物事を習得するプロセス〜理論派vs感覚派〜

物事を習得するアプローチとしての「理論派」と「感覚派」

物事を知ったり、身につけたりするに際して、人によってアプローチ方法が異なります。

大きく2パターンあり、「理論派」と「感覚派」です。

ここには、個体差もあり、グラデーションがあります。

ただ、理論派の私にとって、感覚派に対して羨ましさをずっと感じてきました。それを感じては「そうでない自分」を嫌に感じてきました。

その羨ましさは別に感じる必要はなかったのです。

理論派のアプローチ

私は理論派の要素が大きいので、理論派の物事の習得アプローチはこのようなものだと理解しています。

例えば、ボディメイクの観点でいえば、理想の身体になるために食事・運動を始めていくにあたり、身体の構造・栄養学の基礎・痩せる仕組みなどの知識をある程度得て、まず頭で理解する必要がある。

頭で道のり及びゴールまで描けるようにならないと動けないのです。私の中では、納得が先に立たないと前に進めないケースが多いのです。

自分でも面倒くさいのですが、最終的に身体で理解することになることでさえ、まず頭で理解しようとします。

感覚派のアプローチ

感覚派は、ボディメイクの例でとれば、まず人・本で教わった知識を試してみることから始めます。

そのため、いきなり筋トレメニューをマスターすることに取り掛かります。その際、別に「このメニューはここに効くから〜」などという知識は不要です。

個人的な感覚で、効果が出れば良いのです。それを継続することで、成功に進んでいます。

違いを感じる場面

感覚派だと、「〇〇がいいからやってみて」というアドバイスが十分に機能します。とりあえずやってみて、数日やっていると効果を実感し始めて、それを継続していきます。

理論的要素が強いと、アドバイスの効果は本当か?と思ってしまいます。そんな疑いを胸に秘めながらも続けてみます。そして、数日やってみると効果を感じます。そこでこれまで「謎の行動」だったことに納得感が生まれます。

そうした場合、理論派だとその時点でそのメカニズムを理解したくなります。他方で、感覚派だと、このメカニズムに説明は不要なのです。できるんだからいいのです。

試行錯誤をどう捉えるか

理論派の場合、これまで習得した物事に関して、自分なりのコツなどを言語化することが割と得意です。それは理論を意識しながら、習得に向けた繰り返しをするからです。

ここにデメリットがあります。それは最初の習得スピードは感覚派に大きく遅れを取るということです。どんどん自分の無意識に蓄積していく感覚派は、理論を理解したり、頭でこねくり回す時間を重要だと思っていない傾向があるからです。

しかし、経験を積み、その次に、新しいことをやる場合、既に出来ている人にアドバイスをいただくことなどをしつつ、これまでの成功体験から理論を抜き出し、応用しようとします。かつて得た理論が応用できれば、習得する物事が増える毎に、習得スピードが早くなっていきます。

他方、感覚派である場合、言語化するのが苦手です。苦手というよりそこに重要性を感じていません。結果としてできるならそれでいいのです。

だからこそ、習得は早いです。理論派が頭で行動の意味を理解している間にも習得に向けた繰り返しをしているので、当然習得スピードが早くなります。

ただし、次に新しいことを身につけるときは、以前の知見を応用する感覚は、無意識に任せています。そのため、1つ1つ習得していくことになります。

客観的にこの習得プロセスを見れば、理論派は努力型であり、感覚派は天才に見えます。しかし、よくよく見てみると、その過程でやっていることのアプローチが違うだけなのです。

私の場合、理論派なので、説明が上手ければ上手いほど、そこに長い時間をかけて鍛錬があったことを汲み取ることができます。

だからこそ、「何か色々できるのだが、どうやってやるのか聞くと答えられないタイプ」を見るにつけ、彼らを天才だと思ってきました。

それは勘違いだったのです。あくまで身体感覚で物事を身につけるアプローチをする傾向にあるだけだったのです。

天才はいない

人は人のことを「天才」と呼ぶのが好きなようです。実際、「天才」という言葉がついていたりすると興味を持つ自分がいます。

しかし、現実には天才はいないと思っています。あくまで天才に見えるだけです。

その道の先に行きすぎているため、その道筋が雲に覆われているから、天才に見えるだけなのです。

ただし、成功に至ることができることは共通しつつも、そこに対するアプローチは個体差が多くあります。環境も大いに影響しており、個々に違うのです。

どうしても人間である限り、「羨ましさ」は感じてしまいます。しかし、その羨ましさは、ただ、自分とあまりに方法が違うがために、そのルートが雲に覆われてしまっているだけです。

そうしたときに、そのメカニズムを理解しようと努めることで、かなりその気持ちは薄れ、再度自分と向き合うことができるのです。

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この記事を書いた人

相羽涼太

相羽涼太

読書、手帳術、旅行記・訪問記・食レポ、ジム(運動、食事)、英語学習などを中心に記事を更新します。

インターネットの登場で、「考える」ことが減りがちな今こそ、自分なりの軸を持って、考え、発信していくことを大切にしたいと考えています。

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