身につきやすい環境
一番分かりやすいのがスポーツ選手だと思う。
実際、コーチや選手同士など、会話するのが必須となっている職業である。かつ、チームワークという意味では、雑談も身につくし、戦術など真面目な話もする。
そういうスピーキングが先導すると強いな、と感じる。
他方、一般的なビジネスパーソンとなると、仕事上の専門的な話のみ英語でする場合が一般的であり、スポーツ選手に比べて難しい単語・表現を使う必要があるし、まずはそこである程度実力を示さないと、雑談などのフェーズに行かない。
また、メールをすることや文献を読むことなどはあるが、これも高度なレベルである。
そのため、求められるアウトプットレベルが高いというハードルがある。
ハードルを下げること
そのため、どうしても一般的なビジネスパーソンにとって、英語は難しいという印象を持ってしまう。
そして、実際、アウトプットの機会も限られており、その機会で求められるレベルが高いがために、かなり苦しい想いをする。
「できないこと」というのは多くあるが、実力の向上を外面的に感じにくいものは結構苦しいな、と感じてしまうのだ。
だからこそ、ハードルを下げることに力を入れることが大事だと感じている。洋楽を聞いてみるとか、洋画を見てみるとかして、英語に囲まれていくことが大事だな、と感じる。
つい、自己肯定感が低下してしまうので、「やった」として、自分にマルをつけていくことが大事だと感じている。
私自身、初対面が苦手だが、会話をすること自体は好きなタイプなので、大分苦しい想いをしている。工夫は途上ではあるが、少しでも楽しいと思える瞬間を増やすことは私にとっては大事だと痛感している。
学生時代の活用
その観点でいえば、これは環境にもよるが、学生時代に留学をしておけば良かったな、と思う。
友人と話すとか日常会話で、異なる価値観の人と話す楽しさを知るだけでも大きかったように思う。
別に語学はマストではないと思うが、どうしても日本は単一民族に近いので、体験できることの幅が狭くなりがちだと感じるのだ。とはいえ、それに学生時代に気づくというのもまた偶然な気もするが、学生時代に楽しさを知っていれば、苦しみも少なかったかな、とは感じるのだ。
もう仕方ないことだが、高校時代に英国に行けるプログラムがあり、そこで少し興味はあったものの、結局躊躇ってしまった苦い経験があり、振り返ると「行けば良かったな」と感じることがある。