影響力を与えるとは何か

これまでの人生では、「人から影響を受けたな」と思うことはしばしばあっても、影響を与えることに焦点を当てたことはあまりなかった。

しかし、自分の強みを見ると、影響を与える方に出ているし、影響力資質が強いことを知り、気にするようになってから、影響力を与えることの楽しさを少しずつ感じることができるようになってきた。

正直、「影響力を与える」という言葉自体が堅苦しい言葉のように感じる。人は影響を受け、与えて生活する社会的生き物なので、もっと身近なものとして捉えるべきであった。

影響力を与えると楽しい

組織の中の一員として活動していると、この影響力を与えるということは感じにくい。給与を貰っていることからも、それが義務であるという認識がそれを邪魔しているのかもしれない。

しかし、プライベートで本当に小さなことを考えると、その楽しさが感じられるようになってくる。

目の前の人を喜ばせることだ。例えば、道で見知らぬ外国人に話しかけられ、少し道案内をしたら凄く嬉しそうで感謝をしていたとか、いつの間にか私がかつてオススメをしたものを友人が持っていて、別の友人にオススメしているとかそんな様子をみると、自分も嬉しくなる。

影響力は時間がかかる

先の例のうち、道案内の例は即効性があって分かりやすい。しかし、現実にあることの大半は影響力を行使して、それが効力を持つのにタイムラグがある。

この認識も大事だと思う。

私は、ふと聞かれたことをきっかけにApple Watchをかつてオススメしたことが数回あり、その話をした後に、2人の人が付けていたことを確認した。

そして、声をかけてみたら、嬉しそうに「買ったんだよね」という話をされていた。あくまでここでの話に私への感謝は出てこない。恐らく自分の価値観への落とし込みが完了したということだと解釈した。

オススメしたときに、別に付けて欲しいと思った訳ではなく、自分が好きな点をただ話しただけだった。しかし、数ヶ月後、その影響をふと受けていた。

時間はかかるものなんだ、ということを学びつつ、このなんとも言えない嬉しい感情を感じた。

自分が土台を作りたい

その嬉しさが最大化するのはどんな時かを考えたとき、私の場合は、自分が考えたことを土台にして、周りのみんなが話している様子を聞いたときであった。

活気がなく、何をすれば分からないように思えた周りの人が、自分が議論の前提を提案したことで、イキイキと動くようになっていた。

何をしたらいいか分からず、呆然としている人を見ていると能力を生かしきれていないように感じる。それが変化する様子を端から見るのは嬉しい経験だった。

アドバイスを活かすこと

影響力を与えることを考えることで、影響力を受けるとは何か、という捉え方も変わってくる。

先にも触れたように、アドバイスを貰っても、それを自分の中に落とし込むのには時間がかかるのだ。

そして、自分の中に落とし込んだときは、そのアドバイスが自分の中の「当たり前」になってしまう。だからこそ、アドバイスを貰ったことへの感謝というのは伝えられないこともある。

しかし、それでもアドバイスした側はされた側が受けたアドバイスを前提にして行動しているのを見ているだけで嬉しいと知った。

そうであれば、表面で感謝を伝えるよりも、素直に従おうと思えたアドバイスについては、自分に落とし込むことに躍起になることこそが大事だったのだ。

この記事を書いた人

相羽涼太

相羽涼太

読書、手帳術、旅行記・訪問記・食レポ、ジム(運動、食事)、英語学習などを中心に記事を更新します。

インターネットの登場で、「考える」ことが減りがちな今こそ、自分なりの軸を持って、考え、発信していくことを大切にしたいと考えています。

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