逆算手帳を管理する2つのポイントと継続セミナーの意義〜逆算手帳をフル活用するための振り返りの会・2019年6月分を受講して(講師:きむらあきらこさん)〜

逆算手帳は、作成過程も重要ですが、その後、どのように目標達成に向けて歩を進めるかがそれと同様、あるいはそれ以上に大切です。

こちらでは、管理のための2つのポイントと、継続型セミナーを受ける意義について述べています。

それでは詳しくみていきましょう!!

生産性重視とテンション上げ重視の2軸

逆算手帳は、「ワクワクイメージ」を代表とした、テンション・モチベーションを上げるための仕掛けと、逆算思考で、将来からブレイクダウンして考える、効率性・生産性重視の考え方を融合させた手帳です。

そのため、作成のときには、例えば、ライフビジョンのシートは、写真などを使うことが重視され、「ワクワクする」仕掛けを作っておきます。

他方で、ライフ・10年・年間逆算シートなどは、文字情報が多いページとなり、こちらは逆算思考を表現した生産性重視の形となっています。

作成のときも、「イメージ」が多めな方もいれば、「文字情報」が多い方もいると思います。

そしてそれは、運用に入っても同様です。私は、「生産性重視」型ですが、どう管理するのが自分にとって合うのかを考え、スタンスを決めておくことが大切です。

生産性重視

基本的に、普段の進捗管理は、ボールペン1本でこなします。また、私の場合は、気がついたときに適宜追記したりしていますので、他の方から見たら分かりにくい部分が発生しています。

「綺麗なもの」はテンションが上がるのですが、「綺麗に」していくためには、それなりに手間を惜しむ必要があります。

人によりますが、私は、その「ひと手間」が面倒に感じるタイプです。そのため、進捗管理は、4色ボールペン1本ですし、筆箱自体も、かなり容量が小さいものを選んでいます。

テンション上げ重視

出来たときの進捗管理にハンコを用いたり、余ったページに写真を貼ったりしていく管理をとれば、それは「テンションを上げる」ことを重視するタイプです。

テンションを上がる仕掛けを作っているので、作成に時間はかかりますが、見返すモチベーションが湧きますし、実際に自分が気に入った出来であれば、見返す回数も増えてくると思われます。

私は、手間が面倒に感じるタイプなのですが、人によっては、そのひと手間の面倒臭さよりも、ひと手間かけないことによる罪悪感や、ヴィジュアルが綺麗になっていないことのストレスが勝つ方もいます。

結局は、双方のバランスがある程度は重要になります。しかし、理想でそうは言っても、現実に完全に50:50で切り分けられる人は少ないです。

そのため、「どちらを大切にしたいか」を見つめ、予めスタンスを決めておくことで、他の人のやり方に刺激は受けつつも、「自分に合った型」で管理することができるようになります。

年間目標シートについて

年間目標シートは見開き1ページですが、作成した後に実際に進捗を確認するのに必要であり、実際に使っていく資料の1つです。

当初目標を立てたように上手くいかないのがこのシートの管理の難しいところですが、シートの管理について色々な話を聞くことができました。

詳しく見ていきます。

マイルストーンによる進捗管理の留意点

年間目標シートでは、「最終目標」は人により違うとはいえ、1年(場合によってはそれ以上)かけて実現していく計画なので、期間が長く、そのままだと進捗が分からずにダレてしまいます。

そのために必要なのが「マイルストーン(中間目標)」です。これを設定することで、最終目標に向けた山登りと仮定すると、真っ直ぐに山頂までの道を進むことができます。

しかし、マイルストーンを立て、それを実行に結びつける際に、留意点が2つあるので紹介します。

初動としての行動目標

まず最初は、「マイルストーンには行動目標を立てる」ことです。これはよく言われているものでもありますが、これの重要性は、「初動」の対応にあります。

目標に向けて行動するにあたり、最初の階段は「それに向けて着手を始める」ことにあります。それに役立つのが行動目標のマイルストーンです。

例えば、英語学習でいえば、「参考書を買う」とか「先生と今後の学習方針を相談する」とかそういうことが行動目標にあたります。

実際、目標からの距離でいえば、こうした行動をしても、とても「大きく近づいた」とは言いにくいです。しかし、第一歩を踏むことで、物事は流れて行きます。

そうであるからこそ、その「始めの一歩」を評価する行動目標はまず大切です。

継続の大切さ

第一段階の壁である、「着手」が完了することは大きな進歩です。しかし、行動目標はここに限界があります。

結局、目標達成には、「継続」が不可欠です。ただ、そこに、述べるのは簡単だが、実際に自分の身に降りかかったときに、乗り越えるのが難しい注意点があります。

それは、

「結果(数値)目標はいきなりブレイクポイントが来る」

ということです。逆にいえば、ブレイクポイントが来るまでは、一見、成長していないように感じ、苦しい時期が続きます。

結果(数値)目標の注意点はここにあります。テストの点を取ることを考えた場合、70点・80点・90点・100点にそれぞれマイルストーンを置いても、その達成の間隔は、全く一定でないことに自覚的であることが必要です。

そのため、実際は、「行動目標の達成→努力の継続→→(ある日突然)結果目標達成」という順番になります。要すれば、進捗管理をしたとしても、途中には目標達成の進捗が見られない時期があるということを、初めから織り込んでおくことが大切ということです。

この、いわゆる「プラトー」期は、人やその対象によって異なってはきますが、人による傾向が割とある気がしています。とはいえ、時期の違いはあるにせよ、成長の流れは共通しています。

そうであるからこそ、如何に「毎日淡々とやる(=習慣化する)」ことが大切になってきます。

優先順位付け

これは私個人の運用の話ですが、年間目標シートは、最大6個目標設定できますが、多く目標設定すればするほど、管理も大変です。

作成の中で、目標の優先順位を決めていましたが、作成してからしばらく時間が経過していたこともあり、なぜか「全部均一的に達成したい」と勝手に思うようになっていました。

そのため、全体の位置付けをゼロベースから考え直しました。

結果はこのような形となり、思考を整理することができました。

・英語・ブログの目標が最優先。

・運動は今年はそこまで力を入れない。週2ジムをキープ。

・趣味目標を立てたが、そもそも趣味は「作ろう」と思って作るものではない。「あ、やりたい」と思ったら、飛び込めばいいので、気楽に考えることとする。

定期的なセミナーに参加する価値

この逆算手帳の振り返りセミナーも1月から受講して、6ヶ月が経過しました。

セミナーは、できるだけ少人数(できれば個別)で、継続的に受けるのがいいという考えですが、逆算手帳ではどのような意義があるのかを改めて考えてみました。

逆算手帳という共通軸で「顔を合わせる機会がある」という価値

特に、逆算手帳は手帳なので、管理者は自分で、他の人には見せません。

しかし、逆算手帳は将来の目標も見据え、現在まで逆算して考えていることから、日頃使いとしては、進捗を確認し、現在地を確認し、予定と現状を見比べつつ、時折後ろを振り返り、自分の成長を感じることに大きな価値があります。

その振り返り機能を円滑にするのが、セミナーの価値だと考えています。確かに、システム構築がしっかりしている手帳なので、独りで進捗管理もできる仕組みにはなっています。

しかし、現実を考えると、日々に落とし込むと単調な作業になる管理を年間通じて続けるのはなかなか難しいものです。

何事もそうだと思いますが、人間は飽きる生き物であるからこそ、如何に続ける仕組みを「自分の中で」構築することが大切です。

その仕組みの中で、強制力もあるのがこのセミナーの機会だと捉えています。

質問・コメントをする

少人数制で、ゼミのような形態なので、会の中では必ず発言の機会があります。

質問して、回答を得ることも大切ですが、私は、「意見を言う」ことの意義は想像以上に大きいと感じています。

自分で言ったことは、自分の耳で聞いてもいます。そのため、発言した内容を自分で責任を持つようになります。

特に、実は考えたこともないことを話すときは、「自分の考えが深まる」ので、そのプロセスは非常に価値があります。

編集後記

当初の手帳の目的は、「スケジュール管理」にあります。しかし、Googleカレンダーを初めとするクラウドツールが発達している今、その機能を手書きでする有用性はそこまで高くありません。

しかし、逆算手帳の逆算思考で将来からブレイクダウンしていく過程を手書きで残しておくことには、「大いに価値があること」だと思っています。

「大いに価値があること」を今の私は上手く言語化できませんが、少しづつ言語化に取り組んでいきます。

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この記事を書いた人

相羽涼太

相羽涼太

読書、手帳術、旅行記・訪問記・食レポ、ジム(運動、食事)、英語学習などを中心に記事を更新します。

インターネットの登場で、「考える」ことが減りがちな今こそ、自分なりの軸を持って、考え、発信していくことを大切にしたいと考えています。

SF(上位10位、2019年1月現在):慎重さ、収集心、個別化、責任感、自我、指令性、目的志向、自己確信、信念、学習欲