歯の定期検診は大事だとしばしば言われます。
しかし、正直、定期検診に行くのが面倒であるのもまた事実です。
それでも、歯を定期的に見てもらうことには大きなメリットがあると、今では捉えられるようになってきました。
そのメリット3つについて述べていきます。
メリット1:仕事に追われて健康を疎かにしない指標になる
ヘアカットも同様だと思いますが、歯科検診を定期的にすることが健康であることの1つの指標であると捉えています。
一見、関係ないようにも思えるかもしれません。しかし、このような「面倒ゴト」をやるかどうかは、1つの分かりやすい指標だと気づきました。
過去、予定が詰まり、自分に余裕がなくなっていたときがありました。そんな状況で、休みの日が入ると、やれることは以下の2つのみになります。
シンプルに、
・寝る
・ゴロゴロする
です。
一応、お腹が空いて仕方ないときは「コンビニに行く」「ご飯を食べる」などが追加されますが、本当に何もしたくなくなります。
そして、ここまで極端でないにしても、疲弊しているほどに行動はしたくなくなります。そして、あらゆる行動の中で、歯と髪とメンテナンスについては、その瞬間で困ることはないため、ついつい先延ばしにしがちなことになります。
こうした「先延ばしにしがちなちょっと面倒臭いことができるか否か」というのは、1つの大きな指標になります。
心に余裕を持っておきたいものです。
メリット2:セルフケアの抜け漏れを教えてくれる
2つ目のメリットは、セルフケアの抜け漏れを教えてくれるということです。
正直、歯については、鏡がないと見えない部分があまりに多すぎることもあり、セルフケアを完璧にすることはかなり難しいと感じています。
だからこそ、定期的なモニタリングが重要になります。指摘された例を2つ挙げます。
見えない内側の磨き残し
恥ずかしながら、過去の「多忙だ」と自分で思っていた時代は、歯全体が汚れていました。笑うと黄色が目立つようで恥ずかしささえあったこともあったのですが、歯磨きを意識はするようにはなったので、歯の外見は悪くなくなりました。
歯科衛生士の方からも「外見は悪くないねえ」というコメントはもらいました。
他方で、診てもらうと、課題はまだまだ残っていることが分かりました。確かに、手鏡を貸してもらって前歯の内側を見ると、黄ばんでいるのです。
見たときは、想像以上の黄ばみ具合に悲しくなりました。しかし、これが現実なのです。言われないと決して気づけなかったと思いますが、思い返してみると、前歯の裏をしっかり磨いてはいないな、と思い当たる節もあります。
これこそ「神は細部に宿る」ではないですが、美しい歯であるためには、表面も大事ですが、見えにくい裏側もしっかり磨こうと思いました。
奥歯が弱っている
先ほどの歯磨きの漏れの指摘のように、歯科健診が大切なのは、「自分1人で完璧にケアすること」が果てしなく難しい点にあります。
そして、ケアが重要なのは、「歯が一度受けた深いダメージは2度と修復できない」という点にもあります。これは生活習慣病とほぼ同じで、糖尿病などと類似していると思います。
そして、診てもらうと、奥歯は歯磨きはできているものの、そもそもの基盤が弱ってしまっているそうです。歯医者さんからの忠告は結構無視してきた過去がありますので、恐らく類似のことを言われたことはあると思うのですが、今回は真摯に受け止めようと思うようになってきました。
そのときに、こんな質疑応答をしました。
私:「これは元には戻らないんですよね」
先生:「そうですね、進行しないように、定期検診しつつ日常のケアをして守っていくしかないです」
ということでした。これ自体は、知識としては知っていることではありました。それでも、実際に言われるとインパクトが違いました。
具体的には食いしばっている時間が圧倒的に長いです。仕事中で緊張感のある局面になると無意識に食いしばっているというのと、夜の深い睡眠状態に至る前の歯ぎしりが原因だと思っています。
メリット3:対処療法まで実施してくれる
普通の健康診断だと、例えば「血圧が高いから注意しよう」などで終了してしまいます。しかし、歯の定期検診では、悪い場合は治療まで繋げてくれるのがありがたいところです。
私の場合は、マウスピースを変えることにしました。
マウスピース
先に述べた奥歯弱っている問題の原因は、食いしばりにありますので、マウスピースを付けて寝るようにしています。
ただ、検診で診てもらうと、マウスピースが摩耗していることも指摘されました。同時に、新調の提案をされました。ハードタイプからソフトタイプに変更することになりました。
新調を提案され、しかもタイプをソフトに変えるようになるほど、無意識下における私の食いしばり癖は酷いんだなあ、と自覚しました。
同時に、ボロボロになっているのに気づいていなかったことに怖さも感じました。
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