オンライン教育の可能性について

新型コロナの影響により、様々なところでオンラインの可能性を言われています。

教育の分野におけるオンラインの可能性について、色々言われている中で考えてみました。

参入ハードルはある

オンライン教育は、最初にハードルがあります。それはシステムの理解です。

「システムがよく分からないからやるのが面倒だ」となることがしばしばあります。

そこのところはハードルであり、柔軟に受け入れることが大事だと思います。

主体性を持つことがより重要に

オンライン教育が進めば、より「選択の自由」が増えます。やってもいいし、やらなくてもいい訳です。

そのため、本人の意思がより重要になってきます。既にその方向性に変わりつつはありますが、皆が似た価値観を追い続ける時代は終わり、山のようにある選択肢の中で、色々な可能性を捨て、どれかを選ばないといけなくなる風潮がより進んでいくように感じます。

教える側からすれば、「追体験させやすくする」ことが大事です。しかし、オンラインだと工夫でできる範囲がより限定的になります。あくまで、教わる側が主体性を持つことがますます大事になってきているように感じます。

オンライン教育の可能性

即質問できる環境

教育をオンラインで活かすメリットは質問にあると感じています。質問をするというのは、内容を理解しようとしないと「質問しよう」とさえ思わないからです。

しかし、どうしても直接聞くというのは日本人の文化的に難しい場面があります。また、先生の時間も同時に拘束する必要があるので、そもそも質問することすら困難です。

そういう意味では、ネット時代は質問できる人にはいい時代だと思います。質問は思いついた時にするから発見が多いものです。

演習をPC上でやる

オンライン教育では、これまでの問題集や紙のテストを先生が作成していたところから、PC上での演習に変わっていきます。

そして、その場合、自宅等で問題を解くときは、しばしばPCでやる方が望ましいと考えられます。それは本に比べ、誤魔化しが効きにくいと感じています。

学生時代、宿題で問題集をやるときに、分からないとすぐ答えを見てしまうことはなかったでしょうか。特に、理解度が低いときだと、すぐに答えを見てしまう傾向があると思います。

その点、電子だと、答えを見ようとしても、画面を戻す必要があったり、あるいは設定上答えが覗けなくなっていたりもします。その点、誤魔化しが効かないのです。

また、電子上の管理なので、進捗状況が可視化しやすいのもメリットです。

私は、かつて「進研ゼミ」をやったことがありますが、答えを郵送するのは結局続きませんでした。しかし、それが電子上で即採点され、添削が必要なものもメールでやり取りがされれば、最初のシステムを理解するハードルさえ突破すれば、継続がしやすいのではないかと思うのです。

アウトプット

1対1

アウトプットでオンラインに最も可能性を感じるのは1対1でのやり取りにおいてです。

もちろん、遠距離であれば、直接会うことの代替手段としてのTV電話は大いに役に立ちます。ただ、TV電話で得られる非言語情報は半端なので、やると私は思ったより疲弊してしまいます。

しかし、1対1の真剣な電話には可能性を感じます。携帯電話でする気軽なものではなく、TV会議ができるような環境で、PCの前で声のみでやり取りをするのです。

電話だと、情報が声しか分かりません。それにより、相手が何を言わんとしているのかを「声」のみで判断しないといけなくなります。真剣に聞かないといけない状況になりますし、丁寧に伝えようともします。

情報を意図的に絞ることで、やり取りをすることによる効果を高めてくれます。

複数

こちらについては、オンラインに限界を感じています。

もちろんある程度はできます。しかし、複数人で話すメリットはクロス・トークにあると思いますが、そのクロスができないのです。ビジネスの場における会議も同様です。

何より、他の人が話している間はミュートにしないといけないのです。この点が、議論という意味ではあまり向かないと思っています。

あくまで講義形式で、聞いている人の反応を見たり、質疑応答をするという場合には、ある程度代替できるとは感じています。

とはいえ、講義形式もどうなのでしょうか。遠隔地の場合は革命的な進歩だとは思います。ただ、実際に直接会える近さにありながら、現状に鑑みオンラインでやっているものの場合、直接話を聞いた方が聞いている側は満足度が高いのではないかな、と思ったりもします。

オンラインでやることで質疑応答はテキストで質問を送ることになるので、質疑応答の満足度はオンラインの方が高そうです。他方、講義パートについては、オンラインなので、緊張感が格段に下がります。その緊張感の下がり度合いをどう評価するかかもしれません。

とはいえ、直接会うことで生じる移動はなくなるので、結局、「どっちもどっち」というレベルに収まっているように感じます。

この記事を書いた人

相羽涼太

相羽涼太

読書、手帳術、旅行記・訪問記・食レポ、ジム(運動、食事)、英語学習などを中心に記事を更新します。

インターネットの登場で、「考える」ことが減りがちな今こそ、自分なりの軸を持って、考え、発信していくことを大切にしたいと考えています。

SF(上位10位、2019年1月現在):慎重さ、収集心、個別化、責任感、自我、指令性、目的志向、自己確信、信念、学習欲