活発性とは何か
「活発性」は思ったことを行動に移す力のことです。
周りに、どんどん色々な行動を起こしたり、起こさせたりするタイプの人はいないでしょうか。口癖は「とりあえずやってみよう」というようなパワフルな方です。
活発性は「とりあえず動く」ということで、中国製品のように、まずは動かしてみて、エラーを修正しながら段々クオリティを上げていくと考える傾向があります。そして自律しており、放置していても何か行動しているように見えます。とにかく行動することに意義を見出しています。
そして、「とりあえず動きたい」ので、待つことが苦手でせっかちな部分があることも多いです。自分が行動するだけではなく、回りにも声をかけて巻き込もうとします。
正直、ストレングスファインダーを知る前は、私は、少し苦手な感じが強かったです。それは、私が「活発性」を中位に持ってはいるので同族嫌悪の面と、その傾向が理解できない場合の「慎重さ」との相性の悪さがあり、気分が悪くなることが多かったからです。
ただ、資質の特徴さえ知れば、上位にある方々は、何も言わずとも特攻します。そのため、例えば、「何から手をつけたらいいか分からない」という段階ではこの強みは生きますし、傾向さえ把握できれば、外面からも分かりやすい資質ではあります。漫画・アニメでいえば、ワンピースの主人公のルフィはこの資質を持っているように感じます。
2種類の活発性
概要はこれまで述べてきた通りですが、活発性にもまたタイプがあります。
大まかに2つです。1つは、「直感でとにかく動くタイプ」で、もう1つが、「よく調べ考えてタイミングを待ち、時が来たら即座に動くタイプ」です。
分かりやすいのは前者です。仕事でいえば、1週間も一緒にいれば「この人多分活発性持ちだな」と気づくレベルだと思います。
後者は分かりにくいです。そして、私は、確実にこの後者のタイプなので、活発性があることを感じにくいです。
2つ目の活発性への自覚する
私の場合、「慎重さ」が1位であることから、選択肢の洗い出し(ただし「戦略性」ほど徹底はしていない)、それぞれの選択肢の吟味が必須です。
しかし、自分の中でその過程を経て、「よし、これをやろう」と決めたとき、行動に移す際はあまりハードルがないのです。そして、行動に移すときは、確かにまずは自分が動きつつ、声がけを周りにすることがしばしばあるのです。
よく考えていませんでしたが、本ブログのタイトルを「思考の積み重ね」としたのもそこに意味があり、私の場合、思考で考える過程に時間を要するのですが、他の資質との兼ね合いもあるとは思いますが、行動に移す際にはあまり悩みません。
決めるまでは色々考えますし、その決めるまでの過程で失敗することが多いので、そこがハードルになりがちであり、そこのネックを減らす工夫は日々考えてはいます。他方で、「決めたら後は動くだけ」と思っています。ただ、色々な本や人の話を聞くと、それは当たり前ではないようです。
割と「とりあえず動いてみる」のです。もちろん、「想定と違った」ということもあるのですが、そしたらシンプルに思考して仮説の再形成に戻るのみです。そしてその段階でまた時間をかけます。
活発性を強みとして活かすには
自分の思考・行動に活かすという意味では、自身の突破力を自覚し、その力が必要な場所にいることです。
その意味では、どんな日々情勢が変わっても自分の軸はブレにくいので、その強みもあります。緊急時の際のパワーも大きいです。
組織でいえば特攻隊になります。特攻が有効な場面はいくつかありますが、戦略を戦術で覆す可能性もあるのです。「とりあえず行く」ということが必要になる場面を見極め、そこで突進することをすれば、大きな成果に繋がりやすいです。
また、人に対して影響力を行使するという意味でいうと、頭で色々と戦略を練るのは得意だが、行動に移すのが苦手なタイプの人もいます。また、資質とは関係なしに、不安や焦りから行動ができなくなっている人がいます。その人たちに「じゃあこれをやってみよう!」と言った声がけをすることで、勇気を与えることができます。
私自身、正直、活発性上位と思われる人に対し、「面倒くさいなあ」と思うことはあります。特に上司であれば、「思いつき」の発言も多いので、「慎重さ」とかち合う部分があるからです。
しかし、躊躇っている行動の一歩を踏み出す可能性を高めてくれる効果があります。そして、「やって良かった」と思うこともあるものです。
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