疲労の悪循環
タスクが多く、夜なかなか帰れない日々が続くときがたまにあります。そんなときは、多忙な状態となっており、夜でもエネルギーを使うタスクをやらざるを得ないこともあります。
そんな、夜にエネルギーを使うタスクをやったときに感じることがありました。それは、「寝つきが悪い」ということです。
本来、こうしたときは、精神的には疲れていて、その疲れを自覚しているはずです。家に帰ったらパッと寝たいと考えてはいます。しかし、実際に家に着くと、目が妙に冴えてしまっているのです。
とはいえ、できることもあまりないので、家事をしたり動画をみたりします。そうすると、ただでさえ少なくなっている睡眠時間がさらに少なくなってしまい、想像よりも生活リズムが乱れてしまいます。
悪循環の原因を探る
生活リズムが乱れてしまうと、その乱れを1日で戻すことはできません。私の体感としては、乱れてから戻すまでには3日はかかるという感じがします。ようやく4日目になって安定の兆しが出てきます。だからこそ、この悪循環を食い止めておくことが大事です。
そして、パッと寝ることが難しい原因は何かといえば、副交感神経優位時間の不足でした。
本来の健康的な生活では、お風呂に入り、そこから2時間弱リラックスして、床に入ることになります。寝る前にある程度副交感神経を優位にし、リラックスモードになってから寝るというのが健康的なパターンです。
その点、集中が必要なタスクを夜にやった場合には、タスク完了後、たとえ気持ちの上では「帰ってすぐ寝よう」と思っていても、タスクで興奮した脳はすぐにはクールダウンしません。副交感神経優位にし、リラックスモードにはなっていないからこそ、寝付くまでの段階に至れていなかったのです。
もちろん、たまに帰宅して即寝られることはありました。しかし、今考えると、それは疲弊度合いが非常に高いときでした。ここまで至ると黄色信号が点っているので、その日が連続することは長期的観点では良くありません。もう少し手前から対策は取っておきたいものです。
夜が明るい問題
とはいえ、お風呂に入り、完全にリラックスモードにするまでの時間が確保できない場合は存在します。
リラックス時間をできる限り確保するためのポイントは、色々ありますが、光の要素が大きいと感じています。
夜が人工灯で明るいのです。リラックスモードに早くしたいにも関わらず、電車の中は非常に明るいですし、コンビニも非常に明るいのです。家に着くまでが基本的に明るいことがリラックスモードの確保に障害になっていると感じました。
こうした明るい光を避ける時間が必要だと感じました。
家を暗くしてみる
そのため、夜は、家の中を暗くしました。間接照明と、光も暖色で弱いものを使うようにしました。
そうするだけでも、かなり楽になります。慣れるまでに数日はかかりましたが、慣れてしまうと、夜に明るくしていることによるこれまで述べてきたダメージを体感で理解するようになりました。
対処療法として朝暗くする
とはいえ、家を暗くしようと、夜遅くの就寝になってしまえば、当然ながら朝の目覚めは快適ではありません。
しかし、朝に予定があれば、次の日のタスクは開始させないといけません。
そんな辛さを暫定的に回復するのが「朝暗くする」という方法です。太陽光が出ているにも関わらず、遮光カーテン+間接照明・暖色の弱い光で外出までの時間を過ごしてみました。
そうすると、気持ちが大分楽になったのです。睡眠不足気味のときは、「朝か…」という憂鬱な気持ちになってしまっていたのですが、「よし、今日も淡々と始めよう」くらいの気持ちにまでは明るくすることができました。
夜のリラックスタイムが不足しているので補うイメージを持っています。朝であれ、せめて家の中にいる間は、リラックス時間を確保しておくイメージです。そして、外に出れば、太陽光があるので、そこからが身体は朝を認識していくのです。
現代人の生活は、1日あたりの交感神経の優位時間が長くなっていて、だからこそ疲れやすくなっています。
余裕のないときほど「リラックス」の時間は意図的に確保する必要があることを学びました。
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