文字だらけのプレゼン
文字だらけのプレゼンをよく見る。
PowerPointで作られているのに、文字が多い資料も多い。
それは、もしかしたら、読み物としては使えるのかもしれないが、正直、それだったら、wordで作成して「これは文章です」と主張した方がもはや分かりやすいように思う。
プレゼンとしての価値
実際、パワポの資料において、プレゼンで価値のある資料はあまり多くないように思う。
そして、残念なことに文字だらけのプレゼンの発表はあまり意味がない。なぜなら、聞き手は発表の音声ではなく、スライドの文字を追っているからだ。
人間は想像以上に器用ではない。文字を追うか話を聞くかについても、両方一気にやることは私にはできない。
だからこそ、文字を書きたい気持ちを我慢して、スカスカにする必要がある。
音声がメイン、スライドはサブ
結論から、視覚補助としてスライドを使う必要があるのだ。
そして、これが案外難しいものである。
まず、サブとしての資料にも関わらず、視覚が分かりやすくするために、要すれば、写真やグラフなどを用意する必要がある。この作業が一見無駄に思えてしまうのだ。
やはり文字に書くと安心感があり、つい文字に落とし込んでしまうが、そこは我慢である。書くとしても数文字にする必要がある。
数文字であれば「文字を追う」必要がないため大丈夫である。例えば、「灼熱のスキー旅行」とだけ書いていても、この文字は邪魔しないし、文字を追うと、かえって「どういうこと?」となって話が聞きたくなるように感じる。
いずれにせよ、印象づける必要があれば、想いはプレゼンで出すことが求められ、資料作成時には心の中に秘めておくことがどうしても必要だ。