「幸せ」になるために「不安」から行動するループを断つ(スタオバプログラム(滝川徹さん):9月分)

「幸せ」とは何でしょうか。

私はそれをしばしば考え、よく分からなくなります。「楽しい」とか「幸せ」だ、とか感じることはありますが、それは本当に一瞬で、実際には、不安に思うのを防ぐために行動しているのがほとんどになってしまうのではないでしょうか。

それは、人間がもともと備えている機能なので、「仕方のない」ことなのです。しかし、対応していかないと、「幸せには暮らせない」ということにもなってしまいます。

「幸せ」を感じつつ生活を送っていくためには、どういう心構えでいればいいのでしょうか。

問題点の所在から解決のためのヒントまで知ることができました。

自分をボコボコにする機能

分かりやすい言葉だな、と思いますが、人間にはデフォルトとして、「自分をボコボコにする機能」があります。

それは、自分と思い入れが強かったり、成長したいと思う部分でより強く働き、

「まだまだ足りない」

「こんなものじゃない」

「ここで止まったらダメだ」

などと思ったりします。

実際、こうした「不安」を行動の源泉にすることはよくやりますし、私はその想いが強い方です。

しかし、少し考えてみると、この考え方に終わりがあるのでしょうか。不安に駆り立てられて行動したいった先には、一瞬の成功と、次の課題が待っています。そして、「課題が全て解決する」状態になることは、「完璧」と思われていたテクノロジーがすぐ入れ替わるように、基本的には起こりえないことになります。

そう考えていくと、ずっと幸せにはなれないことになってしまいます。

既に「幸せ」である

しかし、人間はそもそもは、「幸せ」になるために活動をしているはずです。「幸せ」を増やすことを目標として、あらゆるビジネスや技術の進展がされていっているはずです。

そこで、見方を少し変えてみます。たとえ、自分が幸せに感じられなかったとしても、いわゆる嫉妬の感情で、「他人が幸せ」に見えることはしばしばあるでしょう。

その原理でいえば、周りの人から見た「自分」は幸せに見えているのかもしれません。そうだとすれば、みんなはすでに「幸せ」であると捉えた方が、楽しく生きられるのではないかと思います。

「ある」に焦点を当てる

人の習性として、どうしても「ない」方に目が行ってしまいます。

まず、これは仕方ないことです。それを認めることが第一段階になります。

その上で、これを意識して「ある」方向に向けていくことが大切です。

出来てない10%に目を向けているから、「まだ何も出来てない」と思ってしまうのですが、そこは逆側から理解することが大切で、その場合では、既に90%は出来ているのです。

「今の時点で既に幸せだ!!」ということを基本に据えたうえで、「出来ることが増えたら更にいいね!!」くらいの軽い気持ちで今後の課題を捉えるようなパラダイムシフトが必要です。

ただ、それでも、1度そう思っても、時間が経過すると忘れてしまっているのが難しいところではあります。

残業が減っても

とはいえ、「ある」に焦点を当てることを実際にやるのは簡単ではありません。

たとえば、残業が減って、自分らしさを取り戻すための一歩を踏み出したとしても、残業が減ったところに待ち受けるのは、「時間」です。

大量の時間は、「自分と向き合う時間」をも与えるので、自己嫌悪を引き起こす可能性もあります。

その上で、「余った時間でかえって頑張ってしまう」ということもよく起こります。

余った時間で、ブログを執筆したり、英語の勉強をしたり、ジムに頻繁に通ったりすること自体は良いことではあるのですが、詰め込み過ぎてしまうのです。

それは、自分と向き合うのを拒否しているとも言えますし、何より疲れは見えないので、疲労が急に出てしまうので、中長期の観点からも望ましくありません。

楽しいことを、「楽しい」と思える範囲でこなしていくことが大切だ、と思っています。

理論は頭で理解していても、私自身、かつては、「暇な時間」は嫌いでした。ようやく最近になって「受け入れる」ことができるときも出てきた程度です。

「暇な時間があれば予定を入れ込む」ということをしては「忙しくて全部出来ない」となり、「自己嫌悪を感じる」ループに陥っていました。

ようやく最近になって、「Youtube見てダラダラしている自分」や、「10時間くらい寝ちゃっている自分」も認められるようになってきました。予定を入れ過ぎるとそういう逃避行動がシグナルとして示してくれている側面があるのも、ようやく実感してきました。

また、「自分と向き合う時間」も一定時間確保する必要性を感じています。私の場合、ただ座って「ボーッと考える」のは得意ではないので、例えば、散歩する時間を設けるとか、日記をつけることで、「考えを整理する」時間は設けるようにしており、その意味では「1人の時間も大事だ」と感じてきたところです。

行動せずとも大丈夫

幸せに暮らすためには、「不安」を行動の源泉にしないことが大切で、そのためには、不安に感じたことは実現しないことを認識することがまず大事です。

例えば、話をいただいたこととしては、「やりたいことだけをして、何も行動しない時期を作る」という例がありました。

何もしたくなければ、1日中マンガを読んでいても良いし、ベッドにいても問題ないのです。

自分が実施するとなると、「暇過ぎる」のはキツイのですが、辛いときにそれをやることで、「行動しなくても何とかなる」ということが分かるようです。

「行動しないとダメだ」という想いから行動しなくても何とかなるのです。ベースは何もせずとも幸せで「ある」のです。その上澄みとして「できる」ことが増えれば、それはそれで嬉しいけどね、くらいのスタンスでいることも大切さを疑似体験できる話でした。

時間はかかるし、人によってかかる時間は違う

自分の「ある」ところに焦点を当てるようにしていくのは、言葉で言うのと、実際に体現するのではレベルが段違いに違います。

「言う」と「やる」では段階が違う点はあるのですが、大事なのは、人の習性として、「ない」に目がいってしまうという点がどうしてもあるので、DNAレベルで染み付いているデフォルトの設定を「変える」という難しさも追加されるのです。

だからこそ、時間はかかるものですし、その時間には個人差が大きくあります。

私はずっと、「生きるための教科書」というものがあって、その通り生きると幸せな方法があるのであれば、それを欲しいと思っていました。

でも、そんなものは物理的に存在しないのです。これまでを振り返ると、「現実逃避」を相当してきたのですが、卒業の時期が来たようです。嫌だと思うことも、少しずつ自分のペースで向き合っていきます。

「楽しい」を重視していい

ビジネスは、人を幸せにするために実施することです。それは正しいのですが、それは実は、一面を示しているだけです。

ビジネスとは、「自分の楽しい」と「他人の役に立つ」の融合点にあるのが本来の姿なのです。

多くの人は働いているときに、「役に立つ、感謝される」は意識しています。しかし、問題点は、それを「自分を犠牲にしながらやってないか」ということです。

どうしても、「滅私奉公」などの言葉があるように、仕事をするときに、「自分の魂」を売ってしまいがちです。

日本において、メンタル疾患を抱える人が多いのも、長時間労働が制度を変えようとしてもマインドは変わっていないのも、その「自分の楽しい」を犠牲にする文化が依然として染み付いていることが、大きな問題点だと感じています。

経済成長も大切ですが、そのベースである「幸福」を忘れてはいけないのです。「当たり前」な基礎は軽視されがちですが、時々思い起こしながら進んでいくことが必要です。

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この記事を書いた人

相羽涼太

相羽涼太

読書、手帳術、旅行記・訪問記・食レポ、ジム(運動、食事)、英語学習などを中心に記事を更新します。

インターネットの登場で、「考える」ことが減りがちな今こそ、自分なりの軸を持って、考え、発信していくことを大切にしたいと考えています。

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