第11弾までで、逆算手帳にある基本的に全てのシートについて言及しているのですが、一部、触れることがあったものはありましたが、しっかりとは説明していないシートが存在します。
本稿では、その3つのシートについて、利用法とポイントを述べていきます。
Do not list
これは、「wish list」を考える時、思い付かない時のヒントとなるように、「やらないこと」を逆から考えることで思いつく、と言うアプローチでこのページが逆算手帳メルマガ等で紹介されますが、このシートはもっと色々な場面で活用できうるシートです。
書く際の指標は3つで、
1.ポリシーとしてやりたくないこと
2.本当は嫌なのにこれまで我慢してきたこと
3.やらないと決めたこと
です。
こうしたことを都度書いていくことで、分析等に活用できるページです。逆算手帳を構成する他のページに比べると重要性はそこまで高くはないのですが、あった方がいいシートであるとはいえるでしょう。
Lesson list
逆算ウィークリーのところでも紹介しましたが、「学んだこと」や「気づき」を書き留めておくページです。
ページとしては、日にちと内容を書くだけのシンプルなものですが、地味に、日にちを書く欄は助かります。
内容についても、言われたりしたことを思い出すトリガーを書いておいた方がいいですが、日にちを書いてあるだけでも結構違って、「ああ、あの時言われたアレのことね」と思い出しやすくなります。
教訓リスト自体は私も作ろうとしましたが、いつの間にか記載を忘れ、上手く活用できなかったことがあります。それは見返していなかったことと、思い出すトリガーをしっかり記録に残さなかった点があると思います。
このシートは、手帳作成課程には直接絡んでこないのですが、運用課程において、このページは結構大事で、見返していくことで大きな力になっていくページの一つであるといえます。
このページは、「定期的にレビューすることが大切」ということで、1ヶ月ごとの見直しが推奨されています。
マンスリーページ
これは、作成者のコボリジュンコさんが言うには「これはオマケ」だそうですが、私はがっつり使っているシートです。「オマケ」と言っているだけあって、あまり「逆算手帳独自」の欄は存在しません。
唯一、上欄に、「今月はどんなことを意識して過ごしますか?」という欄があるので、これを見返すことで効果を高める記載ができる欄はありますが、これは別にマンスリーガントをしっかり使っていれば記載不要です。
あとは普通の予定帳と、横にメモ欄があるページです。
ただ、私は、逆算手帳はA5サイズなので、一般的に売っている小型手帳に比べると、大きい部類に属し、アポイントや決まっている予定を書き込んでも、ほとんど溢れることがないため、重宝しています。
デイリーのページは存在しない
逆算手帳の特徴として、デイリーのページは存在しません。これは「ほぼ日手帳」との違いでしょう。
むしろ、逆算手帳は薄さにも価値を置いているため、デイリーのページはなく、ウィークリーのページでさえ別売になっている状態です。
別売については意見ある人がいるかもしれませんが、それは置いておくとして、気になるのは「デイリーのページは存在しない」ということです。
私は個人的に「ほぼ日」を使い、昨年から日記を書いてきたので、日記として毎日の記録や、突如思いついて、to do整理やアイデア出し、またはメモを急遽書けるページも欲しいので、結果として、「ほぼ日」も併用することにしました。
とはいえ、ほぼ日はカズンは大きすぎるので、通常サイズを活用していたのですが、マンスリーページはあまり1日毎のスペースは大きくなく、書ききれないことがあることに少し困っていました。
今回、マンスリーページは逆算手帳を使うことにしたので、このページが重複してしまいます。そのため、私は、「ほぼ日手帳」のマンスリーページを破り捨てました。
今のところこの運用でしっくり来ているので、活用していきたいと思います。
おわりに
ここまでが、手帳を作成するまでの道のりとページごとの説明になります。色々なページがあり、結構特徴的に見えるかもしれませんが、そこが逆算手帳のいいところだと思います。
あとは、上手く手帳を活用していくことが肝要です。パッと上手くはできないことも織り込みつつ、早く活用術を確定させていければと思います。