TOEFLの勉強法の本は、ほぼありません。この本くらいしかないような感じでした。
なんとなく学習法を考えてはいるのですが、ぼんやりしていて、曖昧な部分も多分にあったので、勉強法を確立したく手に取りました。
はじめに
2019年はTOEFLに取り組む年にすると考えていたのですが、1ヶ月半放置していました。
それはそれで、逆算手帳の学びをまとめる中で更に関心が深まっていったり、ビジョンには「自分について知りたい」と書き、やりたいことリストに「ストレングス・ファインダーについて学ぶ」と書いていたことが結びつき、ストレングス・ファインダーを軸とすることを自分の中で決めたり進展があったのですが、2019年目標の中で、「ライフワーク」や「学び・成長」を重視した生活を送ってきていました。
しかし、私の中で仕事部門の中核をなしている「TOEFL」を放置していました。そろそろ本腰を入れる必要があるのですが、闇雲な学習は時間を浪費しますし、ブログでのアウトプットもこれからもしていきたいので、その時間も確保したいです。
そこで、戦略的に勉強を考えることにしました。
出題パターンを知る
この本を読んで、本来知っていたはずなのですが、出題パターンを知ることは、まず点数をあげる上での第一歩であることを再認識しました。
特に、TOEFLはテスト形態が特殊なので、出題形式をしっかり把握しておくことが必要です。
TOEFLは4時間近くかかる長丁場を必要とするので、先を見通しながらこなしていくことも必要だな、と実感しました。
ボキャブラリー・ビルディング
語学は、ボキャビルは大事です。
しかし、この本の中では、「単語帳はサプリメントに過ぎない」と言っていました。そして、公式問題集で出題されたところから学べ、ということでした。
私自身はといえば、そう言われると楽な気がします。学生時代、単語帳から単語テストの出題があったりしたのですが、あまり得意ではありませんでした。得意な人は余裕で満点を取りますが、私は低得点が多かったです。
そもそも丸暗記が苦手なこともありますが、「単語帳を見る」ことはサプリと考えると、かなりスッキリしました。でもこのサプリは、筋トレにおけるサプリよりも、あった方がいいな、とも思います。
リーディングも単語学習の一環としてこの本では述べられており、それに加え、「問題に理系科目が多いので、頻出範囲について、日本語で知っておいた方がいい」と言う助言もありました。
リスニング力アップのための5ステップ訓練法
リスニングに力を入れることが必要で、本書では訓練法の記載を丁寧にされていました。
①ディクテーション
聞いた内容を書きとり、
PBT時代の短い音声で練習するのが良い、ということでした。
「聞き取りに関するメモリー消費量を下げる」ために実施した方がいいということでした。正直面倒だな、と個人的には思ったのですが、この作業を積み重ねることで土台を構築するようです。
確かに、現状、リスニングの6分のヒアリングはするだけでしんどい状態で、内容の全体把握はできず、部分的把握の状態です。
そう考えると、ここから始めることが必要ですね。
②シャドーイング
ディクテーションが音を識別する力を養う作業である一方、シャドーイングは意味理解の即時性を上げる練習です。
「音は聞き分けることができるが意味は分からない」という方は、この訓練をすれば大きく成長していくようです。
③リプロダクション(復唱)
②のシャドーイングの進化形が復唱になります。音声の補助がなくても、音源の発声レベルで話せるようになるというのがこの復唱の段階です。
まあ、これらはやったことはあるのですが、徹底的にやれ、ということを本書では長めの記載で伝えています。
④ノートテイキング(メモ取り)
リスニング基礎編はここまでで、④はTOEFL対策になります。メモ取りの練習をしておけ、ということでした。
メモ自体は補足的に使うものではあるものの、問題解く時に見返せばヒントになる場合も多々あるので、メモは推奨されていました。
その中のアドバイスで、「会話について男女を分けると良い」との記載がありましたが、それさえやっていなくアバウトに問題に取り組んできたので反省しきりでした。
⑤ファストリスニング
これは、マラソンでいう高地トレーニングのようなものですが、スピードを上げてリスニングをするというものです。
これをやることによって、本番の時の音声がゆっくりに聞こえる効果があります。これ自体は通勤時とか空き時間にやれば良いとのことでした。
スピーキング・ライティング
ここからはアウトプットのセッションですが、アウトプットセッションの難しさを実感しました。
インプットセッションよりも、「自助努力」が要求されるということで、スピーキングでいえば、自分で話し、話した言葉を文字に起こし、表現とかをブラッシュ・アップすることを指摘されました。
地味な作業なので、面倒に感じてしまいますが、やはり淡々とやっていくしかないんですね。
ただ、「スピーキングは英会話ではない」という言葉は少し楽に感じました。確かに、PCに向かって話しかけるだけなので、英会話とは違うのですが、明確に否定し、それ専用の対策を講じるので良い、というのは少しだけ気が楽になりました。
おわりに
日本語ですらアウトプットはなかなか簡単ではないので、それを英語でやること、そしてそのための訓練の大変さを痛感しました。
そして、とりあえず当面はインプット部門だなあ、ということも実感しました。アウトプット部門は一段上だということも明確に分かりました。
このブログもいつかフルを英語で書けるような実力を養成したいです。