逆算手帳を使った逆算思考の深さを知る〜逆算手帳をフル活用するための振り返りの会から得た学び・2019年11月分〜

「逆算手帳で逆算思考を得よう」と言われます。

しかし、その逆算思考というのは、思ったより深いものでした。

計画を策定するには、まだまだ色々なノウハウがあり、奥深さがあることを知ったので、その深さについて述べていきます。

自分株式会社の事業計画を策定する

「逆算手帳とは何か?」という質問への1つの回答として、「自分株式会社の事業計画」という話が非常に印象に残りました。

逆算手帳を作成するのは時間がかかります。でもなぜ作るのかといえば、作ってみることで、少し今後の道筋のラインが見える気がするからです。

これまでは、何を目指しているか分からない闇の中を進み、息苦しさを感じていた世界に、少し光が刺してきて、生きる希望というと大げさかもしれませんが、今を生きる活力を与えてくれると感じています。

こうした感覚を論理的に明快に説明してくれる言葉が「自分株式会社の事業計画」という言葉に含まれていると感じます。

事業計画は会社の指針となるもので、策定に時間をかけます。また、計画は変わるものなので、1年に1回など時間をかけて変えることもします。

逆算手帳の考え方は、会社で用いる考え方を個人に適用すれば色々分かりやすいなと分かりました。

断捨離と逆算手帳

逆算手帳では、「やりたいことリスト」や「ライフビジョン」で自分のワクワクを探って行きます。

日常生活を淡々と送っていると、「やりたいこと」なんて考えないので、考えるのに慣れていないと苦痛に感じるかもしれませんが、やっていると次第に色々思いつくようになり、楽しくなってきます。

しかし、その後のプロセス(10年逆算シート以降)は、ワクワク感という軸を持ちつつもやっていることは計画策定です。

実際、年間を考えるところあたりからは、タスクリストのようになっています。そして、それでいいのです。

可能性を広げることも大事だし、その上で、断捨離をすることも大切なのです。一見矛盾するようにも思える2つを両立させるツールこそが逆算手帳なのです。

当初、逆算手帳の構造をザッと見ると、どうせ絞り込むのだから、「最初から大風呂敷を広げなくてもいいのでは」とぼんやりと疑問に思うこともありました。

しかし、作成した後で感じたのは、「やりたいこと」から考えないと、心でやりたくないことをやっていることがしばしばあるということです。

実際、私自身がそうでしたが、誰かが決めたルールのようなものに縛られることになるので、「ワクワク」なんてものを感じる過ごし方ではありませんでした。生きている楽しさがよく分からなくなり、自分で自分を見失いそうになることも何度もありました。

ただ、「やりたいこと」を考えることができるようになると、「やりたいこと」が飽和します。ここで必要になるのが断捨離のプロセスです。人間が有する時間は長くありません。自分の「やりたいこと」は全てはできないのです。

世間的には、この断捨離プロセスが先行してしまっていますが、まずは風呂敷を広げることから始めることが大事で、それを知ってから断捨離プロセスを考えると、これまでの断捨離のやり方の見直しの必要性に直面します。

私自身、仕事におけるタスクを裁くための優先順位付けを身につけてきたのですが、それはあくまで「捌き方」に過ぎませんでした。

今、新しい断捨離の方法を再構築しているところです。それは、やりたいことをリストアップしていき、それぞれの「やりたい度合い」と「達成したことによる影響」を考え、年間でやっていきたいことを考えていくやり方です。

ここはまだまだ改善できるところですし、それは「やりたいことを考えたことすらない」症候群を抜けないとその再構築の必要性に気づけないので、難しいと感じるんだな、ということもようやく分かりました。

私が逆算手帳に惹かれたのは、「やりたいこと」を考えるという風呂敷を広げる側に最初興味が湧いたからなのですが、そこから現実に落とし込むための仕組みの深さを認識しました。

まだまだ逆算思考は奥深いですね。

やりとりをすることの大切さ

そもそも「手帳」という共通点で話す場もそこまでないと思いますが、同様に、逆算手帳というツールを共通点として話せる場というのは少ないです。

しかし、逆算手帳は会社でいう事業計画なので、都度見直しをかけつつ、ずっと付き合っていくことが必要なものです。

今回、会に参加して、逆算手帳の考え方を深めていく上で、やりとりしていくことは大切だと感じました。

逆算手帳認定講師には、色々な質問が日々寄せられているようで、その中の1つとして、

「逆算手帳を使って目標を突き進むと、人生のチャンス尻尾を逃してしまうのではないか?」

という質問を例示して回答をブレストしました。

そもそも、質問が「私にはあまり思いつかない」という意味で興味深いです。

そして、回答を考えると、色々言えることはあると思うのですが、私の場合、「逆算手帳も1つのツールに過ぎないので、興味なかったり、相性が良くないなら別に使わなくてもいいのでは」という想いが根底にはあります。

私は目標を定めて進んだ方が自分のスタイルに合っているから使っています。実際、「その場その場で臨機応変にやった方がいい」というタイプの友人がいますし、その方にとっては、この手帳はあまり合わないだろうと思っています。

その時に、他の参加者から、

「でも、やりたいけどやれないから聞いているのかもしれないよね」

というコメントがありました。「なるほどな」と思いました。質問者に優しい考え方で、私は、回答を考えている間、その発想には至らなかったです。

また、実際の回答は、

「逆算手帳を用いて目標を見定めることで、逆にチャンスが見えるようになる」

という趣旨の回答をされているようです。色々な考え方があって、興味深かったです。

このやりとりからも他者の視点の学びになりましたし、こうしたやりとりを引き出した質問の大切さも思い至りました。

やはり人間は生きている以上、思考のバイアスはどうしてもかかってしまうようで、だからこそやりとりしながら色々な刺激を受けていくことも貴重な時間なのだな、と思い至りました。

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この記事を書いた人

相羽涼太

相羽涼太

読書、手帳術、旅行記・訪問記・食レポ、ジム(運動、食事)、英語学習などを中心に記事を更新します。

インターネットの登場で、「考える」ことが減りがちな今こそ、自分なりの軸を持って、考え、発信していくことを大切にしたいと考えています。

SF(上位10位、2019年1月現在):慎重さ、収集心、個別化、責任感、自我、指令性、目的志向、自己確信、信念、学習欲