もっても3年前と比べると、端的に話す力は向上していると自覚している。
他方で、元々ではあるが、長々と話をするのは苦手である。その意味では多少話を長くするためのスキルも知っておいた方がいい。
アウトプットをするスキルは、自分の得意を強調することができる強力なツールである。