人生は1度きりなので、どうせであれば楽しんで生きたいものです。
しかし、日常を送っていると、常に何らかの課題に直面しています。
課題と向き合いながらも楽しんで過ごしていくには、どんな状態であればいいのでしょうか。
その回答のポイントは「行動」にありました。話をお伺いして、私の価値観・考え方と組み合わせながら整理しています。
3つのライフステージ
まず最初に、現状のあり方について3つに分類されておりました。
3つの状態がそれぞれ意味することをそれぞれ述べていきます。
時間がない状態
まず最初の段階が、時間がない状態です。日々の業務に追われ、忙殺されています。
自分の現状に対する不満は心の中で渦まいているものの、無我夢中で毎日をこなしていますので、不満に向き合う時間がなくて済みます。
他方で、不満は自分の中で解決せず溜まっている状況ではあるので、「飲み会に行って上司・同僚の悪口大会をして憂さ晴らしをする」などが起こる可能性も高いです。
時間はあるが人生の目的を模索している状態
1つ目の時間がない状態を抜けると、2つ目の時間がある状態に移行します。
時間がない状態から、自分の気持ちに向き合い、勇気を持って断ることを始めるので、それが進行してくると、時間に余裕が生まれてきます。
ただし、人間はややこしい生き物で、余裕があると、抱えていた不安と正面から向き合うことが求められるようになって行きます。
そして、不安の中身はより根源的になってきて、「何のために生きているか」といった根源的な問に直面したりもします。
そうすると、かえって時間があることが嫌になったりすることもあります。
自分らしく毎日ワクワク生きている状態
2つ目の段階にある「勘違い」を抜けると、3つ目の充実した段階に至ります。
この状態は、毎日ワクワク生きている状態であり、この状況を理想としつつ、このワクワクの時間を増やしていくことで、この状態に近づいてくるというものです。
断ることを身につけると無意識にやっている誤解
3年前の私は典型的な「断れなかった人」でしたが、断ることができるようになってくると、時間に余裕ができます。
断るということは物事の優先順位を付けるということなので、自分の軸もできてきます。他方で、その自分軸の形成過程で無意識に誤解することがあります。
それが、「悪い意味で自分の思考の枠にハマってしまう」ことです。言われてみるとハッとして、しばしばこれに該当することをやってしまっていました。
例えば、友人からイベントに誘われたとします。これは自分にとって未知の分野です。そのときに、「面白くなさそう」と思って、行くのを断念してしまったりするのです。
もちろん、この決断は正しいかったのかもしれません。結局は自分の心がどう思っているか次第です。
ただ、ここで注意点があります。それは、「これやってみたい!」という自分の心の声を無視していなかったか、ということです。自分の真の心の声は小さいのです。
その後に感じる「でも面倒だ」というような気持ちの方が声が大きいので、無意識にそちらに引っ張られてしまうのです。
この面倒に感じる気持ちは、自分の気持ちに素直に生きることには反しています。しかし、心が発する声だと捉え、そう誤解してしまうのです。
実際、私自身も、それで実際行かなかったことに後悔したことがしばしばありました。修行中の身ではありますが、真の声を聞くことが大事であり、心の声の大小に騙されないようには相当気を遣っています。
できるところからリスクを取る
先ほども述べたように、「毎日ワクワク」が理想の状態です。そのために大事な考え方があります。
それが、「外れがあって当たり前」という価値観・考え方です。
私は現時点でこれはできていません。8〜9割くらいは大丈夫だろうと思わないと行動しないこともしばしばです。
しかし、「外れがあって当たり前」という考え方になると違います。ユニクロの柳井さんの言葉にあるように、Change or Die(「変革かそれとも死か」)と、かえって行動をしないことがリスクという考え方になっていくのです。
とはいえ、リスクのあるところに飛び込むのは怖いものです。そして、リスクしかないところは流石に避けるべきです。だからこそ、できるところからでいいから、リスクを取ることが大事だという話がありました。
簡単で具体的なアクションの例としては、質問することを推奨していました。会えるとなお良いとのことでした。一定程度の知見は前提だと私は思っていますが、確かに質問ができれば圧倒的に早くなりますし、そのための機会には積極的に顔を出した方がいいと感じています。
想いと行動
結局、人が変わるには「想い」と「行動」が重要なのです。
想いは、変わりたいという想いのことです。そして、行動しながらも楽しむメンタリティも重要になります。そして、想いを形にしていく架け橋として、目指す姿を思い描くことも肝要です。
行動は文字通り行動することです。まずはバッターボックスに立って、トライ&エラーで身につけていくのです。いくら方法論を知っても、バッターボックスに立てなければ、いつまで立ってもヒットを打つことはできないのです。
おわりの一言:事実と解釈
あらゆる事象について、事実だけということは存在しません。
事実を見た際には、それぞれの解釈が伴うのです。
解釈は人それぞれだからこそ、「悪い出来事」は存在しないと見れれば、ワクワクした人生に近づいていくものです。
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