【書評】「勝間式ネオ・ライフハック100(勝間和代著)」〜動画と文字の相乗効果を体感した本〜

先日、「勝間式ネオ・ライフハック100」という本を読んだ。本の内容もあるが、個人的には、この本を作る過程や作り方に関心を持った。

感想を述べていこうと思う。

Youtube動画をまとめた内容という切り口

これまで私は、ブログをまとめた形でできた本に苦手意識を持ってきた。

本のネタとして活用するのは当然ながら全く問題ないが、編集をしっかり加えないと、日によって気分は異なるので、本にすると一貫性がなく見えてしまうのだ。

その元ブログを読んでいると別にそうは思わないかもしれないが、本として文章を読んでいると違和感を感じるのである。

他方で、この本のように動画コンテンツをまとめて書籍という文字コンテンツで表現することには大きな価値があると思った。

動画で耳で聞く印象と、文字で目で見る情報のイメージは案外異なると感じた。この本でいえば、私は、すべてではないが、割と著者の動画を視聴していた。

動画は物事の導入としては非常に優れていると感じる。少なくとも伝える側に「伝えよう」とする意思を見ることができるからである。

実際、この本を読んでいて、「あ、あの話か」と反応できる話も多かった。

そして、動画を見た上で本を読むとかなり良い復習になると感じる。加えて、本には動画コンテンツを視聴するだけではどうしても欠けてしまう網羅性が手に入るのである。

さらに本の記載で気になったことがあれば、動画で確認して理解も含めることができる。

相互性がかなりあると感じた。

本の使い方が確認できる

この本でいえば、タイトルを見るときに最も思うことは、どう考えても「100」って数字が多いな、ということである。

100個あっても全部はできないよ、とさえ感じてします。

しかし、それこそ、本の使い方のメッセージを伝えているように思える。「本は全部読むことに意味はない」のだ。

こういった具体のやることにも触れた本であるからこそ、多岐にわたる記載をして、誰でもどれかには引っかかるようにマスに対するメッセージとして工夫しているのである。

だからこそ、読むときはあくまでパラパラ読みで、引っかかるところだけしっかり読めば、それでこの本の役目は満たされたという割り切りが求められているのだ。

縦スクロール型の電子書籍

同書を私は電子書籍で読んだが、この形式が私はいいと思った。

ページをめくる方式ではなく、縦に動かす型で整備されていたのだ。本のメリットである一覧性という点を上手くPRする形式だな、と感じた。

睡眠時間の捉え方

少し内容にも触れていきたい。

読んでいて、「考え方を変えよう」と思ったのが、睡眠の考え方である。私はこれまで「1日の中で余った時間=睡眠」という認識をどこかで持っていた。

しかし、その考え方がよくなかったのだ。本書が示しているのは、「1日の中で7〜8時間を割り引いて考えてみる」という考え方である。

確かに睡眠はマストなものなのだから、余りで考えてしまうとどうしても不足気味になってしまうが、引き算で考えて、活動時間をあまりとして捉え、そこを工夫するようにシフトした方が良かったのだ。

労働時間

労働時間の話では、本書では、「3時間労働」について書かれている。

そんな中でハッとしたのは、「8時間労働の常識を疑う」ということであった。確かに、私の中で「8時間労働」は当たり前になっていたが、その当たり前はあくまで戦後のわずかな時間の常識に過ぎないのだ。

そして、実際、8時間労働を真剣にすると、数日もすれば割と結構ヘトヘトになるのだ。

3時間労働は高度だとは感じたが、とはいえ、私の中では、労働時間に対して、「8時間労働に近づける」というアプローチを取っていた。最低限ラインの引き方が誤っていたことに本書を読んで気づいた。

それと同時に、常識に囚われないことの必要性をここで学んだ。

この記事を書いた人

相羽涼太

相羽涼太

読書、手帳術、旅行記・訪問記・食レポ、ジム(運動、食事)、英語学習などを中心に記事を更新します。

インターネットの登場で、「考える」ことが減りがちな今こそ、自分なりの軸を持って、考え、発信していくことを大切にしたいと考えています。

SF(上位10位、2019年1月現在):慎重さ、収集心、個別化、責任感、自我、指令性、目的志向、自己確信、信念、学習欲