最近、人間関係について思考がぐるぐるとかけ巡っている。
循環を断ち切るには時間がどうしてもかかるが、そんな循環を断ち切っていきたいと思う。
まずはその「循環」を整理していきたい。
尊敬がキーワードではある
人間関係は難しいが、「上手くやっていくための方法を」となれば、「尊敬」がキーワードになるだろう。
正直、どの箇所でもよく、1点のみでも全く問題ないが、どこか尊敬できる箇所があれば、自身の許容範囲はかなり広がると感じる。
実際、尊敬する部分がある人は、たとえ他の人が欠点を批判していても、「確かにそういう部分はあるけど、」という思考になり、尊敬する部分への視点を失いにくいと感じる。
苦手なタイプはいる
しかし、できる限りフラットに接するようにはするものの、過去の環境などにより、どうしてもなかなか好きにはなれない人はどうしてもいる。
そして、距離を置くことはできても、そうした人たちと一切関わりを持たないというのはかなり例外的なケースでない限り不可能だと感じている。
私の場合、割と後見的すぎる人は苦手である。もちろん、それは私が一人っ子であることや幼少期の環境などが影響していると自覚しているが、厳しく感じてしまうものだ。
例えば、自分なりに何かやろうとすると、否定してくる人がいる。それが自分の表現の質を上げるための建設的な意見と思えればいいが、存在を否定していると思える表現をしてくる人がいる。
そうなると、どうしても「あなたは私の神ですか?」という想いを抱き、それが続くと、「そんなに自分のやり方を指定したいなら自分でやれよ」と思ってしまう。そして、そうすると距離を置くのだが、たまに距離を置いているのに気づかないケースもあるので困る。
同じような悩みであれば解決に進んでも良いものだが、気が付いたときに、同様の悩みを抱えることがしばしばあるのだ。
価値観と人間関係
そして、人間関係は、どうしても自分の価値観を反映する。
私の場合、チームでいえば、自律的にそれぞれのメンバーが自分の役割を果たすことを重視している。
その観点で、漫画「キングダム」はかなり勉強になる。中国史をモチーフとし、チームで活躍していく作品ではあるが、登場人物各々が自分の夢に向けて邁進していく様子が現れている。
一番示されるのは、王と将軍の関係であり、方向性は異なるものの、どちらも「なくてはならないもの」であることが理解できる。
王の方が権力としては大きく、出会ったときには、基本は将軍は礼儀を尽くしているが、それぞれが自分の道を邁進して体現しようとしているのだ。
だからこそ、その違いはどうしても生じてしまう。
そうした価値観の違いが、正反対に近いほど、ちょっと理解し合うのが難しいな、と感じやすく、そう考えると、人間関係は難しいな、と再度感じてしまうのだ。