変化への適応はあまり得意ではないと思っていました。
とはいっても、ずっと変化しないことなどありません。
上手く適応するための考え方を試行錯誤したので記事化しました。
少しずつ適応していくことを知る
変化が起こると、「すぐ適応しないと」とつい思ってしまいます。
とはいえ、実際に適応するのはパッとできることではありません。
むしろ、いきなりやろうと思うから失敗してしまうのです。
物事の蓄積はいきなりはできません。あくまで適応するのは少しずつであり、それでいいと思うことも大切です。
焦り・不安と向き合う
環境がいきなり変わったりすると人間は焦り、不安を感じるものです。
何もかも知らない状況に急に置かれることになるので当然なのですが、焦り・不安などを感じます。
そして、それは意識上に上がってくる前には、潜在意識のところで十二分にその感情を感じてきています。そのため、意識まで上ってきた頃には相当焦り・不安を感じている状態になります。
焦りや不安の大きな原因の1つとして「情報不足」があります。
人間は考え・行動が予測できないときに、焦り・不安を感じる性質があります。しかし、環境が変わった場合、しばらくの間「情報不足」であることには変わりません。
実際、環境が変わった場合、特に仕事の場合だと、初めてやることが急激に増えてきます。分からないながら試行錯誤していくと分かってくるので、そう信じることができれば、過剰な焦り、不安に駆られることはなくなります。
影響力の輪と関心の輪を考える
これは、名著「7つの習慣」に記載のある話ですが、自分が考え・行動するのは、影響力の輪に当たることだけにするという原則があります。
これは、状況の変化があった時ほど重要になります。
環境が変化したときは、新しく得る情報が多くなります。しかし、そうした情報が、影響力の輪に属することなのか関心の輪に属するものなのかが判断ができなくなりがちだからです。
新しく得る情報なので、その場合は、影響力の輪は非常に狭くなっています。とはいえ、環境変化前は、影響力の輪がそれなりに広かったということがあるので、そこで境界の見誤りが起きてしまうのです。
その結果、関心の輪に当たることにも関わらず、自分の影響力を及ぼそうとしてしまいます。しかし、関心の輪に当たることに対してアプローチしても、関心の輪は自分の影響力が及ぶ範囲ではないので、影響力を及ぼそうと頑張ったとしても、ただ疲弊するだけです。かえって「思うように行かない」というストレスを感じてしまいます。
あくまで自分の影響力が及ぶ範囲で取り組むことが大事になってきます。忘れてしまって思い悩んだとき、この原則に立ち返ると気持ちが楽になることが結構できます。
他人を変えることはできない
環境が変わり、人が変わった場合、対人関係のストレスが生じる場合がしばしばあります。
特に出会って日が浅い場合、「まあこの人はこういう人だからなー」という相場感もできていないので、ストレスに繋がりやすい状態にあります。
そんなときに大事になってくるのが、「他人を変えることはできない」という原則です。
もちろん、変わってもらうためのティーチング・コーチング技術をすることで人を変えていくことは可能ではあります。しかし、これはあくまで長期スパンでの話になります。
変わるということは、潜在意識に埋め込まれてしまったソフトを書き直すということになるので、ある程度時間がかかるからです。
ストレスに置かれやすい状況下にあるのであれば、やはりまずは自分の感情と向き合うことが大事です。
「〇〇さんが××で困る」と愚痴を言いたくなるところですが、そう解釈することで自分が感じる心身的ダメージを考えると、自分が環境に適応していくことに集中することが大切です。
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