年間逆算シートで、ようやく今の立ち位置も見据え、具体的な「計画」作りのフェーズに入っていきます。
1年を考えること自体は、他の手帳でもあるのですが、これまでのビジョンを考えるプロセスを踏んでから1年を考えることで、深みが増してきます。
具体的に書くこと
「10年逆算シート」までは、こんな将来だと楽しいな〜と書きながらニヤニヤするような箇所も多くて良いと思います。
実際、逆算手帳は、未来を創り出すために現在に焦点を当てるツールでもありますので、「イメージする力」は作成・運用の上で欠かせない観点になります。
しかし、この「年間逆算シート」からは、「如何に現実的な計画に近づけるか」が勝負です。現実に落とし込んだときに「できるか」という観点からのチェックが入ってきます。
逆算思考も大切ではありつつも、積み上げの予想も立てられるようにすることも大切であり、両方を活用することで、逆算手帳の潜在能力を引き出せる度合いがかなり上がっていくように感じています。
計画を考える難しさ
計画を考える際に難しく感じる点は、「変数が多く予測がつかない」というところです。
新しいことを始める場合は、全く習得度合いの予測がつきません。また、最初のステップは進んでも、習得度合いによって、次のステップのハードルの高さも異なってくるので、変数が多く予測は思ったよりも難しいものです。
さらには、人間には、「楽天」「不安」の両方のバイアスがあり、未来には楽天的で、過去には不安を感じやすいという性質もあります。このバイアスの是正も簡単ではありません。
とはいえ、やることは決まっていて、
・やることを決める
・習慣化する行動を決め、やってみる
・習慣化して行動を固める
・成長を信じて行動を繰り返す
の繰り返しです。
ただ、例えば、「成長を信じて」というところも、プラトーの時期は不安に押しつぶされないようにする必要があるなど、それぞれ変数があるのですが、それぞれやることはシンプルです。
こういうところは予想は付かないし、何より個人差も大きいのが難しいところなのですが、毎年計画を書いていくと、徐々に自分の傾向が分かってくるものだと思っています。
例えば、私の場合、
・最初の習得は割と得意
・習慣化は毎日が良い。タスクの順番を概ね固定し、1日のルーティーンに組み込むのがコツ。その際、バッファーも考えておくと良い。
・復習は苦手。準備をする方が得意。そのため、フィードバックを受けた後、「次の機会」があり、「それに向けて準備する」というように設計されている方が向いている。(だから「授業」は苦手で、大学でいえば「ゼミ」の方が好きでした。)
などがあります。修行中の身ではありますが、傾向が分かってくると、計画の精度が徐々に上がってきますが、これは年単位で時間のかかることです。
keep目標とchallenge目標
今回の作成時においては、頭の中でkeep目標とchallenge目標とに分けることを意識しつつ記載することにしました。
昨年の反省として「詰め込み過ぎ」があるので、それを活かすために、意識的に力点を設けるようにしました。
keep目標
keep目標は、「習慣をそのまま続ける」という目標です。
どうしても、習慣化して、ある程度「当たり前」になると、それで安心してしまうものですが、まだ習慣化したばかりだと自動化はしていないので、keep目標として「行動を確実にこなす」ことを盛り込むのです。
例えば、私の場合、
・週2ペースでジムに行く
・ブログを書く
・英語の学習をする
ところなどがこれにあたります。これらに時間を割き続けるという目標です。
なお、ここには自分の中で、「このまま行けばまあ十中八九達成するだろう」と思っていることも書いておきます。
私は、今回は、そこまでボディメイクに重点は置いておらず、特に来年の秋〜冬については、「キープで良い」としています。
こういうことはあまり書かないものなのですが、書かないとほぼ目標が未達になるので、単純にしんどいのです。
challgeningな目標ばかり書いて、それが未達だったことではなく、keep目標で、確実に積み重ねた行動は自分でしっかり評価すべきです。
そして、積み上げた分を、しっかり自分で自分を認めることも大切です。
challenge目標
これは、達成した姿をイメージすると力が湧くのですが、今の姿からは達成するまでの道のりがイメージできない目標です。
ここは、多いとしんどいので、1つ、多くても2つで十分だと思っています。
私は、英語に力を入れようとしていますが、
とにかく楽しいことを入れてみる
今回、工夫して、「とにかく楽しいこと」を意図的にシートの中に盛り込むことにしました。
それは、「歌・声を知り、通る力強い声を手に入れる」という目標です。
一応、「普段の声が通って力強くなる」ことを考えて書いてみているのですが、それは「まあ、間接的に良くなればいいなー」程度に緩めて考えています。
現実的にやることは、歌う機会を増やすことです。ボイトレに通ったり、カラオケをすればOKという非常に緩やかなものです。
私は、もちろん歌手ではないですし、最近は、カラオケに行くこともそんなにはなかったのですが、昔から鼻歌をたくさん歌う人間だったし、中高時代はカラオケにハマっていました。
実際の生活においても、音楽の恩恵に預かっていて、
・ブログを書き始めるときのスイッチ
・駅から職場に行くまでの徒歩の時間で気分を上げる
・辛い状況に追い込まれたとき
などで聞いています。
なんら音楽的な素養がゼロなのですが、歌うのが好きで楽しいので、書いてみることにしました。
歌が上手くなることの実用的な意味はないですが、手帳を見返したくなるので、「そんなんでもいい」と思っています。
逆算手帳の関連記事は他にもたくさん!もう1記事いかがですか?
↓記事はこちらです↓