書評「ウェイトトレーニングー理論編ー」(山本義徳著)

ボディメイクをしたい、特に大学時代までの太った身体を自分で好きになれなかったが、筋トレを始めることで、少しずつシャープな身体になってきた。

まだ腹筋が割れてないのだが、割れる片鱗は見えてきた感じである。まだまだ修行中の身だが、まずは腹筋を割りたい。それには体脂肪率12%を下回ることが必要だそうなので、まずは12%台を目指したい。

ウェイトトレーニングについては、ジムに申し込んでみたものの、やり方が全く分からなかったため、パーソナルトレーニングを始めた。

そして、ようやく型が分かってきた。そんな段階の私がこの本を読んでみた。

ちなみに、著者はダルビッシュ有などのトレーニング指導もしているらしい。彼の身体をみると、信頼性が高まる。

そうすると、これまで指摘されてきたことの意味が分かってきた。断片的な知識が繋がってくるのを感じた。

ただ、この本は専門用語が定義なしでバンバン出てくるため難しい。また色々トライして帰ってくると、見方が変わってくる本だな、と思った。

半年に一度見返すといいのかもしれない。また、トレーニングは何となくでなく、頭を使ってやらないとな、と痛感した。

さて、今回初読で得たところを3点紹介したい。

①筋肉の発達メカニズム

筋肉が発達するのは、超回復ではない。ストレスに対する適応現象である。

更に、刺激も、100の能力がある場合、101の刺激があればよい、というのも衝撃的だった。

超回復は理論として微妙というのはどこかで聞いたことがあったが、本書で明確に否定されていた。また、ストレスへの適応で発達する、ということにかなり納得がいった。だからこそ、筋トレでは色々な刺激を与える必要がある。それは自分が飽きるからではなく。刺激を色々与えないと慣れてしまい、筋肉が成長しないからである。

特に最初の方、色々なトレーニングを紹介され、全く吸収できなかった。でも、「BIG3やっとけばOK」とも言われる。トレーニングは色々やった方がいいのか、単一メニューでいいのか、どっちだよ、と思っていたのであるが、多様な刺激という意味で色々なトレーニングを教わったのか、と理解できた。色々なトレーニングは、BIG3の枝葉の部分だというのも、何となく身体で理解してきたが、理論的にも理解できた。

なお、刺激にも、物理的と化学的があるらしい。詳細は本書にあるが、様々なトレーニングを組み合わせる必要性が理解できる。

②万能なトレーニングはない。

アセンディング、ディセンディングなど、色々なトレーニング方法があるが、それぞれにメリット・デメリットがあり、万能ではない。とにかく、全体として「新鮮な刺激」を与えることが必要である。

そして、何となくトレーニングしても筋力はアップするが、しかし、効率的な方法はある。個人差もあるので、取り入れは自分に合うかを調べつつやっていくことがよいことが分かった。

私はアセンディングーディセンディング派だったが、最大重量2セット&ディセンディングも取り入れてみようと思った。

なお、ネガティブについても、やりすぎはよくないというデメリットがあるようだ。ネガティブはいいこと尽くめだと思っていたので、良い点、悪い点を見極めたい。

③時間について

学んだところを記載していくと、

○トレーニングは1回75分を超えるとテストステロン分泌がなくなっていき、自分の筋肉を栄養として使ってしまうから、長すぎるのはよくない。

○各箇所週2くらいが一番トレーニング頻度としてはよい。

○レストはトレーニング強度によるが、強度強い場合はしっかりレストを取る方がよい。

(○成長ホルモンは体脂肪燃焼。筋肥大には役に立たない。)

などの点があった。

それぞれ時間・頻度とかは最適なものがデータ化しているということである。

時間も長すぎはよくないし、頻度も同じところをやりすぎるのは効果がない、というのは、しっかり理論的裏付けを頂いたと感じた。

実際にトレーニングは集中力からいっても60分前後しか出来ないのであるが問題ないこと、トレーニングも毎日なんて出来ないのであるが、むしろ毎日はよくないことが分かったことは身体で何となく分かっていたものを頭にも理解させる作業が進んだようであった。

理論編とあるように理論に特化している。こうしたのが書籍化しているのは他にはないのではないだろうか。

書いていて更に思いを強めたが、自己の把握が大切である。

自己洞察力を高めるべく、レビューの必要性を改めて実感させられる本であった。

この記事を書いた人

相羽涼太

相羽涼太

読書、手帳術、旅行記・訪問記・食レポ、ジム(運動、食事)、英語学習などを中心に記事を更新します。

インターネットの登場で、「考える」ことが減りがちな今こそ、自分なりの軸を持って、考え、発信していくことを大切にしたいと考えています。

SF(上位10位、2019年1月現在):慎重さ、収集心、個別化、責任感、自我、指令性、目的志向、自己確信、信念、学習欲