映画「ヲタクに恋は難しい」の感想を5つの観点から〜恋愛はいつでもキラーコンテンツ〜

ふらっと映画を鑑賞したくなり、久しぶりに映画を観ました。

今回は、「ヲタクに恋は難しい」という作品を観ましたが、そこから色々と刺激を受けて連想が広がったので、5つの観点からまとめてみます。

恋愛という王道のキラーコンテンツ

本作の本筋の部分のメインメッセージは、言葉にしてみると、

「気持ちを伝えたいけど言えないもどかしさ」

「コミュニケーションを取りたいのに取れないもどかしさ」

「お互いの自由を大事にしながら一緒の時間を共有すること」

あたりとなるかと思います。しかし、これら自体は他の作品と同じであることに驚きました。

恋愛のテーマ自体は使い古されているが、新しい刺激かのように受け取っていました。

たとえ、テーマ自体は過去の作品と同じことを言っていたとしても、伝え方によって違う意味を帯びている感じがするのです。

伝える切り口でも受け方が変わるように見えるのは知っていても、ここまで違うように感じるとは思っていませんでした。

なお、恋愛モノの中には、時折、なかなか核心に進まない展開にイラつく作品もあるのですが、本作は「ヲタク」をいう捻りがあるので、主役2人が全然核心をついて話そうとしないのも特段イライラすることはなく、作品のテンポも良かったので、共感して観ることができました。

ミュージカルというスパイス

ミュージカルチックなことを入れる作品は、最近よく使われますが、これまであまり好きではありませんでした。

私は、重すぎるのは好きではないのですが、ストーリーは結構重厚感がある方が好きです。パッと思いつく好きな映画は、邦画ではシン・ゴジラで、洋画ではMIPシリーズなのですが、ストーリー展開のスケールが大きい方が楽しいと感じます。

この考え方は変わってはいないのですが、この作品ではあった方がもいいな、と思いました。ずっとコメディだと少し飽きるので、程よいスパイスのように流れていきました。

同時監督の別の作品だと、銀魂2はシリアスがスパイスになっていて楽しめました。色々な要素をミックスさせることで、感情を左右させられて印象に残るんだな、と勉強になりました。

お笑いの公式〜緊張と緩和〜

本作は福田雄一監督作品なので、いつも通り、コメディ要素が強いです。

そして、芸人さんがやる緊張と緩和はテンポが早かったりして構造の分析が難しかったりするのですが、本作は分かりやすく緊張と緩和が使われていました。

私が観たとき、観ていた方に一番ウケていたのは、斎藤工さんが演じる役が、デキるが厳しい上司かのように振る舞っていたのに、お酒を大量に飲んだときに急に彼女の文句を言って弱音を吐きまくるシーンでした。

典型的な緊張と緩和でお笑いを生み出すパターンではありますが、見事に生まれていました。作り手が想像しているであろう笑いのタイミングでしっかり笑いが起きていて、心が動かされました。

日常生活では、お笑いの要素を重視されない場面が多いので、お笑いのような「楽しいこと」には敏感でありたいと思いました。

振り切ること

コメディ作品を観ると毎度思いますが、俳優さんの全身全霊の振り切った演技が凄いな、と思います。

それと同時に、俳優さんのような仕事は私に向いていないことも強く認識します。私が「もしやれ!」と言われたら、絶対に照れてしまいます。

ムロツヨシさん・佐藤二朗さん・賀来賢人さんなどパフォーマンスが安定している方もいますが、出演者はそれぞれ自分なりに振り切ろうとしている様子を感じました。

私が振り切るのはこういう分野ではないですが、振り切れるような分野が自分の好きな分野であり、夢中になれることなんだな、と感じます。

演出家によるマイナーなネタの込め方の違い

本作では、声優の梶裕貴さんの話題に触れたり、モンスターハンターのゲーム場面が出てきたりと、割とメジャーなネタから分からないネタまで含まれていました。

福田雄一さんの作品は、ここに「ネタを入れている」と分かるように作られているパートが多いと感じました。元ネタを知っておきたいな、元ネタを知っているとより面白いんだろうな、と思わせる作りです。

他方、TVプロヂューサーの藤井健太郎さん(水曜日のダウンタウンなどを演出)や、脚本家の古沢良太さん(リーガル・ハイなど)は、ネタやパロディを知らなくても気にならないようにすることを意識されているように感じられ、「知っていると更に面白い」と感じさせるような作りです。

どちらもやり方でそれぞれにメリット・デメリットがあるとは思いますが、演出の仕方にも色々あるんだなと思い、伝える方法の多様さを感じました。

編集後記:感情を動かすこと

映画を見たのは久しぶりでしたが、観たあとは毎度、映画を見ることは必要だな、と感じます。

映画を見る時間は長いのは事実ですが、そこで受ける刺激は大事だなあ、と思います。

日常生活で感情を大きく動かすには限度があります。むしろそんなに一喜一憂するようなことは生じないのが普通です。

その意味で、漫画や映画は娯楽として素晴らしいな、と思います。感動した作品ほど最後のエンドロールで自分の名前載ってみたいな、と思うほどに強い刺激を与えてくれるのです。

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この記事を書いた人

相羽涼太

相羽涼太

読書、手帳術、旅行記・訪問記・食レポ、ジム(運動、食事)、英語学習などを中心に記事を更新します。

インターネットの登場で、「考える」ことが減りがちな今こそ、自分なりの軸を持って、考え、発信していくことを大切にしたいと考えています。

SF(上位10位、2019年1月現在):慎重さ、収集心、個別化、責任感、自我、指令性、目的志向、自己確信、信念、学習欲