TVで芸人さんのパフォーマンスを見てきて得た学び

近年はあまりテレビを見ることはなくなりましたが、数年前までは毎日のようにテレビを見ていました。

その時、報道番組等は好きではなく、主にバラエティ番組をずっと見ていました。

TVは見させるための工夫はされているとはいえ、結構長い時間見ていたので不思議でもありました。それは、私自身、「見る」ということにあまりハマるタイプではないからです。

色々TVを見てきた記憶を思い起こしつつ、そのとき得た学びをまとめてみます。

漫才

私は、M1が好きで、結構見ていました。実際、漫才の技術は「本当に凄いなあ」と感じます。

最近は「コント漫才」が増えてきてはいるものの、基本的には、「喋り」のみで勝負するから凄いと感じます。言葉のチョイス・言い方で勝負することはシンプルではあれ、実際、「やれ」と言われてパッとはできないことは素人でも少し理解できるほど、難しいことだと思います。

個人的に凄さを感じた技術をいくつか紹介します。

普段の会話のような作り物

最初に心が動いたのは、ガチガチに作られたものを如何にその場で織りなされるやりとりのように見せる技術の凄さです。

ここでいえば、ブラマヨさんの漫才なんか典型例で、普段の掛け合いの延長で作成しているようなネタですが、それが漫才の軽快なテンポを生み出しています。日常会話に「もし〜」という妄想的会話が少し上乗せされた程度で、あまり違和感なく見られます。

ここでいえば、おぎやはぎさん・アンタッチャブルさんなどもそんな印象を受けます。あくまで日常会話の延長線上にあるように見え、作り物であることを感じさせないのです。

技術に見せない技術

そして、次に感動したのが技術を技術に見せない技術です。例えば、ボケを消す技術としてのサンドウィッチマンさんに感動しました。

富澤さんのボケは頭に残りにくいのです。「変で印象的なフレーズを残す」のがボケの王道のはずなのに、それを隠し、ツッコミの方を印象立たせるのは凄いなあと思いました。

よく聞くと、意外性のボケと典型的なボケを入れ混ぜており、多様なボケなのです。にも関わらず、ボケが記憶に残らず、ツッコミワードを印象に残しています。

言葉を印象づける技術

ツッコミも言葉の使い方・トーンが大事になってきた中で、かつ、作り物と見せない技術も多い中で、逆にガチガチに作っていると分かっても面白いというパターンが印象的でした。

言葉を印象づける技術だと捉えています。かまいたちさんのネタは印象に残りやすいネタです。そして、2019年のM1でも披露していましたが、UFJとUSJの言い間違いネタは「徹底的に作り込まれている」ことを感じさせながらも面白いと感じます。

南海キャンディーズの山里さんのそのタイプでしょうか。技術を堂々と表に出し、パワーでゴリ押ししている感じはしますが、そこを上から更にパワーで突き進む感じがして、個人的には好きなタイプではあります。

芸人でない者が何を学ぶか

私は喋るときに、言葉自体には気を遣いますが、喋るトーンとか間とかはほとんど気にしていません。

しかし、人を説得するとか、動かすためには、言葉を紡ぐ能力だけではなく、それを伝える力も大事です。

そうした力には多様な方法があり、それぞれの得意な形を自分で見つけ、披露していく姿はあらゆる場面に応用が効くはずです。

特に昔は、ただただ無意識に楽しんでいただけでしたが、自分に活かしていきたいものです。

バラエティ番組等フリートーク

フリートークは漫才よりは臨機応変さが要求されます。しかし、その「臨機応変さ」を発揮する中に、個性が色濃く出てきます。

やっているのは同じフリートークのはずです。それでも型がそれぞれにあるのです。典型例を2つ紹介します。

自分のフィールドで勝負する

典型例として、明石家さんまさんは、恋愛や日常生活あるあるは得意ですが、学術的な会話は本人も好きでないと思われます。

ホンマでっか!?TVなどが典型的ですが、それでも、自分のフィールドに持っていきながら場を仕切るという手法を取ります。

自分が目立つことが好きなので、それを隠さず、自分の型に昇華しています。そして、自分の得意分野を徹底的に理解していて、その範囲で勝負することを徹底しています。

徹底的に準備する

かえって、徹底的に準備する仕事術もあります。典型例が南海キャンディーズの山里さんだと思っています。作り込みによって臨機応変さを作り出していきます。

元SMAPの中居さんも、先日の独立記者会見を見て、用意周到さを強く感じました。そして、私の強みの活かし方もこの型に近いので、参考にしています。

モノマネ〜やりたいからやる〜

モノマネは本当に似ていたり、風刺を伴っていたりもしますが、そこまで好んで見るジャンルではありませんでした。

ただ、番組を見ていて、学びになったことはあります。それは、「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」を見ていたときです。

審査員でさえ元ネタが分からないネタが展開されたとき、とんねるずの木梨さんが、

「ただやりたかったんじゃないの」

と言っていたのが印象的でした。

そうなのです。「細かすぎて〜」を見たときに特に思っていたのですが、モノマネしている方が楽しそうなのです。

映像主体のバラエティ番組を見ると分からなくなりそうになりますが、モノマネ芸人さんはなぜモノマネをやるのかと考えると、それは、「やりたいからやる。」だし、実際、それでいいのです。

私は結構芸人さんのパフォーマンスを見るのが好きではあったのですが、やることの意味などは度外視で、「やりたいことをやるために全身全霊をかけているところ」が興味に繋がっていたんだな、と気づきました。

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この記事を書いた人

相羽涼太

相羽涼太

読書、手帳術、旅行記・訪問記・食レポ、ジム(運動、食事)、英語学習などを中心に記事を更新します。

インターネットの登場で、「考える」ことが減りがちな今こそ、自分なりの軸を持って、考え、発信していくことを大切にしたいと考えています。

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