呼吸。
鬼滅の刃ではなくても、昔から呼吸の大切さは言われてきました。
しかし、大切であることを知っていても、実生活ではそんなに重視していないというのが実態であるとは思います。
歌や声も同じで、呼吸こそが大事でした。そんな呼吸についての気づきについて述べていきます。
「声が割れる問題」の解決の糸口
歌に関する個人的な問題として、「地声の高い声を出すのがキツく、何故か声が割れてしまう」という問題がありました。
また、裏声にすると、声が割れることはなくなるのですが、しばらく歌うと声が出にくくなってしまい、長い間持たないという問題もありました。
プロの歌手の方々は1日8時間とか平気で歌い続けることができるらしいですが、ずっとそのイメージができませんでした。
その理由は理屈の上では単純なもので、声を出すとき、出すために無茶苦茶頑張っていたからです。声が出ないのは、自分の頑張りが足りないからだと勘違いしていたのです。
努力不足ではなく、努力の方向を全く間違えていたのです。口と鼻だけで歌おうとしていたのが問題でした。
腹から息を通して歌う
これまでの人生は、ずっと鼻と口周りのみを使って話し、歌ってきました。
確かに、「お腹から歌うことが大事」と言われたことはありましたが、その真の意味を理解することのないよまま大人になっていました。
しかし、ようやく腹に息を通して歌うイメージができました。
お腹から口まで1本の土管が通っているようなイメージをしつつ、歌うときは、「吹上パイプ」を吹いているイメージをするとピタッといきました。
なお、吹上パイプは、いわゆる昭和のおもちゃの1つで、加えてピロピロ伸ばす棒の派生形のようなもので、息で小さいボールを浮かせるアレのことです。
このイメージは便利で、高い音ほど息を使うというイメージでさえいれば良かったのです。
とはいえ、まだまだ意識することが必要なので、少なくとも無意識でやっている状態になるまでは意図的練習を続けていきます。
呼吸を極める
これによってようやく呼吸の大切さを知りました。鬼滅の刃ではないですが、歌の呼吸を極めようと思います。極めているということでいえば、B’zの稲葉さんがライブ前で特殊な機械で練習をしていて、呼吸が尋常ではないと言われていた映像をどこかで見たことをふと思い出しました。
例えば、歯間に息を通すようなイメージで、スーと言いながら、息を吐いてみてください。
その場合、私のような素人だと20秒しないうちに辛くなってしまいます。しかし、プロは40秒とかできてしまうようです。通りで、彼らはライブでハイトーンボイスなどで盛り上げられる訳です。
そして、息をギリギリまで使うと、お腹がベコベコの状態になり、(普段は見えない)腹筋の筋肉の割れ目に触れることができました。
そのときの何もない感じを知っておくことで、声の持続はそこまでと分かるようです。胸式呼吸をしていた時間が長かったですが、ようやく腹式呼吸への旅立ちができそうです。
打ち合わせなどでこちらが喋る時間が圧倒的に長くなったり、カラオケ行ったりしただけで、次の日全然声が出ないという状態からは、もうおさらばするときがきました。
また、呼吸の様子を敏感に感じる必要があり、お腹の空気具合の確認が個人的には大事で、本当に触らないと分からなかったりするので、腹筋を筋肉質にしようというモチベーションにもなります。
息を吸う大切さ
呼吸が大事であるということは、吸うのも大事ということです。吸うのが大事というのはしばしば聞いたことがありましたが、ようやく理解することができました。
恥ずかしながら、平井堅さんとかが異常に吸う息の音を出すのが気になっていて、何でみんなこんな吸うんだろうと思っていたのですが、このくらい音が出るのも理解できるようになりました。
また、BiSHのサウンドプロデューサーさんが「息を吸うのが大事」と言っていたことも、ようやく意味が分かってきました。
息で声を作るので、吸わないと声は作れなかったのです。
これからの課題:音域の謎
リズム感とか音程とか理論は全く無知識ですが、面白そうだな〜と最近は思っています。
例えば、私自身、Mr.childrenさんの「くるみ」を歌うと、転調後の方が伸びやかに歌えますし、実際、そうフィードバックを受けたことがあります。
どうも、得意な音域があるようで、自分の持っている個性を何も知らなかったということを知りました。
歌いやすいとかはあるのですが、正直、まだまだ自分自分の声を好きにはなっていません。聞いているとようやく「聞ける」ようになったくらいです。
自分の声を知り、得意を知っていきたいなあ、と思います。
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