少し学習プランを決めるのに自分の中で紆余曲折があったのですが、英語学習を本格的に始めることとしました。
まずは、当面の方針としてのプランニングを記事としてまとめていきます。
これまでの経緯からの結論:現状の力からいえば、基礎固めから始めることが必要
学生時代の必修科目としての最低限の学習と、2015年後半〜2016年にかけたTOEIC学習での870点を取得し、実は私にとってはTOEICの学習は特段意味がなかったことに気づき、2017年後半からTOEFLの勉強を始めました。
その結果、2018年前半に、TOEFL67点は取りましたが、そこで停滞しました。停滞といっても、2回同じスコアを取ったということなのですが、正直TOEFLの問題は難しいと感じているので、2回目の受験時にはぼんやりと頭打ち感を覚えていました。
何より、私は中学時代における英語はテストにおいては特段苦手意識はなかったのですが、高校時代には苦手意識がある中で取り組んでいました。
そして、ヒアリングとかをしていくと、67点という点数は、「基礎に穴が空きまくっていることを露呈している状態」なのだそうです。先月(2019年3月)にこのセリフを言われたのですが、自分では分かっているつもりでも、指摘されると、結構ショックでした。
人間は、頭の中で勝手にセルフイメージを上げすぎてしまうので、現実の自分がそこまでではないことを知ったとき、絶望的な気持ちになるということなのでしょう。
以前よりは素直に建設的な意見については受け止められるようになってきましたが、まだまだ指摘されるとダメージも大きく感じてしまうので、年単位になりますが、改善していきたいところです。
基礎固めからスタートしよう
英語学習でいえば、高校時代に苦手教科であったということからも分かるように、基礎に穴が空きまくっています。それはかつてはうっすら自覚しつつも、認識するのを何故か拒否する自分がいたのですが、少し受容の窓口が出来てきました。
そういう訳で、完全に基礎からやり直しを図ることとします。なかなか進まないことから、「早く終わらせたい」と実は思っていたのですが、「終わらせる」という認識自体が間違っていることも知ったので、じっくり付き合っていきたいと思います。
具体的には、「単語」「文法」「発音」に絞って、ここから半年近くはやっていきます。
学習のポイント
学習の基本は、粗めにどんどん進めていくことにあります。粗めに回し、周回していく中で、徐々に細かいところの学習にも入っていきます。
それは、友人の家に行ったときと同じですが、1回目は道路とか何番目の交差点を曲がるとか、そういう覚え方をします。2回目になると友人宅の周りの風景とかにも目を配る余裕が出てきます。訪問を繰り返す度に、視野が広がり、細かいところも目に入ってくるようになります。
仮目標を立てる
最終的なゴールはあるのですが、道を決めないと、迷い込んでしまいます。だからこそ、「仮目標」を立てていくことが大切になります。
私の場合、まずは、この単語・文法・発音の基礎を身につけていくところからということになります。仮に目標を決め、達成していくことで、学習に停滞感を感じずに進めて行くことが大切になります。
学習を進めていく上で2つのポイント
実際学習をしていく際には、2つのポイントがあります。
それは、
・触れる回数を増やすこと
・思い出す機会を作ること
です。
1点目はそれこそ英単語が分かりやすいですが、とにかく触れる回数を増やすことで、それに親しんでいきます。
2点目は、ついつい疎かにしがちですが、「思い出す」行為をしないと、記憶に留まり、「使える」まで至ることができなくなってしまいます。
英単語について
英単語を理解している、といっても理解には色々なレベルがあります。
浅い理解は、英語が出てきて、2〜3秒想起して、日本語が出てくるパターンです。しかし、このレベルだと、Readingでさえ、スピードを遅くしてしまいます。その他については、太刀打ちすら出来ない状態になります。
次に、深い理解ですが、ここには2段階あります。1段階目が、英語からパッと日本語が出てくる段階です。
2段階目が、英語から「ある」イメージが想起できる段階です。appleといえば、「りんご」という言葉を介さずに「ある」リンゴの絵が頭に浮かぶと思いますが、そのレベルになります。
そもそもの単語帳の立ち位置として、理解を1段階目まで連れていってくれるのが、単語帳の役割です。しかし、単語帳では、2段階目に至ることはできません。2段階目に至るには、文章の中で、生きた分脈の中で出会う必要があります。
その理解をした上で、まずは単語帳での学習を進めていきます。
具体的な英単語の勉強について
TOEFLの英単語学習は、「3800本」を使うのがスタンダードとも言われますが、かつて学習してきたときに挫折した経験があるので、「完全攻略!TOEFLテスト英単語4000」を活用することにします。
やり方は、この本に記載してある通りに学習することとします。
まず、この本は全体で4000単語があるので、全体を500単語×8セットと考え、1セッションずつ仕上げて行くこととします。
学習方法としては、テストとして、英語を見て日本語にできるかどうかを確認します。出来たものにはチェックマークを付けることとします。
テストをした上で、1回目の作業になり、出来なかったところ、すなわち、チェックしたところのみを確認していきます。そこでも思い出せなかったらチェックマークを残し、思い出せたらチェックマークを外します。そして、チェックがついているところについては、さらっと解説も一読します。それをセッションの500個までやって1回となります。
それを繰り返していきます。徐々にチェックの箇所が減っていくので、それがなくなったら1回終了となります。
文法について
文法についても、穴だらけなので復習が必要です。
むしろ、学生時代は文法の学習を軽視していたのですが、その一方で、文が難しくなるほど、読みが適当になる自分を自覚しながら放置していました。
これは完全に文法や構文知識に欠けていたということになります。
まずは、本を1周読むところから始めていこうと思います。基礎からの振り返りなので、「英文法=スッキリ講座(くみたて編、いろどり編)」を読んでいきます。
少し時間を空けつつ、複数回こなしていこうと思いますが、本の内容は都度「思い出す」テストをしつつ、触れる回数を増やすことを意識して進めたいと思います。
発音について
本来、外国語学習は、「単語・文法・発音」がセットとなって勉強すべきであるようです。
しかし、実態でいえば、日本においては、ほとんど発音の学習はしません。「全くしない」と言っても間違ってはいないと思います。
発音は、成り立ち(仕組み)を知って、それに沿って学習していくことで、身に入りやすくなるそうです。発音には、それぞれグループがあります。
【t】【d】【n】【l】のグループ
このグループの共通点は、「舌先が歯茎に付く」ことにあります。付けることで、肺から上がってくる空気の流れを遮断し、別の音として変化する効果があります。
【t】については、
破裂音なので、空気が口の中で破裂しながら発音する形となります。
また、無声音になります。声帯を特段使うことなく発音します。
【d】については、
【t】と同じグループの有声音版となります。有声音は、喉を揺らすようなイメージ。正確には声帯の筋肉を揺らすことになります。
【n】については、
鼻音という特徴があります。意識はできませんが、鼻の奥の筋肉を動かし、鼻に空気を通す量を増やして発音します。鼻音では、鼻からの空気が漏れる量が増えるので、鼻音発音時は、鼻から暖かさを感じます。
【l】については、
他3つの音より、舌を立たせる(真っ直ぐ歯茎に当てる)イメージになります。側面音なので、空気が横から流れてくるイメージになります。そして、これは有声音です。ただし、これは対応する無声音が存在しないので、この区別は意識する必要がないものです。
【r】のグループ
【r】については、
舌を奥に引くイメージで発音します。舌の中央部を上にあげて、空気を塞きとめます。そして、舌先をカールさせつつ、音を出します。
練習としては、「r」 → 「ra(「ら」とは違うことを確認しつつ)」→ 単語練習の順番が良いです。
注意点として、日本語のらりるれろは、舌が歯茎を弾くので、それをやってしまうと日本人発音になってしまいます。
【p】【b】【m】のグループ
このグループの共通項は、「唇がくっつく音」であるということです。
それ以外の特徴は下記の通りになります。
【p】破裂音・無声音
【b】pに対応する音で、有声音
【m】鼻音。有声音
編集後記
「やり直し学習」からのスタートになりますが、日々成長して楽しい生活を送っていくため、一歩一歩踏み出していこうと思います。
何より、私は中途半端な完璧主義者であることが分かりました。完璧主義者は何の意味もないのでやめます。
自分の成長過程のドキュメンタリーを自分で作っていければ、と期待に胸を膨らませて前進していきたいと思います。
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