ストレングスファインダーワークショップ参加録【講師:しずかみちこさん】〜資質から自分と他人の理解を深めていく〜

先日、認定講師のしずかみちこさんがファシリテーターを実施するストレングスファインダーのワークショップに参加してきました。

何より、自分の中の常識は全然他人に当てはまらず、「人って個性に満ち溢れているんだなあ」と気づきました。また、同じ資質を上位に持っている人は多かれ少なかれ類似点が確かに多く、ストレングスファインダーを自己分析・他者観察の軸とすることの威力も思い知りました。

実際、上位5資質が全く一緒になる割合は、27万8,256人/1だそうで、これだけでも人による違いが大きくあることを理解できると思います、

会の流れ

↓の写真にある黒板に書いてある通りに進行していますが、このワークショップでは、

・しずかさん挨拶

・(全体で)自己紹介

・グループワーク

・グループ毎の発表、発表に対して質疑応答

・全体で質疑応答

という流れで進んでいきました。私の経験上ワークショップ(WS)形式で学びになったことが多いな、と感じることはあまりなかったのですが、ストレングスファインダーを団体で学ぶ場合には、WS形式が一番学びになるだろうな、と直感的に感じました。

グループワークでは参加者同士で議論し、同じような考え方を感じて話が不思議と盛り上がり、その後のグループ毎の発表でも、参加者同士の質疑応答も多かったです。特に、グループ毎の発表は、しずかさんのファシリテータースキルも光っていて、参加者のコメントに対し、解釈を入れ、より高次の理解へ導く解説をされていました。

今回の参加で、後悔があるとすれば、私が「慎重さ」チームにいたために、発表も慎重な感じでいった方がいいのかな、謎の遠慮で発表を後ろにしたことです。チーム発表終了後は質問とかも入れていったのですが、前グループには突っ込んでなかったので、もっと色々聞いてみたらよかったです。

上位5資質の提示

参加者には名札が配られ、一覧表の紙も配布されるので、参加者の上位5資質は全員が把握しつつ会は進んでいきます。

先日テストを受けてみて、私の5資質は、「慎重さ」「収集心」「個別化」「責任感」「自我」です。「慎重さ」って全然嬉しくなかったのですが・・・

そして、グループは、資質毎に班分けがされました。私は、「慎重さ」グループに配属になりました。今回、他のグループは、「内省」「親密性」「分析思考」「ポジティブ」「適応性」「調和性」でした。

グループワークをする前に、他のグループで関心があったのは2つです。

まずは「分析思考」で、純粋に羨ましいですし、「分析ができる」っていうのはカッコいいです。自分はもう少し分析思考が強いと思っていたので、19位となかなか低い自分の順位に悲しくなっていました。

また、「ポジティブ」も相当気になっていました。特に自分が確実にポジティブではないことが分かっているだけに、悲しい気持ちになりつつも、こういう資質を持っている人って羨ましいなあ、と思っていました。

グループ毎の話し合い

今回は、「好きな仕事」「言われて嬉しい言葉」「ストレスになること」「言われると凹むNGワード」に沿って議論しました。

「慎重さ」班で議論になったことをまとめると、こんな感じでした。

好きな仕事

・丁寧で繊細さが要求される仕事

・猪突猛進な人だが、耳は傾けてくれる人の横でアドバイスをする仕事

・量・内容をコントロールした仕事

ストッパー役として機能し、アドバイザー的な役割で物事を進める人の隣にいることが「慎重さ」の分かりやすい発揮だと思います。これは「No2としての能力」に長けた「慎重さ」を上手く発揮した仕事のやり方だと思います。

言われて嬉しい言葉

・一生懸命になっていることを褒められる

・「参考になりました」などと人の役に立ったこと

・そもそも褒めることが下手なので、褒められることもない

「何か言われるんじゃないか」とか考えて、言われること自体が怖いというコメントや、何より、嬉しい言葉があまりにありきたりでささやかなことなので、「そもそも褒められる機会が少ない」とまとめました。

ストレスになること

・ドリームキラーの存在

・ネガティブ・スパイラルが止まらない

元がネガティブ思考なので、本当に周りが大切で、ネガティブなことを言われないよう注意しないと、自分がすぐ潰れてしまいます。ポジティブな人を周りに置くことを相当意識しないと、と思います。

言われると凹むNGワード

・一生懸命にやっていることに対し冷たい反応をされること

・「バリア張ってるよね」

「バリア張ってるよね」というのは本当に言われたことがあるそうですが、かなりエグいと思います。凹むというのは図星だからであるからということになります。

グループワークの感想

あるあるネタがいっぱい出てきたグループ内の議論となりました。

「慎重さ」ホルダーはプライベートな関係についても慎重で、あまり話さない傾向にあるそうなのですが、話している中で、「人に相談することは基本しない」ということで一致したことは、まさにこの現れかと思います。

また、「確かになかなか動かない面はあるが、やると決めたらやる」ということでも一致しました。「実行力」の素質ではあるので、やる時はやるということが共通認識だと分かったのは興味深かったです。「決断の時は妙に自信がある」というのも共通認識で、確かに決断したらやるなあ、と思いました。

グループ毎の発表

グループワークが終わると、それぞれのグループから発表がありました。

↓内容がまとめられた写真はこちら↓

「内省」グループ

1人でじっくりと考えることが好きな人」がこのタイプに所属します。

グループの発表で印象的だったのは、必ず喫茶店に寄ったりなど、「自分で考える」時間を確保することが絶対に必要というところで、私は別に必須とは考えていないので、そこに自分との差を感じたことがまずあります。

そして、「判断を迫られる場面が苦手」で、「3年考え続けて決めるということも全然ありうる」という話はかなり衝撃を受けました。本当に脳内が常にフル回転しているんだな、と驚きが隠せませんでした。この話を聞いて、私の身の回りの人間関係も進み、なるほど、自分の斜めの上司は「内省」の資質が大きいのかな、と納得するに至りました。「なんでこんなにうだうだと考えているんだろう」と思ったことがあったのですが、「考えることが大好き」という内省資質を理解すると、行動原理が理解できました。

ただし、「考え過ぎて、思考スイッチを切らないと夜眠れない」という方もいるくらい、考えているレベルは尋常じゃないようです。「内省」資質ホルダーの小説とか、イメージに富んでいそうで興味深いなあ、などとも思っていました。

「親密性」グループ

相手のことを知りたいし、自分のことも教えたい」資質だそうです。少数や1対1でのコミュニケーションで、お互いの理解を深めていきながら物事を進める傾向にあるようです。

そのため、このグループの発表は、「始めの5分くらいしか課題の話はせず、身の上話でほとんどの時間を使った」ということから始まりました。

「慎重さ」資質ホルダーはプライベートなことはなかなか話さない、という性質があるのを考えると、そこの面では対照的なので、その分驚きも大きかったです。

そして、その資質を持っているであろう職場の同僚の行動原理の理解もかなり進みました。同僚は結構親しげに接してきて、基本1対1の人間関係の中で仕事を進めるタイプだったのですが、まさにこれが「親密性」なんだな、と理解しました。

それにしても、身の上話からながーくゆっくりと時間をかけて話していくというのは、自分の頭にはない考え方で、呆気にとられていました。

「分析思考」グループ

「じっくり考え、フェアな思考で見る」資質で、理路整然に、簡潔に整理します。何より、このグループの発表がダントツで短かったのが印象的でした。

聞き手に回り、常に自動的に分析し、頭を整理しているようです。私も話を聞きながら分析していくことはありますが、ここまで端的に、でも重要事項の抜け漏れもなく、というのはなかなか難しいところです。

「分析思考」ホルダーは本当に理性の中で生きており、「子どもが何を考えているか分からない」からイライラしているのは、分からないことに不安を感じ、イライラしている。だから、分析して自分の中で理解したら受容できるようになってしまうそうです。「理解できないから嫌いというだけ」だそうです。ここまで理性で判断できると、人間関係のいざこざもあまり多くなさそうな気がします。

「慎重さ」グループ

「すぐに動かない」という実行力があり、トップ2に向いている資質で、隣で「ちょっと」と言える人で、他の人が気づかないリスクに気づくことができるそうです。

そして、「大きいことをやる時に、横に慎重さ資質を持つ人がいると安心」だそうです。

確かに、「他の人が気づかないリスクに気付ける」ようではあるのですが、だからなんだ、という感じですし、そもそもこのレベルで考えることは当たり前だと思っていたのでなんか微妙な気分でした。

しかし、この後の「ポジティブ」資質ホルダーの発表のところで、本当にリスクなど考えず、「とりあえずやってみる」「当たって砕ける」ということを自然にやっているという話を聞き、「リスクへの気づき」の良い点を少し見出せました。

「ポジティブ」グループ

強い情熱があり、楽天家で活力があるので、他の人にパワーを与えることができる資質です。

「ポジティブ」は「慎重さ」とは逆に近いような性質であるために、考え方の相違が目立ちました。

まず、「表裏がない」「悪意なく受け止める」という話は、「ポジティブ」のイメージ通りではありますが、悪意を感じず、とりあえず受け止めてみる、というスタンスはなかなか取り得ないと私は思っています。

また、「他の人がチャレンジしないことに信じられない」という話を聞くと、「もはや自分(慎重さ)ホルダーがチャレンジしない例として考えられているようで」嫌だ、とすら思いましたが、「まずは実行」が大切な方であるようでした。

「適応性」グループ

発表を聞いているだけだと「適応性」の特徴が掴みきれなかったのですが、しずかさんの解説を聞いていくと理解してきて、まさに「適応」で、どんな環境にも対応し、生き延びることができるという資質ということでした。

それでも、「適応」できるというだけで、「回復志向」がトラブルがあると燃えるタイプなのに対し、「適応」は嫌ではあるけれどやるという違いがあるようです。

「今の積み重ねで未来がある」という考え方が好きだ、という話もあったりして、自分との考え方の違いに驚きました。私はもはや目標を立ててそれに向かって取り組んでいくことを自分に言い聞かせていました。

「調和性」グループ

「調和性」はグループなどの「和」を重視する資質です。基本的には受け皿は広いものの、和が乱れることが嫌で、和が乱れる場合には、それを解消しようと人に働きかけることもします。他方で、人を優先し、自分を後回しにすることもあるようです。

これも自分はしっくり来ず、「こういう考えの人もいるんだ」と純粋な驚きに満ち溢れていました。

一番驚いた話は、グループメンバーは皆、「本当に嫌いな人が●名」とはっきり言え、それを覚えていることでした。本当に嫌いな人はあまりいない反面、本気で嫌いと判断すると排除したくなるようです。「調和性」という優しそうに聞こえる資質ですが、一部にこのような厳格さも見られるようです。

なお、私自身で考えると、嫌いな感情は割と出やすいので、すぐ嫌いにはなるものの、根深さはなく、少なくとも時間が経つと、トリガーがないと思い出せないレベルになります。

全体質疑応答

その後、全体的な質疑応答になりました。自分が質問した部分も多く、印象に残っている部分も多いので、詳細に述べます。

【Q】1〜34位まで出した際の強みの見方は、どのようにすればよいのでしょうか。

【A】1〜14位くらいまでは「強み」と言えます。その中で、普段の生活でよく使われているために磨かれていった強みが「トップ5」にランクインします。15位以下については、普段は使ってないのですが、使おうと思ったら(無理矢理ではあるが)使える資質です。これが上位に来ている場合は、本来の「強み」でないため、疲弊感を感じたり弊害が生じることもあります。そして、最下層には、使おうと思っても無理な資質が存在します。ただし、この「使えない資質」については個人差が大きく、3〜4個と少ない人もいれば、15個と多い人もいます。

【Q】自分の「強み」はどうやって自分で理解して行けば良いのでしょうか。

【A】上手くいったケースを分析し、棚卸ししていくことで、自分の真の「強み」が分かってきます。特に、本当の「強み」は、無意識に発動している場合が多いことから、どういう場合に、どういう資質が発揮したのかを分析することが必要になってきます。これをしていくことで、資質の取り扱い説明書が分かるようになり、自分が分かるようになってきます。

【Q】矛盾した資質を両方兼ね備えているケースもありうるのでしょうか。

【A】例えば、マイナスからゼロにするのが得意な回復と、ゼロからプラスにするのが得意な最上思考と両方顕在している等、稀に、あまり両立したい資質を双方兼ね備えているケースもあります。こうした場合には、「意識してスイッチを作る」などをしていくことで、かなりの強みになるとも言えるのですが、スイッチを作るのは容易ではないので、大きな「悩み」となるケースも多いです。

→「慎重さ」ホルダーの私としては、「慎重さ」と「ポジティブ」が両方あったら大変だろうなーと直感的に思います。

【Q】苦手なことに対して取り組まないといけない場合はどうすればいいのでしょうか。

【A】苦手なものは苦手なので、コアの資質に沿った対応を考えるしかありません。例えば、対人関係が得意でなくても、収集力で、相手から情報を引っ張り出すとか、個別化で、この人のいいところを見つけ出して、そこから話を広げるとかでカバーしていくような感じになります。

ここの全体質疑応答では、ストレングスファインダーの深みの入り口を少し見せて頂きました。自分を分析していくのに本当に素晴らしいツールだな、と改めて感じました。

おわりに

今回のWSに参加して、自分の中で「当たり前だ」と思っていたことが実は自分だけだった、ということを思い知りました。

「これをした場合、何が起きるのか」を考えるなんて当たり前だと思っていたのですが、そうでもないようでした。

グループ発表の時には、ポジティブ資質を持つ方へ、「言ったこと覚えてます?」と質問もしましたが、私もクリティカルでないことは忘れはするのですが、それでも「まぁ、、大切なことは覚えていると思いますよ」といった、大分曖昧なポジティブさんの返答に驚きました。まぁ、それだけどんどん行動していくということではあるのですが、違いに驚きました。

苦になく使えることが強みになるので、なかなか「強み」に気づきにくいのですが、ストレングスファインダーをツールとして用いつつ、自分の取り扱い説明書を書いていければと思います。

この記事を書いた人

相羽涼太

相羽涼太

読書、手帳術、旅行記・訪問記・食レポ、ジム(運動、食事)、英語学習などを中心に記事を更新します。

インターネットの登場で、「考える」ことが減りがちな今こそ、自分なりの軸を持って、考え、発信していくことを大切にしたいと考えています。

SF(上位10位、2019年1月現在):慎重さ、収集心、個別化、責任感、自我、指令性、目的志向、自己確信、信念、学習欲

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