ブログ記事を書いていくのは、一見容易ではないように感じます。
しかし、コツを掴んでいけば、継続することができるような、光が少し見えてきたような気がします。
私が、継続するに関して、光が見えた5つの点を紹介します。
はじめに
今回の立花B塾では、「ブログのお悩み相談」ということで、講義パートの終わりに、質疑応答のコーナーが設置されました。
多岐にわたる質疑応答の時間となったこともあり、自分の腹にしっかり落とすために整理が必要だな、と思った時間でもありました。
ここでは、再編成しつつ役に立つノウハウを5つ紹介していきます。
観点①:モチベーション維持について
淡々とやる、という表現が好きで、私自身はモチベーションという言葉自体があまり好きではないのですが、言っていることは変わらないので、モチベーションという言葉も用います。
質問としては、「書けない日とかも生じるがどうすればいいか」ということです。
この質問に対するアプローチは2つあります。
1つとして、まず、心のあり方として、「書かなくてもいいよ」と許すというアプローチがあります。
これは大切な側面ではあります。しかし、これでは全く書かなくてもいい、ということにもなってしまい、それでは悩みそれ自体へのアプローチはされておらず、やり方(doing)の面では解決しません。
そこで2点目です。それは、ハードルを下げて習慣化することです。立花さんが話していたこととしては、やる気がない日はあるが、それでも5〜6行のメルマガは書くとか、そういったことをしているということでした。
ハードルを下げるというのが私は上手くできないのですが、この話を聞いている時に出た例として「ラジオ体操のスタンプカード」が出てきて妙に納得しました。私自身小学校の時にはラジオ体操に通ったことがありましたが、なぜ通っていたかといえば、スタンプカードをハンコだらけにしたい、という理由だけだったと思うからです。
小学校の時は、読書の秋という時に、本を読むこともしていました。こういう時だけ気合を入れる友人もいましたが、私は、淡々と毎日1冊とかペースを無意識に守ってやっていたのを思い出しました。
なるほど、スタンプカード式で実行管理すればいいのか、とハードルの下げ方のヒントが得られました。やっぱり習慣化は「毎日」がポイントですね。
観点②:ブログを書く上でハードルを下げるポイント
観点①と類似の観点ではありますが、観点②は、ブログ執筆に特化して考えた際に、ハードルを下げるポイントになります。
それは、「書ける範囲のことしか書かない」ということです。
立花さんは、何か講座を受けるとこの話があると思いますが、ブログを始められた際、−その際はサラリーマンもしていた時代だそうですが−1日3記事ペースで記事を書かれていました。
そして、私は勝手にイメージで、「相当の時間をブログに費やしていたんだなあ」などと考えていました。
しかしそれは事実誤認であり、例えば、3記事のうち、書評記事を昼休みに書いていたそうですが、それは、「45分の中で書ける記事を書いていた」ということでした。
最近の投稿を見ていたので、立花さんの記事は割と長文記事が多い印象でしたが、確かに、初期の記事を確認すると、かなり短文なのです。
これは、自分の中で盲点でした。そして、私自身、「まあいいか」ポイントはあるので、完璧主義ではないのですが、ある程度は記事を作り込む方なので、驚きもありました。
今現在、時間は考えず、書きたいことを自由に書いている状況でしたが、それだと時間が足りないし、何よりエネルギーを結構割いてしまっています。「時間内に仕上げられる範囲で作成する」というのは本当に大切な観点だな、と思いました。
そして、「書けるようになれば、クオリティを上げるのは簡単」ということでした。これはそうですね。私自身、最初の方に書いた記事をチラ見していると、成長していることを感じることができます。
観点③:記事を書くのにかける時間について
「書ける範囲のことしか書かない」と言っても、ノーヒントで考え出すのは難しいです。そこで、1記事あたりのかける時間をお伺いしました。
日記であれば15分、重厚なメッセージ記事でも70分で、とのことでした。これは、立花さんが親指シフトという日本語打ちスキルを習得されているからのスピード感ということはありますが、思ったより短くて驚きました。
そして、自分の反省となった言葉が、「エネルギーを使いすぎるから1記事に2時間以上はかけない」というところでした。私はがっつり2時間以上かけていたので、エネルギーをかなり使っていました。最近疲れているなあ、と思うことが多かったのですが、これは他のこともこなしつつ、ブログにかけるエネルギーが多すぎたということなのかもしれません。
観点④:記事のクオリティのハードルを下げる
商業出版ではないので、ブログについては、クオリティの追求はほどほどで良いとの指摘もありました。
自分自身悩んでいた点なのですが、書評とか読んで、記事化する時は、行動を変えることは出来ないので、宣言までしかできません。
しかし、「こうやりたい」とか「これは問題だから解決しよう」とかそういう終わり方の記事でも全く問題はないという指摘を頂きました。
宣言するだけと言っても、宣言すらしていない人や一歩が踏み出せない人も多くいます。
そして、宣言した後、試行錯誤をしていく中で、その結果も書いていけば良い、というアドバイスもいただきました。試行錯誤は失敗しても書いていいということでした。
失敗したら書いてはいけないのでは…、と思いますが、これは、自身のログになるという意味だけでなく、読者にとっては「疑似体験」という意味もあるということでした。
「なるほど」と私の読者としての目線の不足を実感するとともに、ライフログとしてのブログの活用の可能性を強く感じました。まだまだブログを活かしていけるな、と希望に満ち溢れています。
観点⑤:メッセージ記事を書いてみよう
私は、「メッセージ記事」を書いてみたいと思ってはいるものの、一歩が出ません。なぜ一歩が出ないかすら良く分かっていませんでしたが、立花さんとやりとりする中で少し見えてきました。
対話している中で話になりましたが、メッセージ記事は、「偉そうに見える」と自分の中で思っているから書こうとしても書かなくなっているんだな、と思いました。
そして、メッセージ記事の第一歩として、「「即行動」を実施してみた!3つの良かったこと」などというように、「良かったこと」からスタートしてみるのはどうか、というアドバイスをいただきました。
「よかったこと」や「その理由」とかであれば、自分の意見というよりは、実際に体験したことであったり、エビデンスがあることなので、書けるな、と思えてきました。
エネルギーが要るので、少しまとまった時間が必要にはなりますが、やってみます。
まとめ
ブログを継続していくための観点として5点を紹介しました。
一言でまとめるとこのようになります。
・ハードルを下げて習慣化しよう
・書ける範囲のことを書こう
・記事に時間をかけすぎないようにしよう
・疑問や宣言だけの記事も十分価値がある
・まずはとっかかりやすいところからメッセージ記事を書いてみよう
編集後記
諸々の主張を見ると、立花さんは「たっちー」と呼ばれたいようですが、「たっちーさん」も違和感がありますし、まだ私にはハードルがあります。
純粋日本人なので、礼儀をもって接することを考えていることと、年齢が離れていることから、変に私が気にしているからかもしれません。
英語に丁寧表現はありますが、敬語概念はほぼないので、羨ましく思うときがあります。年齢で縛って対話するのに変な気を遣うことは、色々なところで障害が生じ、いいことはないと思っています。
もちろん、無礼ではいけませんが、少なくとも、プライベートな関係やブログなど趣味の関係では、フラットな人間関係が構築できるようになりたいと感じているこの頃です。