先例をまず把握した上で、打破する〜先例主義批判の前提の考察〜

「先例主義は組織を硬直させる」と良く言われます。そして、それは真理ではあると思います。

実際、周りを取り巻く動きがインターネットによって加速しているのも事実なので、柔軟性を持つことは大切です。

しかし、これは、「先例を知ること」を否定している訳ではなく、先例は把握していることを前提に論理が展開されているため、そこの部分を履き違えてはいけないな、と思っています。

先例を知った上で、それを打破していくことが大切なのです。それは、昔から「守・破・離」という言葉などで言われていることではありますが、基礎は軽視してはいけないとは常々考えます。

過去の事例を知るのは前提

行き当たりばったりでは上手くいかないことも多いため、行動をする前に過去の事例を知っておいた方が確度が上昇します。

人類初の偉業はまだまだあると思いますが、それは一生をかけて初めて成し遂げるようなことなので、通常の生活を送っている中では、先例を知ることがまず大切になります。

これは別に「前提」とまでは言わなくてもいいかもしれませんが、私自身の反省から、「前提」とした方が私には合います。

私自身、調べる癖がなさ過ぎて、社会人はじめのときは、かなり怒られた記憶があります。Excel表の作り方などの作業も、「まず聞きやすい人に聞く」ことをしていて、かなり行き当たりばったりで動いていました。

ある程度予想を立てる上でも、過去例は知っておいた方が望ましいのは確かです。

先例を真似る

先例を知っても、「知る」と「出来る」には想像以上の乖離があります。

そのため、「知る」の後には、「真似る」のプロセスを汲んでおく必要があります。

よく分からないけど、その先例で踏んだプロセスを踏んでいくことで、「体験」することができます。

体験すれば、情報が知識に昇華してくるので、その中で感じることも生じてきます。

先例を調べる限界〜修正を図ること

先例を体験してみると、必ずと言っていいほど、「ここは修正した方がいいな」という点が出てきます。

類似事例だったとしても、完全に「そのまま」がいいな、という例はあまり多くないです。

まずは、体験した時に感じた「違和感」を解消してみることから、先例主義の脱出は始まると感じています。

それは、大体、背景が違っていたりするからなのですが、いずれにせよやってみないと分かりません。

人間も所詮動物の一種なので、そこまで賢くありません。あくまで体験しないと分からないのです。しかし、人生の中で体験できることは限られているので、先例を学んだりして、予測を立てることにより、体験の精度を高めるのです。

「凄い」と感じるのは、そこに達するまでのプロセスがどう積み重ねているからかが想像できないから感じてしまっているに過ぎません。

新しいアイデアを出す

先例への疑いの目を向けた後で、アイデアで、他の分野からの知見を組み合わせることが先例主義の打破になります。

一見関係のないところから着想を得ればえるほど、他の人が思いつきにくいアイデアになるので、独創的なものと思われやすくなります。

「アイデア」の注意点は、本にもある通り、「0から1を生み出す」のではないということです。

あくまで既存の知識の組み合わせに過ぎない。だからこそ、アイデアマンには後天的にもなれると信じています。

なお、私は、アイデアが色々と思いつく方ではありません。発想したことをやり遂げるプロセスで力を発揮する方が得意です。だからこそ、色々な幅の経験をしておくことは人より重要になってくると直感しています。

先例主義は何が良くないのか

先例主義に凝り固まるのは良くないことではあります。それは、「先例に丸々従うこと」が良くないのです。

そして、それは、先例主義の問題というよりは、もっと大きな問題で、仕事や日常生活を送る姿勢として、「考えているか」ということに尽きると考えています。

「先例に従ってない」ことを持って批判する人に対する批判があたかも先例主義批判のように取られていますすが、そういう批判をしてくる方については、理性面で考えれば、それは言い返せる範疇にあると思います。

そして、論理的でないのに押し込んでくる人に対してどう対応するかは、「その対応について自分がどう感じるか」によって、対応を決めればいいと思います。

まとめ

「先例にそのまま従うことは良くない」と言われますが、それは、過去の事例を学んだ後の姿勢のことです。

何事も基礎が大事なのは言うまでもないことで、「先例に縛られない」ことは大切なのですが、それは、発展的な事柄であるという点も大切なことであり、そこが抜けるとロジックが構築できていないのでは、と考えます。

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この記事を書いた人

相羽涼太

相羽涼太

読書、手帳術、旅行記・訪問記・食レポ、ジム(運動、食事)、英語学習などを中心に記事を更新します。

インターネットの登場で、「考える」ことが減りがちな今こそ、自分なりの軸を持って、考え、発信していくことを大切にしたいと考えています。

SF(上位10位、2019年1月現在):慎重さ、収集心、個別化、責任感、自我、指令性、目的志向、自己確信、信念、学習欲