【書評】「世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方〜人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド(八木仁平著)」〜人生の方向性を知りたい人にオススメ〜

自分のことは一番自分が知っているはずなのですが、無意識の領域があまりに多いため、自分のことを理解することは容易ではありません。

だからこそ、人生を過ごしていて、モヤモヤすることは山のように出てきます。

しかし、この本は、そのモヤモヤに対して一石を投じます。人生で生きる目的、いわゆる「ビジョン」を決めたいという場合に読むと、ヒントになることが多い本です。

私個人としては、幸せって何だ、と考えることも日々多いので、学びの多い本となりました。

人生の成功とは何か

この本では、序盤から人生の成功を定義しています。

曰く、「今この瞬間に、やっていることに対して充実感を感じていれば幸せであり、人生の成功です。」とのことです。

一見すると、この定義を受け入れるのに疑問を感じてしまうのですが、実際はこの定義で生きた方が生きやすいと思います。

結局、将来のことは予測でしかありません。だからこそ、今やっていることに充実感を感じていれば、それで幸せで、成功しているのです。

そして、生きる時間に締める成功の時間が長いほど、成功と確信を持って言えるようになってくると感じています。

やりたいこと探しの方程式

そして、この本の主題である「やりたいこと」を探す方法も、シンプルに書かれています。

その方程式は、「「価値観」(大事なこと)×「好きなこと」×「得意なこと」」と述べられています。

色々な本やサイトで、色々なことが言われていますが、多くの方程式は、複雑なので頭に入らないという難点があります。

その点、この「やりたいこと」探しの方程式は非常にシンプルです。人間の頭には複雑な情報は扱えず、1度に扱えるのはあくまで3つまでかな、と感じています。

網羅性という側面で見ると、細かいことをいえば漏れてはいるのかもしれません。しかし、シンプルでないと自分自身が覚えられないので、それは自分にとっての意味がないのです。

その点、実践的な方程式だと考えています。

価値観(大事なこと)

生きる上で何を大事にしているでしょうか。

これは、本にある質問に答える中で浮き上がってくるものです。

質問に回答していくと、その中で共通する点が見えてきます。その共通点を見つけると、色々な質問への回答の軸が見えてきます。

その軸こそ価値観です。

私の場合、自由を求め、挑戦・前進することを重視しています。他の人は美しさかもしれませんし、あるいはシンプルであることかもしれません。

これを見つけることで、自分の中でブレない軸が分かっていきます。そして、好きなことを、価値観に従って、得意な方法で表現することで、幸せに生きられるようになるのです。

得意なこと

得意なことを知っておくのは非常に重要です。

私自身は、ストレングスファインダーを活用していますが、何らかのツールを活用し、人からの指摘を聞いていれば、得意なことについては、少なくとも当たらずとも遠からずの理解はできると思っています。

そして、苦手なことは捨て、得意なことに注力することです。私は、初対面は苦手ですし、人間関係の構築にも時間がかかる方ですが、そのスキルは苦手なまま放置しています。

しかし、それでも普通に生活できています。得意で代替したり、他の人に頼ってしまうのです。そう考えることで楽に生きられます。

そして、得意を活かすことで、何でも仕事にして生活していけるという自信に繋げることができます。

好きなこと

好きなことは、情熱を傾ける分野とも言い換えられます。私自身は、「情熱を傾ける」と捉えた方がイメージしやすいです。

これは何か分からなくなりますが、何が好きなことに当たるかの指標もシンプルで、「疑問を放置したくないもの」です。

物事によって質問したくなるものと、ただ人の話を聞いて鵜呑みにしているものがあると思います。

つい質問したくなる分野。それが好きなことです。

ただし、これは興味によって変わりうるものです。上2つと比べて柔軟性を持たせていいものだそうです。

編集後記

今生きている姿が幸せであれば幸せなのです。

しかし、将来の不安は幾度となく襲ってきます。

そんな不安が襲ってきたとしても、将来の方向性さえ決まっていれば、自分が大きくブレることにはなりません。

そんな大きなブレを防ぎ、人生に方向感を持たせる方法へのヒントがこの本には詰まっていました。

この記事を書いた人

相羽涼太

相羽涼太

読書、手帳術、旅行記・訪問記・食レポ、ジム(運動、食事)、英語学習などを中心に記事を更新します。

インターネットの登場で、「考える」ことが減りがちな今こそ、自分なりの軸を持って、考え、発信していくことを大切にしたいと考えています。

SF(上位10位、2019年1月現在):慎重さ、収集心、個別化、責任感、自我、指令性、目的志向、自己確信、信念、学習欲