人からの指摘は重要であると今なら分かる。
一時期は、自分で気づくことで生活が十分に送れると思ったこともあったが、自分で考え、気づくのには限界があるのだ。
そんな気づきについて、最近貰った3つの教訓を記事にする。
強みの調整
例えば、これまでやっていた仕事内容と変わるなどして、初めて知ることが1日の中で多くなると、辛さを感じていた。
なぜ辛さを感じるかといえば、今までは知っていることが多い中で、そこから初めて知ることが多い場に行くと、元いたステージに戻ってしまったようで、それが辛さに繋がっているかと捉えていた。
しかし、その捉え方だと、解消法が考えにくかった。そのため、見方を変えることにしたのだ。
その見方こそ、「強みの調整」にある。
私の場合、仕事に慣れて知っていることが増えてくると、自己確信・目標志向などを働かせ、自律的に動いた方が強みを発揮するタイプである。
しかし、その強みは、知識が不十分なために目標を検討できなかったり、自分の判断も何もその基礎となる情報を知っていなければ自信は持てないので、初めて知る情報が多い場面では強みが活かせず辛さに変わってしまうのだ。
だからこそ、こうした強みを弱め、別の強みを強めることを意識すれば良かったのだ。
私の場合、学習欲という強みで新しいことを学ぶプロセスそのものを楽しむことを優先したり、分析思考を活かして因果関係を把握することに注力することにシフトするのだ。
こういう小さな気の持ちようでも気持ちが案外楽になるものだ。人間は繊細だが、だから面白い。
自分にあった目標設定
次に大切なポイントは目標設定である。
私の場合、目標志向的考え方が強いので、目標を設定した方が良い傾向にあることは確かである。
しかし、これまではその設定の仕方を間違えていた。ゴールに向かうための中間地点を上手く考えられていなかったということだ。
恥ずかしながら、目標が高すぎることは私には向いていなかったのだ。ついつい、世の中には高すぎるとも思える目標値を念頭に置くことでモチベーションになる人が一定数いるのでその常識のようなものに騙されそうになっていた。
そのまま行動を積み重ねればゴールにたどり着くような状況になり、ゴールより上振れでクリアしようと思うときにやる気が増すのだ。
そんな個々人に合ったやり方を考えることが大切だった。
日々の成長を感じ取る力
最後が日々の成長を感じ取る力である。
そもそも、どうも私は、できる/できないといった白黒で考え過ぎてしまう癖があることに気がついた。にも関わらず、私個人としては、「そもそも」思考を割と取るようになってきたと思っていた。
それは完全に誤解で、無意識が決めているところでは、常に「できる」人を目指していたのだ。
そして、その「できる」の基準が極めて曖昧であったのだ。他者から見て相対的に「できる奴」と思われることを無意識で考えていたのだ。
そもそもの「できる」の基準が曖昧で、かつ、他者基準であった。
この癖を取るためのポイントこそが、日々の成長を感じ取る能力である。
私は、そもそもの自分に対する自信が欠けていたのだ。囚われるのは他者との比較ではなく、日々の成長に対してだった。
そして、現状として、数週間のスパンを持って考えないと自身の成長に気づけないことが課題だった。そうであれば、そのスパンを短くしていけばいい。
日々の成長を感じることができれば、心が不安に押し潰されそうになることが圧倒的に少なくなる。