逆算手帳は、作成するのにかなりの手間暇がかかります。
私も、11月から作成を始め、12月末に本格化し、翌1月中旬に完成と、ずっとやっていた訳ではないにせよ、完成まで3カ月を要しました。また、本来は12月までに完成させるべきところ、半月オーバーしました。
そのため、気合いを入れて作成したことから、完成直後からしばらくの間は、自分が作り上げたものを見返し、その作り上げた目標に向かって進んでいると思うと、それだけでワクワクします。
しかし、人間というのは飽きっぽいもので、完成後から3〜4ヶ月も経つと、逆算手帳を作成したときの情熱は薄れていきます。
とはいえ、目標は立てて、その逆算思考に基づく計画は実現してこそ、この手帳の意味があります。
それでは、ここから詳しく、逆算手帳を毎日使うための私の場合の運用について述べていきます。
逆算手帳を「見返す」
逆算手帳は「見返す」ことが大切です。
むしろ、頻繁に見返すことを見越して、手に取りやすく、カバンに入れても嵩張らない薄い手帳になっています。
私は、作成後しばらくは、「気が向いたときに見返す」ということにしていましたが、そうすると見返さなくなってしまいました。
そのため、そこに対策を打つべく、私は、毎朝8分の「逆算手帳」の時間を設けることにしました。
この「逆算手帳」の時間ではやることが2つあります。
それは、「見返す」と「書き込む」です。まずは、「見返す」について述べていきます。
「やりたいことリスト」
「やりたいことリスト」は、別名「100リスト」で、やりたいことをとりあえず100個書こう、というシートのことです。
詳細は下記別記事に記載しています。
逆算手帳の作成過程で一番最初に取り組むものなので、苦労もあり、思い出があります。ただ、欠点があり、100個もあるので、「しっかり」見直そうとすれば、それだけで大変です。
しかし、私は、毎日見返しており、8分の逆算手帳の時間の中で、基本的には、一番最初に見返すものです。
とはいえ、全部見渡すと時間がかかるし、嫌になります。
そのため、なんとなく俯瞰しつつ、気になったところを見返すことにしています。
俯瞰した上で、「気になったところを見返す」プロセスが私は大切だと思っており、「目に入ったところ」は意識するようになります。
その目に入ったところが、どのステータスであれ、意味があります。
それが達成していなければ、達成に向けて動き出すようになります。実は間もなく達成しそうだったことに気づくと、余計やる気になります。
あるいは、その「やりたいこと」が今となればどうでもいいことなのであれば、その「やりたいことリスト」は消します。達成とは違う色のペンを使えばいいと思いますが、「これはもう考えなくて良い」と判断します。
更に別のパターンを考えると、その「やりたいこと」が実は達成していたということもあります。
この場合は、達成したことで、ラインを引いて、完了になります。線を引いたりする動作は大切で、特に「いつの間にか」達成していたということがあると、かなりのモチベーションアップになります。
例えば、当初の私の「やりたいことリスト」の1つに、「ストレングスファインダーを学び始めたい」ということを書いていました。
そしてしばらく放置していて、それを書いたことすら忘れていたのですが、先日記載を見つけ、削除しました。
逆算手帳で書いたことは、潜在意識化に刷り込まれるので、それを達成しようと働くのですが、「潜在意識」の話になると、実感が伴わないので、胡散臭さをどうしても感じてしまいます。
しかし、こうやって「実は達成していたこと」を見つけると、潜在意識のすごさを実感しできます。
そういったプチ成功体験から、「手帳を活用しよう」と思えるようになっていきます。
「Life visionシート」
『Life visionシート」は人生において、現時点で想定する最終ゴールを文字化およびヴィジュアルで示したページのことです。
例のごとく、詳しくはこちらの記事で紹介しています。
このシートは作成にもコツがあり、私自身も、書籍だけで書き上げることはできませんでした。また、このシートは、写真やイラストを貼ることが推奨されているので、作成も必然的に時間がかかります。
さて、「見返し」についてですが、これは、ただ見ることに価値があります。
実際に見返してみると、当然ながら、文字情報よりも先に、写真やイラストが嫌でも目に入ります。
しかし、写真を見ると、中には、「なんでこれ貼ったんだっけ…?」となることがあります(もちろん、文字情報のときもありますが、説明の便宜のために、写真にて例示します。)。
そして、「なんでだっけ」と思い、円グラフの中を見返すと、その答えとなるトリガーが書いてあります。
そういった「思い出す」プロセスを踏むことで、記憶は強化されていきます。ヴィジョンを忘れないための工夫が、見返しには存在します。
「ライフ逆算シート」「10年逆算シート」「年間逆算シート」等
表題にあるような残りのシートは、「毎日見返す」ことはしていません。
こちらは、私の中で、「見返す」パートに含まれておらず、「書く」パートの参考書としての位置づけです。
こちらは、「書く」パートで進捗を確認するとき、必要に応じて見返すものになります。
「書く」パートでは、足元を見て進捗を実感するのですが、足元からビジョンに向かうにはどういう経路となる予定だっけ、と忘れた際に見返すという用途です。
逆算手帳に「書き込む」
逆算手帳に対し、毎日やることに、「見返し」の他に、「書き込む」ということがあります。
「書き込む」については。用途は本当に色々あるとは思いますが、私が、毎日のように書き込むのは2つのシートです。
「マンスリーページ」
まず1つは、「マンスリー」のページです。
マンスリーに関して言及した記事はこちらです。
このページは、どの手帳にもあると言っても差し支えないほどの物ですが、私は、アポイントなど、相手があり、日時が確定しているものであれば、ここに記載します。
電子でもGoogleカレンダーを使ってはいるのですが、Googleカレンダーだと、「あとどのくらいまでなら予定入れても問題ないか」などを数ヶ月単位で把握するのが私には難しいと感じています。
直近の予定は得意なのですが、長期的に見た際に、予定をもっとセーブした方が良い、などの判断をするのが、Googleカレンダーだと厳しいということです。
そのため、プラン決めの際にはこれを見つつ入れます。アポイントがあったときで、特に、iPhoneが触れない環境にあるときは、マンスリーのページに書きます。
また、例えば、打ち合わせなど相手と手合わせするのが必要な場合、質問・コメント事項で、最初の頭出しは、私はマンスリーのページでやります。
アイデア出しの段階だと、やはり紙に軍配があるのと、ノートなどに書くと、その書いたページを忘れ、探す手間が生じて面倒で、探す度に自分にストレスを感じたからです。
その意味で、逆算手帳の「薄いけど少し大きい」このサイズ感に私は助けられています。
ほぼ日カズンほど大きくはなく、ノーマルなほぼ日よりも大きいこのサイズだからいいのです。また、薄いから持ち運んでもいいな、という気持ちにもなります。
「マンスリーガント」
次に、もう1つの書き込むページは、「マンスリーガント」のページです。
このページは使用方法に限定がなく、自由に使用することが推奨されています。
少し紆余曲折はありましたが、結局私は、このページを、進捗管理に使うことにしています。
やり方は、項目を設け、やったら☆を付け、必要に応じ簡易なメモをつけるだけです。
ちなみに当初は、ハンコをやったりしましたが、ハンコの蓋を取り出すのが面倒なのと、そもそも筆箱の中にハンコを入れたくないので、星マークは手書きになりました。
これの進捗管理のお陰で、進捗を感じることができるのがいい点です。後から星を眺めるだけでも、控えめに言っても、進歩したように感じることはできます。
最初は別の使い方をしていたのですが、私としては、「年間目標シート」のみの進捗管理だと、進捗を感じることが出来ず、苦しい想いを抱いていました。
「ライフ逆算シート」「10年逆算シート」「年間逆算シート」等
これは先に少し触れましたが、特に「マンスリーガント」のページにおいて、足元の進捗を見たときに、全体像をたまに見たくなります。
このような、全体の中で今どこにいるのかを確認したい際に必要に応じて参照します。
本でいえば、「参考書」のような扱いで考えています。
編集後記
今、逆算手帳の使い方の見直しを図ろうとしています。
より表現を正せば、「逆算手帳」と他のツールの使い分けをしっかりしよう、と考えています。
↑が経緯ですが、機能ごとのツールの使い分けは厳密にすべきであり、そうしないと頭がこんがらがり、非常に非効率が増え、意志力(ウィルパワー)の無駄使いになってしまいます。
現在試行錯誤中ですが、徐々に記事化できればと思っています。
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