アウトプットが大事だ、としばしば言われますが、行動に移すのは容易ではなく、アウトプットをすることにハードルを感じてしまいます。
しかし、そのハードルがどこにあるのか分からず、とにかくインプットを繰り返し、インプットさえ嫌になったりしていました。
アウトプットをするハードルはどこにあり、サイクルを回すためには何がポイントにあったのか考えを深めてみました。
行動する前にインプットは全自動でする
初めて知ることをいきなりアウトプットすることはできません。
外国語が分かりやすいと思いますが、いきなり「話せ」と言われても、言葉を何も知らない状況で話すことはできません。
それが、あらゆる事象にあてはまります。この準備段階のインプットは周りを見る限り苦手な人はいるとは思いますが、私はそこまで、このインプットの段階でのハードルは感じていません。
「インプットが足りない」と勘違いしていた時期もあったのですが、私の課題はそこではありませんでした。そもそもインプットは全自動でしている人間なので、そこはサイクルを回す鍵ではなかったのです。
最初のアウトプットのハードルを乗り越える
私の場合、準備段階のインプットから、アウトプットを最初にするところにあるハードルが高いことを自覚しました。
情報はいくら集めても、最初のアウトプットは不安に感じてしまうものです。実際やり始めると「案外そこまで大変でなかった」となることも多いのですが、最初の行動を躊躇する場面が多いです。
ここに躓きやすいハードルがあると認識できたので、そこのハードルは下げることを相当意識した方がいいことも分かりました。実際、例えば、日記を書く場合でいえば1行書けばいいなど、最初の行動のハードルを低くすることで、徐々にハードルが越えられるようになってきました。
ブラッシュアップは全自動でしてくれる
このハードルさえ乗り越え、起動に乗せることができれば、割とそこからのブラッシュアップは自動的にすることが分かりました。
というのも、アウトプットばかりしていて、インプットをしていないと、どうしても話す内容が似た感じになり、同じ話をするようになります。
そして、同じ話をする自分に飽きてくるのです。「そろそろ違う話をしたい」となります。そのため、全自動でインプットをして、新しい知見を得ていくのです。
ただし、繰り返すことも重要です。ここは自動に任せず、意識する必要があります。人は思ったほど話を聞いていないものなので、重要な同じ話は、意図的に繰り返すことも大切ですので補足します。
様々な場に出てフィードバックを受ける
最初の一歩を踏む前に、インプットをして、アウトプットの一歩を踏み出せば、インプットとアウトプットの間を往復する中で、質を上げることは自分自身が好きだったことを思い出しました。
特に中学時代は、自分の語彙が増え、当時にしては難しい単語を発してみるのが好きな子どもでした。
しかし、成長を促進していくためには、建設的なフィードバックを貰った方がいいという話を聞きますし、それは事実です。
その際のノウハウとして、「今のどうでしたか?」などと、自分から聞いてみることが推奨されるというのを本で読んだことがあり、やってみようとしました。
その方法は、私には合いませんでした。
内容に自信があるときは、「どうでした?」と聞く勇気は出ますが、代わりに想定していないネガティブなフィードバックを受けたときのダメージも大きいです。
他方で、自信がないときは、自分で悪い点はある程度認識しているのに、その上で、人に「どうでした?」と聞く勇気は出ません。
結果として、どちらのパターンにしても、デメリットが大きく見えてしまったのでした。
そのため、私が現実的に取ったのは、「場数を増やす」というアプローチでした。
人間は、人の評価をすること自体は好きだとは思いますが、それを相手に伝えることは、「傷つける」可能性も上がるので、そこまで容易ではありません。
そして、フィードバックを人に対してするときに感じる心理的ハードルも、人によって違います。だからこそ、色々な場面でアウトプットすれば、どこかで建設的なフィードバックをいただけるな、と思うようにしました。
そうすると不思議なもので、自分の頭では気づいていなかった点をたまに指摘して貰えるようになりました。
フィードバックされやすい人になる
フィードバックするということは、する側とされる側に、一定程度の信頼関係を必要とすると私は感じています。
それは、フィードバックには耳が痛い話を含むからです。
しかし、フィードバックする側も人間なので、「こいつに言っても意味ない」とか「どうでもいい」と思われてしまうと、フィードバックされないな、感じました。
そして、フィードバックされるには、結局、「素直である」・「誠実である」とか結局、人間の原理原則を持っているとされやすいんだな、と周りも含めた経験則から感じています。
(参考)
「のれん」の心を持つことは必要
「フィードバック」で自分が意識していることがあります。
それは、「自分が聞きたいと思ったことに従う」ということです。
たとえそれが耳の痛い指摘だったとしても、自分の中で逃避の心が勝ち、「直したい」という想いがなければ、それを直すのは今ではないのです。
また、私は、「指摘はその場でして欲しい」タイプなので、後から嫌味を言われると結構ショックを受けやすい性質を持ちます。
そういう意味でも、聞きたくないと自分が思う指摘は、今は受け止められないので、のれんのようにふわっとスルーしても良いんだ、と思うことは大事です。
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