逆算手帳作成までの道のり(2019年版)⑩:Daily Vision(理想の1日)〜1日の有効な時間の使い方を考える〜

逆算手帳のうち、Daily Vision(理想の1日)ページについて書いていきます。

このページは、「振り返り」をフォーマット上強制的にさせ、理想と現実の差を埋めるべく考えさせる仕組みの素晴らしさに脱帽したページです。

項目があって、その時は書けなくても問題ないのです。これは、脳が自動的に考える仕組みを上手く活用した仕掛けで、自由記載でなく、項目を作っているからこそ、脳の機能を活用し、自然と振り返っているのがこのページの特徴です。

はじめに

これまでは、ほとんどが逆算手帳ならではの手帳術でしたが、逆算手帳もいよいよmonthly、weekly、dailyでの管理となり、一般的な手帳で書くことと似たような部分に差し掛かってきます。

しかし、さすがは逆算手帳で、それぞれ一工夫がされており、他の手帳とは異なる点が出てきます。この「理想の1日」ページについても、手帳に仕掛けられた仕組みを上手く活用するために、いくつかのポイントがあります。

「理想の1日」とは?

まず、このページの名前になっている「理想の1日」ですが、それはどのような1日でしょうか。

定義がされており、逆算手帳としての定義は以下の通りです。

「朝起きてから夜寝るまで、「こんな風に過ごせたら最高にしあわせ!」という1日のこと。」

つまり、「自分が幸せに感じるか」基準で考える、ということです。「上司が仕事を与えてくれるまで待つ」ではなく、自分でアンテナを立てて、自分の幸せに直結する行動を自分がすることで、「理想の1日」が得られるようになるという考え方なのです。

「理想の1日」を書くポイント

何をするかを書くのはもちろんなのですが、書いたことをしている時は、どのような状態であり、どのような気持ちであるのか、ということも書くことがポイントになります。

例えば、「朝6時に起床」がスタートであるとして、「太陽を浴びながら伸びて、清々しい目覚め」とか「夜12時に就寝」と書いた横に、「ベットに入った瞬間、深い眠りについた…」などとして、感情・状態も一緒に書いていくと良いとのことです。

先に、「理想の1日」を定義付けた時も、「自分が一番幸せに感じる1日」と、自分の感情面を重視した定義になっています。

また、逆算手帳フォーマットでは「平日の場合」「休日の場合」と分けて書かせていますが、その分け方をする必要はなく、自分なりの分け方でいいです、ということでした。

私自身は平日・休日の分け方で問題ないのですが、例えば、「子どもの弁当作りと送迎をする日」「しない日」など、自分のしたい2分類で書いていけばいいとのことでした。

「現実の1日」を書く

理想の1日を書いたら、その右横に「現実の1日」を書いていきます。この「現実の1日」は、ある日のトレースでもいいですし、平均的な1日を書いてみる形でも良いです。とにかく実態を書けば良いです。

注意点は、「自分に正直である」ということだと思います。「盛らない」ということです。自身も下書きでやってしまいましたが、私は平均的な1日を書こうと思って試しに書いてみて見返すと、確実に盛っていて、普段こんなにやってない量の行動をしていることになってしまいました。

現実をしっかり見つめるという意味では、特定の1日をそのまま記載する方が望ましいのかもしれません。

理想に近づくために

そして、「現実の1日」欄の右には、理想に近づくために、5つの記載事項があります。ここに書くことを考え、書き、意識づけることこそこのページのキモです。

現実の1日から理想の1日に近づくために何が足りないか、何を余計にやっていて無駄にしているのかを考えます。1日の中の話なので、これまでとはリアリティが格段に違いますし、「理想の1日」の完全体現は難しいとしても、現実の1日から一歩踏み出すことは、意識さえしっかりすればそんなに難しくないと思います。

もっと増やしたいこと

右側の一番上の列には、「もっと増やしたいこと」を書きます。人によって具体の中身は違うとは思いますが、「自己投資」に含まれる類のことを書くことが多くなると思います。ただ、人によっては、「もっとバリバリ働きたい」とかそういう願望もあるかもしれません。

私は、自分と向き合う時間(手帳、ノートに書く作業など)、英語学習の時間、ジムで運動する時間、ブログ執筆の時間とかそういうところがもっと増やしたいこととしています。

新しく始めたいこと

これこそ、「この項目があることで空白を埋めようと無理矢理考えるようになるもの」の際たる例かもしれませんが、次に、「新しく始めたいこと」を書いていきます。

現に私も下書きの時は、これを後回しにして、日をおいて追記する形で埋めていきました。私自身は、逆算手帳を使いこなすことや、タイムマネジメント手法や、物の管理など、「自分メソッド」を開発していくことを始めたいと考えています。

もっと減らしたいたいこと

ここまでは、ゼロからプラスの方向の考え方で、「与えられた時間を更に有効に使うにはどうすれば良いのか」という、効率性を上げたりする方向に力点が置かれていました。

しかし、ここからは、マイナスからゼロに戻していく考え方で、「今ある時間の無駄を減らす」ことを考えます。

特に日本人は、全体傾向として、こちらの方が考えやすいという方も多いと思います。しかし、与えられたスペースはこれら5項目とも同一で、そのため、バランス良く考えていくことが求められている訳です。

私自身は、目的もなく起きていることや、仕事でいえばどうでもいい雑務や不要な会議の出席を減らしたいです。あとは、これは転居も伴うので、今すぐにという訳ではないのですが、「移動時間」も減らしたいな、と思うところです。

ただ、よく考えてみると、移動時間が嫌というよりは、満員電車が嫌ということだと思います。人が多いのはどうも好きになれません。そうなると、「一般の人の生活とは時間をズラして生活する」ことで、この「移動時間」なども解消できるかもしれません。

止めてしまいたいこと

次に「止めてしまいたいこと」ですが、これは割と皆さんの心の中で常に思っていることが既にあるかと思います。

私は、TV、エンタメ系Youtubeの視聴時間と、甘いものを不用意に食べてしまうことになります。

Youtubeについては、ネット環境さえあればすぐ見られるので少し難易度が上がりますが、例えば、甘いものでいえば、少なくとも、しばらく何も食べていないがために、身体が栄養を欲している時に、誘惑にかられて甘いものを食べてしまうことと、夜食は防ぐことからだと思いますし、TVに関しては導入してしまったのが嫌なのですが、TVを家から排除したりするのも一案だと思います。

こうやって書いてみると思考が膨らんでくるのも、手帳の仕組み作りとして非常に有能です。

変えたいこと

一番右の記載リストのラストは「変えたいこと」になります。

こちらは文字通り自分が「変えたい」と思うことを書いていけばよいです。こちらは潜在意識下に眠っていることを呼び覚ますというよりは、普段から意識していることを書くことが実際は多いと思います。

自分は、睡眠時間と英語学習時間の確保です。英語は増やしたいことにも書いていましたが、想いが強いところを重複して書くのは全く問題がないと理解しています。

ただ、睡眠時間に関しては、なかなか難しいところです。無駄な起床はダメですが、私の中では今の時期は歯を食いしばって頑張るべき時なので、まあ、自分のパフォーマンスが落ちてしまうレベルである、「2連続で5時間」を切らないようにしようと思います。

時間術は引き算

これまで述べてきたやり方で振り返ることで、時間管理の意識や力を強めるのが、このページの目的の1つだと思いますが、そもそもの時間術の原則の話をポイントとして理解することが、このページをこなす上で大切です。

なお、時間を管理しようとする中で、一番陥りやすいのは、「予定は考えて組んだが、運用してみると時間が足りない」ということではないのでしょうか。私が、セミナーで学んだこととして、

「時間術は絶望から始まる。」

というものがあり、蓋し名言だと思います。つまり、ポイントは、「時間を足し算で考えようとするから時間が足りなくなる」ということで、「引き算で考えることが大切」ということです。

例えば、24時間から考えて、睡眠8時間、通勤往復2時間、会社の勤務時間8時間と仮定するだけでも既に自由に使える時間は6時間しかありません。これを引き算で計算していくと、自由に使える時間は人によって違いますが、例えば1時間程度とほとんど時間がないことが分かります。この現状認識(絶望)こそ第一歩として肝要である、ということです。

そしてそこから、●時間の自由時間を如何に有効に使うのかを考え、無駄な時間を省くことで、有効な時間の使い方になっていくのです。

おわりに

1日の話となり、こうしたミクロの話になるほど、こういう数時間というちょっとした時間こそ、自分で積極的に、主体的に取り組むことが大切です。

例えば、飲み会でいっても、行きたくないが「断り切れず行った飲み会」は楽しくなく、自分が運営に関わったりした会の方が確実に楽しいです。

主体的に取り組むことで楽しく感じ、イキイキと生活できます。

そして、これを淡々と積み重ねる考え方もありますが、この日々の過ごし方に加え、逆算手帳で、ワクワクを先取りしながら逆算して夢を叶えていくことで、更に幸せな生活ができてくると思います。

この記事を書いた人

相羽涼太

相羽涼太

読書、手帳術、旅行記・訪問記・食レポ、ジム(運動、食事)、英語学習などを中心に記事を更新します。

インターネットの登場で、「考える」ことが減りがちな今こそ、自分なりの軸を持って、考え、発信していくことを大切にしたいと考えています。

SF(上位10位、2019年1月現在):慎重さ、収集心、個別化、責任感、自我、指令性、目的志向、自己確信、信念、学習欲

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