記憶の大切さ、活用方法について述べられていた本。
記憶について割と網羅的に書かれているとは思ったが、何だろうか、具体例の記載が少ないからだろうか、あまりイメージしやすくないな、と個人的には思った。
全般に、記憶で知識を連携して、ネットワークを作ることの大切さを謳っている。もちろん、ワーキングメモリの大切さにも触れている。
特に印象に残った観点を3つ紹介する。
○記憶力がいいのでなく、繰り返すという行動をしている。話せば話すほど、記憶は整理され定着する。アクションの直後に繰り返し思い出し、自らの仮説と照らし合わせて常に検討することで、記憶の質を高めながら定着させている
→繰り返し思い出し、アウトプットする習慣が大切である。量をこなすことで質へ転換する、という記載もあり、アウトプットと繰り返しの大切さを学んだ。
○記憶には、知識記憶、経験記憶、方法記憶がある。方法記憶は言葉で表すことがてまきないもの。身体で覚えることが重要。
→知識偏重型社会に警鐘を鳴らす言葉。経験が大切である。今の社会ほど経験に立ち返ることが必要では、と思う。
○数字と名言は、印象を強化する鉄板である。
→数字は印象強化のためにある、という切り口かま斬新であった。確かに詳しいことをパッと話せる人は印象がいいが、それを言葉に置き直してもらったイメージ。
簡単ではございますが、感想と気づきとの記載まで。