人間関係への悩みにアプローチするときの基礎になったかつての上司の話

チームで仕事をしていると、対人関係での悩みはどうしても出てきます。

ストレングスファインダーなど理論を学び、「この資質はこういう傾向がある」と知っていたとしても、資質にもよりますが、自分にない強みを目の前に感じると、対応に苦慮することもしばしばあります。

ストレスに対応していくために、かつて色々と試行錯誤した経験です。

ストレスフルに感じたかつての上司

かつて、私の目から見れば、「動いてくれない」「決めてくれない」と感じていた上司がいました。

のらりくらりとしているように見え、決定権限があるのに決めないがために、業務は遅延していると感じていました。

また、個人的に、部下(及び関係者)が頑張ったときは自分の手柄として自慢し、部下が失敗したときは叱責している姿が印象的でした。結局は私の責任ではなかったのですが、一度疑われたときに叱責され、色々説明したことが印象に強く残っています。

私の理想の上司像から来る期待

ストレスフルに感じていたときは、ストレスが先に立ってしまいましたが、休日になり物理的距離が離れると、ストレスを感じる私の側の原因が分かってきました。

私は、私が想像している中で、上司への期待を作り出していたのでした。そして、私が求めていたのは、「いざという時の判断力」「権限の委譲」でした。それは、単純に私の期待でした。

人を個性ではなく役職で判断し、人により性格・個性が異なることを失念していたのです。

そのため、まずは頭の中に自分で作り出した「上司」という枠組みを外し、一人の人間として観察することにしました。

人の性格を観察する〜ソーシャルスタイル〜

まず、「ソーシャルスタイル」という理論を使って簡単に分析してみます。

観察すると、その方は、「エミアブル(温和型・協調派)」タイプであると判断しました。

・明るく、自分のことよりも組織全体の調和を重視する

・穏やかでかなり人に気を遣う

・周りの意見を大事にする

・リスクを取ることは避ける

あたりが該当しているように感じました。

そして、私は、自己分析では、「ドライビング(前進型・行動派)」タイプです。迅速・合理的を重視する傾向を自認しています。だからこそ、決定が遅いことに対して、割とストレスを感じやすい傾向にあります。

これを理解することで分かったことがあります。それは、「自分の影響力の及ばない範囲に手を伸ばそうとして疲弊していた」ということです。ストレスコントロールの観点からも、あくまで自分ができる範囲で対応していくことにしました。

更に観察する〜ストレングスファインダーの活用〜

大体の傾向が見えてきたところで、もう少し詳細に観察してみました。ここで、「ストレングスファインダー」を活用してみます。

観察して注目したのは、以下の2つでした。

1つ目が調和性です。典型的な日本人の強みだと思いますが、色々な意見をまとめることが好きであり、合意をとにかく重視しているように見えました。

また、2つ目として、ストレス耐性に強い方で、適応性が強いということも感じました。私の場合は状況の急激な変化への適応に時間を要してしまうのですが(そしてストレスから体重増加等身体に出てしまうのですが)、その方は、状況が急激に変化しても、感情が乱れることはあまりないのです。

ここあたりの仮説を置いた上で、具体的な観察をして、あてはめてみます。

・1度では動いてくれないが、3回くらい同じことを伝えると80%くらいで動いてくれる。

・本人の中で「怒らないように」ということをかなり気にしている。怒ろうとして、怒りを自ら鎮めようとしている時が数度あった。

・雰囲気を重視しており、「気分良く働く」ことをポリシーとしているように見える。

・雑談も大事だと考えている。ただし、笑いのものでなく、トリビア的なものが好み。

あたりが浮かび上がってきました。

対応を決める

その後、対応を決めることにしました。

・1度で動くことを期待し、求めていたがタイプが違うので期待をしてはいけない。その方の場合は、3回伝えて80%なので、淡々と3〜4回伝え続ければよい。そして、同じことを言われるのは「うるさいな」と思うので私は嫌だと思ってしまうが、その方にとってはリマインダーとして重視していて、そこまで嫌でないようだ。

・雑談が始まったら他のチームメイトに任せる。端的なコミュニケーションを求める私にとっては真剣に聞いていると疲れてしまうので、スイッチを切る。

などと決めていきました。その上で、少しずつ実施していくことで、ストレスが緩和されてきました。

学び〜時間の経過が解決する問題〜

その上司から学んだことがあります。その中で一番大きいのは、「時間の経過が解決する」ことがしばしばあるということでした。

私の場合、リスクに対して敏感なので、割と色々と気になってしまうタイプ(それもあり疲れやすい)なのですが、「時間の経過が解決する」場合も多いということは、実体験として学んだのです。

私の目から見れば、上司が「のらりくらりとしていただけ」に移りましたが、なんだかんだで前に進んでいきました。

優先順位付けの考え方として、時間が解決するものであれば、放置することも1つの手段として取りうることは、その上司と仕事をしてから自分もやってみるようになりました。

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この記事を書いた人

相羽涼太

相羽涼太

読書、手帳術、旅行記・訪問記・食レポ、ジム(運動、食事)、英語学習などを中心に記事を更新します。

インターネットの登場で、「考える」ことが減りがちな今こそ、自分なりの軸を持って、考え、発信していくことを大切にしたいと考えています。

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