無意識の押し殺し
組織の中にいると、どうしても上下関係というものが存在する。
そして、上司の業務命令を部下は聞かなければならないという構造がある。ただ、その代わりに、何かあった際に上司は責任を取るということにもなるのだが、これが必ずしもそうでないように思われるため、半沢直樹に出てくる適役のような悪いイメージが付く。
ただ、トップでない限り、どうしても上の立場の人はいるので、その人をある程度慮る必要がある。問題はその程度である。
ここで何らかの文脈で下の立場にある場合に注意したいのが「無意識の気持ちの押し殺し」である。たとえ自分は案外思ったことを言っていると思ったとしても、どうしても「気分を害さないように」とかある程度配慮をしているのだ。
そして、ストレスが知らないうちに溜まっている可能性があるのだ。その点は注意しなくてはいけないな、と常に感じている。また、そんなストレスが溜まり続ける状況が長く続くようであれば、環境を変えることも辞さない覚悟が必要になってくる。
小規模化の時代
テレビや新聞が世論をコントロールしていた時代から、SNS・Youtubeなどが登場し、多くの人が参画することにより、報道のあり方が変わりつつあるとは言えるだろう。
もちろん、テレビ・新聞からシフトしたくない層というのもまだ一定数いるが、今から20年後にその層がどの程度いるのかというと、少なくともあまり多くないように思われる。
一番分かりやすいのはこの事象ではあるが、ビジネスにおいても、古くからある大企業の力はそこまで強くなくなってきていて、少し気運が変わりかけているようにも思える。
その意味では、まだまだ既存の制度は残っているものの、それでも、既に人の「安心感」はなくなってきている。
しかし、それでも人間は社会的動物ではあるので、完全に独りでいることはできない。そんな中でどうコミュニティを作り、人と協力し合うのかが大事だと強く感じている。結局は自分で動き、自分で生き抜いていくことが大事だ。