デイリービジョンは、逆算手帳の最後のページにあるもので、オマケのような印象も受けるページでもあります。
しかし、逆算手帳の中で、「日・時間」というミクロな単位で物事を考える唯一のページであり、かつ、1日の中の代表的な時間の使い方を考えてみることはあまりしないので、イメージ力を高めてくれるページでもあります。
下書きを書いてみて、意識したところを述べていきます。
1日の基本スタイルを知っておく
「デイリービジョン」のシートでは、平日と休日について、「理想の1日」「現実の1日」に分けて記載し、そのギャップを埋めるべく、今後進めていくための5つの方針を定め、記載するシートです。
もちろん、実際の1日は、予定の多寡により変わりますが、ルーティーンとしてやっていることは本来それなりにあるはずで、1日のプランニングはある程度できます。
このシートを見つめ直すことで、平均的な1日のバイオリズムを見直すことができるので、改善の方向性を見つめ直すことができるページになります。
書き方パターン①:現実から少し外れても理想を書く
ページの書き方は大きく2つあります。
まず1つ目は、現実から少し外れたとしても、理想の姿を書いてみるアプローチです。逆算手帳1年目は、こちら側で書きました。
これで書くことにより、理想と現実のギャップは大きくなるので、今後1日1日を過ごしていく上で、留意すべき「大きな方向性」を見ることができるようになります。
「平均的な1日の過ごし方」と言われても、イメージが浮かばないときは、理想も含めて記載してみることにより、ギャップが分かりやすく出てくるので、シートは書きやすいです。
パターン②:実現可能性をある程度考える
もう1つが、実現可能性を考慮した上で、理想の1日を書いていくアプローチです。2年目はこちらで書いてみています。
私は、逆算手帳の考え方を用いて目標、計画を考えていくことを継続して実施していきたいと考えているので、2年目は現実側に引き寄せてみることにしました。
実現可能性を考えることで、現実とのギャップは小さくなりますが、「修正の方向性」が具体的になります。
例えば、私の場合、「もっと減らしたいこと」は、「芸能ニュースを見る時間」「Youtubeを目的なく見る時間」と「仕事の時間」です。このように具体的な方向性を見ることができます。
また、逆算手帳1年目の記載を2年目に差し掛かろうとする今改めて振り返ると、1年目で書いている予定があまりに「詰め込み過ぎ」であることが一番最初に目に入りました。
「理想の1日」を1日でも実現させることがキツイ状態になっていたのです。理想の1日はせめて「やればできうる」範囲に留めるべきと考え、その観点でも現実に近づけることにしています。
目標を練るとか計画を立てるのも、時間をかけていくと徐々に習得していく技術なので、数年かけてじっくり精度を高めていくものです。幼い頃から計画を練ってきた人は違うかもしれませんが、私は、まだ「イメージ力」が弱いので、このページの精度も徐々に高められればと思います。
感情を想像する
「1日」というのは短いように見えるかもしれませんが、非常に長いスパンです。
私の場合、「朝、午前、午後、夕方、夜(前半)、夜(後半)」の6つに区分けができており、午前と午後後半〜夕方前半がエネルギーが高いとか、夜は休憩を多めに挟み、タスクを減らすとか色々考慮する必要があります。
自分が元気か、少しゆったりしているのか、ワクワクしながら過ごしているのかなど、書いたことをやっているときに思っていることもイメージすることが、プランニングの上で大切になってくると考えています。
イメージの力は、どうも私が思っている以上に大きいようで、実際の練習と同等レベルの効力を持つほどの力があるそうです。
だからこそ、色々イメージしてみることが、このページに彩りを加え、ひいては実行可能性に寄与してきます。
そうした感情を書くかは好みだと思いますが、私個人としては、レジュメに書くメモのように付記する形が好きです。
右側の5つの記載項目がカギ
ページの右側には、5つの記載項目が用意されています。
「もっと増やしたいこと」「新しく始めたいこと」「もっと減らしたいこと」「止めてしまいたいこと」「変えたいこと」の5つです。
ここの記載がこのページのキモになります。
書く内容は何でもいいのですが、この欄については何でもいいからとりあえず書いておくことが大切です。ふと見返したときに、書いた当時の感情とともに記憶が蘇るので、意識します。
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