何が人を感動させるのか。〜コンテンツを見て感動する3つの要素〜

映画、歌を聞いたりするときなど、感動することがあります。

感動したときにいつも思うのですが、そういう「心が動く」というのはどういう時に起きるのでしょうか。

自然の原風景を見たときに、何とも言えない気持ちになり、それは感動があるのですが、コンテンツを見聞きして感動するのはそれとは異なるスイッチであるように思えます。

コンテンツを見て感動する3つの要素について、心の動きを見つめながら考えてみました。

ストーリーを知っている

「素晴らしいコンテンツ」自体は、技術の要因が大きいとは思いますが、「感動」という側面を見ると、思っているより、コンテンツにある「背景」は重要だと感じています。

背景を知っている上で、コンテンツを見聞きしたときに感動が生まれます。もちろん、コンテンツの内容も大事ではあるので、ストーリーはその土台となっているように感じます。

ストーリーが大事と言っても、何が心の打つための下準備になるのでしょうか。

苦労話

芸能人の昔話で、「貧乏だった」とか「いじめを受けていた」などのエピソードが多いのは、少し気になっていました。

全日本人を見ると、貧乏でなく、いじめを受けておらず順当に育った方も多いはずですが、芸能人がそういう話をすると、その話に聞き入る自分がいます。

誰しもが大なり小なり苦しい局面はあったと思うので、逆境に追いやられた経験があることに、人はシンパシーを感じやすいのかもしれません。

特に大きい逆境に映るほど、それは大きなインパクトを持ちます。

例えば、有吉弘行さんも特に「毒舌キャラ」時代に、「猿岩石時代の電波少年の絶頂から一度転落し、自堕落な生活を送り、そこから這い上がってきた話」というカードを要所要所で使っていたように感じます。

経緯

経緯を知ると、自分と共通すると感じる部分が増えていき、心を動かされやすくなります。

ミスチルが活動休止後、復帰曲となった「終わりなき旅」も、活動休止から復帰するに当たっての桜井さんの感情を描いているように見えるので感動を生みやすくなっているように感じます。

技術

ストーリーは思っているより重要といえど、「感動」には一定の水準の技術は必要です。たとえ熱量があったとしても、あまりに下手だと、違和感を覚え、感動が減ってしまう可能性があります。

もちろん技術がなくても、他の2要素で感動レベルまで行く人は出てくるとは思います。しかし、それだと、「一部」の人にしか届かないのかもしれません。

自分ができない」レベルで良い

技術の面で考えるのは、技術は、一定水準を満たしてればいいのでは、という仮説です。

人は、「自分ができる姿がイメージできない」ような技術を見ると、その間にかけた時間や努力を感じることができなくなり、「凄い」と感じます。

努力が見えると、「ストーリー」には繋がりますが、どこかで「凄い」と感じる要素が、感動するものにはあると感じています。

外注しても良い

技術で一番気になったのは、「別に1人で完結させる必要はない」という点です。

音楽でいえば、作詞・作曲・編曲・コーラス・振付など色々なメンバーが絡み、技術を高めています。

映画でも、エンドロールを見れば多くの人が1本の映画に関係していることが分かります。実際、「凄いな」と思った映画の多くが、エンドロールの際に、大量のスタッフの名前が記載されています。

人間らしさ

最後は、「人間らしさ」です。人間は、同じ人間が作成したコンテンツに感動します。

そして、感動する作品に共通しているのは、「人間らしさ」を感じるものに思えます。

本音

自分を盛った状態でやっているパフォーマンスは案外分かってしまうもので、表面上では分かっていないのですが、心の奥底では気づいているように感じます。

やはり、本心で語っているように思われることの方が、感動を生みやすく感じます。

有吉弘行さんやマツコデラックスさんは、「毒舌」キャラがスタートではありつつも、本音を話す場面が印象に残ります。また、Youtubeでは、メンタリストのDaiGoさんなども、動画を時折拝聴しますが、自分の想い・本音を出されるのが印象に残ります。

熱量

一生懸命にやっている姿というのは人に感動を与えます。私自身、「スマートに卒なくこなす人間になりたい」と思っていたのですが、結局、泥臭いのが一番いいんです。

私は、歌でいうと、ライブでの掠れた声が好きで、例えば、ゆずの「栄光の架け橋」とかは、声を張ったときに少し掠れている部分がグッときます。この曲でいえば、歌う姿に熱量を感じますし、もちろん技術として歌は上手いですし、それに、オリンピックの歌で体操選手のストーリーとマッチして、代表曲になっていったように感じています。

この記事を書いた人

相羽涼太

相羽涼太

読書、手帳術、旅行記・訪問記・食レポ、ジム(運動、食事)、英語学習などを中心に記事を更新します。

インターネットの登場で、「考える」ことが減りがちな今こそ、自分なりの軸を持って、考え、発信していくことを大切にしたいと考えています。

SF(上位10位、2019年1月現在):慎重さ、収集心、個別化、責任感、自我、指令性、目的志向、自己確信、信念、学習欲