タスクを習慣化させることにより、少なくとも「やる」状態となるため、多少なり日々進化していきます。
しかし、習慣化をしていたとしても、「今日はやるの面倒だなあ」と思う日はあります。
やりたいのに、手をつけるのが面倒になるとき、どうすればいいのでしょうか。その1つの方法として、「作業興奮」を利用するというものがあります。
作業興奮とは何か
作業興奮とは、実際にやり始めることが面倒に感じたとしても、やり始めるとやってしまうという脳の性質のことです。
たとえ面倒で、やり始めは面倒だったとしても、いざやり続けてみると、普通に作業しているという状態のことを指します。
ジムで運動する人が、ジムに行くのは面倒でも、ランニングマシンで5分くらい走っていると、気がついたら1時間経っている、とかそういうものが作業興奮の例になります。
作業前のルーティーンを作る
とはいえ、作業前の面倒な感情が打ち勝ち、結局タスクができない経験もそれなりにありました。そして、タスクが出来なかったことにしばしば後悔していました。
その対応として、「面倒な感情」を下げる効果があるのが、作業前に「ルーティーン」を作ることです。
イチローが試合に出る前のウォーミングアップや打席に立つ前にしていた所作はいつも同じにしており、それが「ルーティーン」の例です。これにより、タスクをこなす前の感情を平準化する効果があります。
私の場合、
・ブログ作業はチェーン店のカフェでし、作業はじめは、音楽を聴くことから始める
・ジムには家で着替えてから向かう(ジムで着替えるときに面倒に思う傾向があるため)
などを実施しています。
そうすることで、「カフェに行く」「家で着替える」などがタスクの着手となるため、着手が容易になります。結果として、これは不思議ですが、タスク達成率がかなり上昇します。
集中している状態を知る
作業興奮は、タスクが習慣化している程効力を発揮しやすくなります。
そして、タスクに集中していると、それに集中していることが自覚できます。
私の場合、ブログを執筆している間だと、音楽を聞いていても、音への意識がかなり低くなっていたり、ジムで運動しているときは、特に筋トレをしているときに「無」の状態になったりします。
このように「集中している状態」を把握することで、セルフ・コントロールがしやすくなります。
音楽が聞こえてきたら休憩を挟もうとか、周りの状況が気になってきたり、無性に携帯を確認したくなってきたら休憩しようとかそういう判断がしやすくなります。
休憩を挟む
作業興奮を利用する際の注意点は、「しっかり休憩を挟む」ということです。
なぜならば、作業興奮を活用してタスクをやることは、原則から外れているからです。本来、タスクをこなすのは、何も意識せず自然にやれている状態であるはずなので、作業興奮を活用しようと思っていること自体、あまりいいことではありません。
しかし、機械とは異なり人間なので、感情の起伏があるため、作業興奮を利用してやることが必要な場面は出てきます。
私の場合、「やりたいけど面倒くさい」と感じているときは、やらないと後で後悔をするので、やります。
とはいえ、最初に面倒くさいと感じている時点で、例えば疲れているとか、体調が悪いとか、嫌なことがあったとかそういう事情が存在しているので、そういうときほど、無理せず、休憩を挟むことが大切です。
休憩を挟むというのは、音楽を聞きながら散歩するとか、昼寝を挟むとかそういう感じです。
「頑張ろう」という意識をあまりに強く持ちすぎると、後で蓄積ダメージのシッペ返しに遭い、半日寝込むとかになってしまうので注意です。
やらなくてもいい
ここまで「作業興奮」を利用する観点で書いてみましたが、それよりは、「やらなくてもいい」という観点も持つことの方が大切だと思います。
先ほども少し触れましたが、本来やりたいのにやりたくない気持ちがあるというのが異常で、それは「疲れている」のです。
むしろ、それを感じたら、「疲れている」のはなぜか、人間関係のストレスか、昨日久しぶりに運動しすぎて疲れているのかなどを特定し、休養を入れる方が大切です。
とはいえ、「やりたい気持ち」があるのにそれを抑え込んで、やらない選択をするということもストレスがかかりうる行為です。
結局、こういうときに、自分と向き合い、どちらを優先するかを自分が決めることが大切です。自分で決めていけば、自分のパターンが徐々に見えてきます。
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