逆算手帳は、使い方が最初は難しく感じるので、最初はガイダンスが必要になってきます。
そして、ガイダンス通りやっていくことで、形にすることができます。
しかし、形にした後、運用していくと、「自分に合わない」と感じるところが出てきます。そこは、「自分色」のカスタマイズが出来ていないからです。
人によって「逆算手帳」のあり方は異なってくるのです。当年から翌年の手帳の「引き継ぎ」の観点から述べていきます。
Do not list、Lesson listの「引き継ぎ」について
逆算手帳には、それぞれ1ページで、Do not list(してはいけないこと)、Lesson list(教訓)を記載するページがあります。
ここで書いた事項を「引き継ぐか否か」という論点があります。
もちろん、時間の経過があるので、「全て引き継ぐ」ことは生産的ではないと思いますが、大切な事項では引き継ぐことも必要にも思えます。
こうしたところで、人によるスタンスの違いが現れます。
例えば、いわゆるポジティブな性格で、基本的に、「ヘコむ」と言った言葉からは無縁で、人をポジティブにすることに喜びを強く感じる方がいます。
その方にとっては、これらの引き継ぎの大切さを感じていて、こうもしないと「懲りない」から、引き継ぐそうです。
他方で、私の場合は、慎重派であり、色々なリスクが想定しやすく、リスクに備える意味でも準備をしていった方がパフォーマンスを発揮しやすいタイプです。
このことは、「良かったこと」とか「ワクワクすること」よりも、「ダメだったところ」や「反省点」と言ったものの方が目に入りやすくなることも意味します。
そのため、「してはいけないこと」の引き継ぎをして、胸に刻んでいると、「変えよう」と本気で思っていることはいいのですが、実は心の奥では、「まあそこまで…」と思っていた場合、変わらないので、変わらない現実に対し、自己嫌悪になる可能性があります。
「転記する」作業は、慎重にやるべきで、私にとってはあまり積極的にやるべきものではありません。
このように、ユーザーの性格も考えると、手帳を使っていくうちに、それぞれの「色・使い方」が見えてきます。
翌年のMy wish listの「引き継ぎ」について
それでは、My wish list(やりたいことリスト)についてはどうでしょうか。
私の場合、「やってはいけないこと」に反応しやすいですが、「やりたいこと」に対する感度が、これまでの「やりたいこと」を見つめたことがなかったことも相まって、低くなっています。
「やりたいこと」については、昨年の手帳のMy wish list(やりたいこと)を見返すと、「あ、自分はこれをしたいと思っていたんだ」と思い出すレベルです。
そういう意味で、私にとっては、翌年のMy wish list作成を本格化させれば、昨年のを結構参照するだろうし、同じ項目を実質転記するような箇所はあると想定されます。
しかし、逆に、「ワクワクすること」はまたゼロベースで考えたいという人もいらっしゃると思います。例えば、ポジティブな側面が強い方は、そういう傾向も強いかと思われます。
「色々な使い方」に溢れているように見えますが、自分のタイプを見つめればよく、自分に合わせて、手帳をカスタマイズし、運用していくことが大事です。
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