樺沢流プレゼンテーション構成術アナログ編【動画視聴録(樺沢塾・2019年1月)】〜徹底的な準備なしに芯を食った喋りはできない〜

今回、精神科医・作家の樺沢紫苑先生の動画コンテンツでプレゼン術を学びました。「プレゼン術」とタイトルでは銘打っているのですが、「話す」「書く」際の全ての準備の際に役立つものです。

合う・合わないはありますが、一つの方法として参考になるし、少なくとも、準備の「考え方」については、万人に共通するノウハウだと思います。

はじめに

別にプレゼンテーションに限ったことではないですが、「話す」「書く」といった際に、ノープランではうまく出来ません。

正確には、簡単なことを話すことはできますし、日常会話レベルは準備なしに誰しもできていますが、難しいこと・複雑なことになればなるほど、準備なしにはできません。その際に重要になるのが、「事前の準備」です。

しかし、構成といっても、どう練ればいいのでしょうか。私は、「PCを触り、手を動かしながら考える」か、丁寧にやりたいものは、「ノートに乱雑に書いて、自分の頭の中で再構築して書き始めながら、落書きメモのようなものも増やしたりしながらアイデアを固めていく」のどちらかが多く、結構疎かに、曖昧に準備をしていたと思います。

今回、樺沢先生流を教えて頂いたので、特に先生の言うところの「時計法」は便利だと思ったので取り入れていこうと思います。

なお、このコンテンツは有料(月1,620円)のオンラインサロンのコンテンツで視聴可能です。

プレゼン時の準備の仕方

まず、プレゼンの準備の仕方について、簡単に説明がありました。

プレゼンなどを実施する場合、最初に、「何をやろうか」というものを考えます。考えなくていいものもありますが、タイトルも全て自分が決める場合には必要なことで、頭の中でぼんやりやっています。樺沢先生は、1〜2週間かけて何となく考えておくそうです。

次に、紙にわーっと一気に書いていく作業で、これは1時間などごく短時間でやるものです。

そして、まずアナログで構成をした後、PCでスライドを作成していきます。

今回は、アナログの部分で、アイデア出しの部分から、紙に構成を書き出すところまでを扱います。

なお、テーマ決めについては、樺沢さんのようによくプレゼンをやる方は頭でやっているのかもしれませんが、これこそ、この後に説明する「アイデア出し」の際に必要であり、アイデア出し、つまりネタ集めの作業こそ時間をかけつつ、都度メモに備忘として書き溜めておくことで、構成作業に繋げていく、というのが実際いいと思っています。

アイデア出し

まず、ネタ出しとして、順番等は考えず、思い付いたものから記載していきます。樺沢先生は、その際によく京大式の割と大きめのカードを用いているということでした。

ただ、私個人でいえば、カードを使う方法はこれまで合わなかったので、そこは合う・合わない問題があるような気はします。具体的には英語科目で英単語の記憶とかでも全くカードは紛失したり飽きたりしてしまうので合わないなあ、とは思っていました。

また、おそらくこのアイデア出しこそ時間のかかるもので、これこそ1〜2週間かけて、メモしながらぼんやり考えていくということだと解釈しています。

構成を練る

次に、ネタ出しがある程度出来てきたら、時間軸を考えていくことをしていきます。

この図のように、「イントロ→基本→応用→まとめ」という形で整理していくのが樺沢先生流のスタンダードな方法であるとのことでした。話を聞いていくと、確かにこの方法だと頭に入りやすいな、と思うようになってきました。

これは、時間軸を考えることから、「時計法」と言われる手法で、これは「マインドマップ」をベースに樺沢先生が考えたものだそうです。

マインドマップは枝葉まで丁寧に構築していきますが、この「時計法」はそこまで厳密な形にはなっていない点に特徴があると思います。マインドマップは、脳の神経構造と同じ形で脳にインプットすることで、記憶効率を上げるものです。確かに、ランダムに書かれているものよりも、大・中・小項目ごとに分かれていた方が分かりやすいと思います。

しかし、マインドマップはかなり緻密で作成するのに時間がかかります。いちいち全てのものに適用していたら、時間がかかりすぎてしょうがないと思います。何より、自分は絵を描いたりするのがあまり得意ではないので、あのマインドマップの綺麗さを出せる気がしません。

そんな訳で、この方法が結構個人的には「よかったな」と思ったのですが、総論だけでは分からないので、例示として、最近先生が力を入れておられる「遊び」について述べる場合の、図を作成して話が展開されていました。

「時計法」について

「遊び」を題材にしつつ、この図の使い方の説明がありました。

まず最初に、これは注意点になりますが、書いていく前に、書いている中で軸がずれていかないよう、スタートラインと着地点を決めておくこと、ということでした。

これはマインドマップ的な観点からも大切で、つまり、枝葉と幹の部分を勘違いしてはいけないということです。枝葉はサポートであり、メインの主張は最初に生えている幹なのです。

また、「時計法」による4区分分けはありますが、それは更に細分化することも可能です。イントロなどは聴衆を惹きつけるという観点も必要でしょうから、2分することも多いような気がします。

そして、スライドを作成する時に、どれを使ったらどのくらい手間がかかるのかを予想しながら作るとのことです。例えば、90分の講演で30スライドを作成したら、1枚3分平均で話すことが必要であるとかそういう感じです。私自身はあまりパワポを使わないのですが、考え方はどの発表方法でも同じだと思うので、こうしたことを考えておくのも「徹底的な準備」のためには大切だな、と自省しました。

イントロダクション

それでは、時計図の各セクションの説明に移ります。

イントロのところは、基本編に入るために聴衆の興味を惹くページになります。なぜ「今」これをやるのかなど、テーマを選んだ理由などを設定するのも一手だということでした。

特段話の中では触れてはいませんが、ここでは聴衆の興味を引く、という観点も大切なので、「一般論」→「今回の話のイントロ」のような形で、イントロのためのイントロがあり、2部構成とするのがスタンダードな構成の作り方としてはいいのかな、と仮説を立てました。

基本編

基本編では、先生としては、5〜7個程度の原則論を出し、それについてそれぞれに簡単に説明を加えていくイメージということでした。

樺沢先生としては、「7つ」がいいということでしたが、純粋に7個だとあまり頭に入って来ませんね。「7つの習慣」のように、7つといえど、実質3-3-1となっているとかそういう工夫が必要なのかもしれないな、と思いました。

応用編

「応用」という言葉を聞いた時はイマイチピンと来ていなかったのですが、「具体例」とか「各論」とか聞くと、自分の中で腑に落ちました。

別に発展しているという訳ではなく、総論を基本編、各論を応用編と整理したり、理論を基本編、その適用例を応用編と理解すると分かりやすいように思います。

応用編では、これも5〜7項目程度について、具体例・実例や各論となる部分について述べていきます。各論についても、それぞれの項目に3点くらいポイント話を盛り込んでおくと良いということでした。

この「遊び」の例でいえば、例えば、海外旅行に行く時は、まず第一に「半年前にスケジュールを抑える」ことが樺沢先生流のポイントであるそうです。その他にも「プランニングする際はイレギュラーが生じるので、そのバッファーを設けておくこと」など、どんどん具体的な話に切り込んでいくイメージです。

しかし、とは言っても、しっかり枝葉で整理しながら考えるのが、図の樺沢流の使い方の良い点だと思いました。

本当に、「構造化」は大切だと思います。そして、ポイントはあまり多くない方がよく、ワーキングメモリ的にいえば、3〜5個まででまとめあげた方がいいな、と思いました。

まとめ編

最後にまとめ編になりますが、正直、まとめに入るような言葉はもう既に決まっているので、その確認と微修正くらいでしょうか。

例えば、「遊び」でいえば、単に遊びだけだと聞かないので、「仕事」と絡めて述べるようにしているなど、聴衆に聞いてもらうための工夫も必要であるようです。

おわりに

デジタル技術が進展していて、様々なことが簡単に出来るようにはなりましたが、アイデア出しなどについては、こういう時代であるからこそ余計に「手で書く」ということの重要性が増してくるんだと思います。

「どうやって伝えるか」という点は割と自然に考える気がしますが、「聞き手がどう受け取るか」という観点は、意外と失われているのではないでしょうか。構成を気にして、まずは自分にとって「頭に入りやすい構成」にすることこそ、聞き手に優しい話に繋がるんだな、というのが、今回聞いていて一番の気づきになりました。

構成を考えてはいますが、このブログもますますしっかりと構成を意識して書いていこうと思います。

そういえば、先日クリアファイルの郵送がありました。ありがとうございます。

この記事を書いた人

相羽涼太

相羽涼太

読書、手帳術、旅行記・訪問記・食レポ、ジム(運動、食事)、英語学習などを中心に記事を更新します。

インターネットの登場で、「考える」ことが減りがちな今こそ、自分なりの軸を持って、考え、発信していくことを大切にしたいと考えています。

SF(上位10位、2019年1月現在):慎重さ、収集心、個別化、責任感、自我、指令性、目的志向、自己確信、信念、学習欲