逆算手帳の下書き作業を一通り終えたら、下書きに入ります。
9月中下旬に逆算手帳が発売されると想定すれば、11月上旬までに下書きを終えれば、11月中には翌年の逆算手帳の準備は完成します。
逆算手帳1年目は、年を跨いで完成させたのですが、運用する年が始まる前に準備は完成させておいた方がいいと感じます。年始は案外一人時間を確保しにくいので、それまでの時間を活用した方が精神的にいいです。
ただ、清書作業は、下書き内容をそのまま転記するだけの作業ではないと考えています。清書作業で意識していることをまとめました。
自分の中で綺麗な字で書く
清書のときは、自分の中で「綺麗な字を書く」ことを意識することがポイントです。
そもそも私は、メモをするときにサラッと書く文字がたまに自分でも読めないことのあるほど字は下手なのですが、下書き作業については、メモのクオリティで、相当雑な字で進めます。
清書が終われば、下書きの役割も終わるので、内容さえしっかり書ければ、文字は自分が読めればいいと割り切っています。
しかし、清書した逆算手帳については、これから1年間ほど付き合っていくものになります。
しんどくなったときは、ライフビジョンシートに自分で貼った写真や絵を見つめると気が楽になったり、やりたいことリストを見つめると、「やりたい」と思って書いたときのワクワク感の記憶が想起されたりします。
そして、人間は単純なので、綺麗な文字で書いた方が見返したときの方がテンションが上がるのです。
それを見越して、少し丁寧めに書いた方が、後々「綺麗に書いておいて良かったな」と思います。
清書時でも加筆・修正していい
下書きで考え尽くして、清書は完全に転記のみという考えもあると思いますが、「清書時は加筆・修正しつつやる」方がいいです。
清書作業で転記するときに、色々書いたときの思いを想起するのですが、時に考えが展開することがあるのです。
その思考の展開が、実は不要で、1ヶ月後に消して元に戻したこともありましたが、加筆・修正がいい方向に転ぶことの方が多いです。
実際、フリクションペンで書いているのはその理由もあります。目標とか計画は、ずっと一緒というのは難しいです。
人間は常に何らかを考えている生き物なので、清書時含め、常にアップデートしていくものだと考えています。
書き込みができるスペースは確保しておく
清書時の注意点として、「書き込みができるスペースは確保しよう」というものもあります。これは昨年使ってみた後の反省から意識するようにしたことです。
例として分かりやすいのが、「やりたいことリスト」と「年間目標シート」です。
「やりたいことリスト」では、やりたいことを100個書きますが、書きっぱなしではなく、その後の進捗をフォローアップしていくことが大切です。
その進捗管理として、「着手」と「実行」がありますが、それをチェックできるほどのスペースは残しておいた方が後々に役に立ちます。
これは昨年の逆算手帳の反省ですが、1個1個の「やりたいこと」の記載内容が多すぎて、進捗をメモしておくのが難しいシートになってしまいました。そうすると、管理すら面倒になってしまいました。
また、「年間目標シート」も同様で、このシートも後からメモすることが多いシートです。
これこそ年間の目標を決めているので、都度進捗確認が必要ですが、このシートは、当初の計画ではマイルストーンの設置位置を間違えていたなんてことがよく起こるので、見直しが必要になることも多いです。
昨年のシートも私の後から書いたメモで一杯になってしまったので、バッファを相当作っています。
ラインを引く
下書きを転記していると、たまに「この表現いいな」「このワードは大切だな」と思うポイントに引っかかります。
そうした、ふとした気づきは大切なので、ラインを引くようにしています。ラインを引くことで、目立たせる効果は案外あります。
また、本でラインを引くことに比して、自分で書いた文字の上に更に自分でラインを引いてみる効果は大きく異なります。
自分で発した言葉を自分で認めることになるので、自分の軸を形成していくのに役に立ちますし、見返したときにそれがトリガーとなって、色々なものが思い出されます。
「思い出す」という行為は人間の記憶において大切なのですが、社会人になると、「思い出す」ということをする回数が減ってしまいます。この「思い出す」作業を組み込むことは、逆算手帳に限らず、普段の生活の中の鍵の1つであると感じています。
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