逆算手帳作成までの道のり(2019年版)①:総論

今回、シリーズで「逆算手帳」の魅力をお伝えするものを書いていきます。

始めて書いてみて、ここまでの作成にあたって考えてきたことを、述べていくものです。

①では、「逆算手帳」に出会ったきっかけから、手帳の総論について触れていきます。

はじめに

皆さまは、「逆算手帳」をご存じでしょうか。

コボリジュンコさんという方が、個人で手帳術を考えて、独自の手法として考えたものを、商品化した手帳です。

少し調べて見ると、手帳で4,000円するというあまり安いとはいえない値段であったり、しかも買ってみるとかなり薄かったり、他方でAmazonの手帳部門で1位を取っていたりと気になる存在ではあります。

私は、手帳は、「使いこなしたい」と思っていたけれども、買っても放置することを繰り返していた人間で、3年前に「ほぼ日手帳」を使うようになってから、徐々に手帳を使うことができるようになってきました。

そうは言っても本当に少しづつ使えるようになってきており、

1年目…月間カレンダーに予定を書いて予定をアナログ管理できるようになった。

2年目…それぞれの日にちのページに時折to doを書いたりして、日にちのページも使うことができた。

3年目…日にちのページに日記的にやったことを書くようになり、日にちのページに毎日何かしらは書いてある状況になった。

という感じで、少しづつ、手帳が全然使えなかった人間から使える人間になりつつあります。

しかし、手帳を使っていく中で、どこかしっくり来ないな、と思う自分もいました。「しっくり来ない」というのはなんとなくの感覚なので、それが何に起因しているかは全く分からなかったのですが、「ビジョンをちゃんと考えていないこと」がその原因であったことに、逆算手帳にしっかりと取り組み始めてから分かりました。

つまり、普通の手帳は、年間ごとに管理するものですが、逆算手帳は、「年」という概念を超え、一生とか、10年とかそういうスケールの大きさから、1年にブレイクダウンしていく手法をとるのです。

とはいえ、それを考えるのはそう簡単ではなく、逆算手帳1年生の私は、逆算手帳に関心を持ち出してから、3ヶ月程度密やかにしばらくの間試行錯誤していました。未だに理解の途上ではございますし、何より手帳の完成が前の年を超えて1月半ばになってしまいましたが、手帳を取っただけではどう作ればいいか分からない、いや、何となく分かりそうな気がするけれども、書いてみると手が止まってしまう不思議な手帳に取り組んだ方法を記載し、逆算手帳に興味はあるけれども一歩手の出ない方などへのメッセージになればと思います。

前置きが長くなりましたが、ここから私の取り組み方も交えて紹介させて頂きます。

手帳を書き上げるまでの手順

ここでは、手帳を書き上げるまでに私が辿った道のりを紹介します。

まず、熊谷さんの手帳本を読み、ビジョンから目標へと逆算的に考えていく方法の有意義さを知りました。しかし、総論は納得し深く理解しました。そして、これまでの手帳の書き方から変えたいという想いが強くなりました。ただし、熊谷式をママ活用する方法は、私にはフィットしませんでした。

その後、「逆算手帳」なるものの存在を耳にして、とりあえず公式本を購入し、読みました。公式本では、「逆算手帳の書き方」を具体的に説明していました。熊谷さんの考え方をベースとして、具体的に自分でも落とし込んでできそうな気がしました。

そして、逆算手帳のHPを見て、作成者のコボリさんのページを読むと、熊谷さんの本が契機であったとの記載を見かけます。総論が熊谷さんの考え方で、具体ツールが逆算手帳っていいな、と仮説を立てていたのですが、これは実際に正しかったことが分かりました。これが私が「逆算手帳でやってみよう」と決意した瞬間です。

書き方は分かりませんが、とりあえず逆算手帳を購入しました。そしてコボリさんのメルマガも購読を始めました。

最初のWish listやlife visionは時間がかかりながらも形にはできそうでしたが、如何せん時間がかかるし、前出のメルマガや「ムック本」も購入して参考にしつつ作業しましたが、終わる気がしませんでした。

そこで、逆算手帳認定講師の木村さんのセミナーを受講しました。年末の2日間で一気に講座を受講しました。講座受講しなかったら確実に完全しませんでした。感謝に堪えません。

認定講習のきむらあきらこさんのブログはこちら

そこで色々作業について理解した後、セミナー中のワークで進めたものを更に進め、とりあえず一通り年始に必要なものを1月半ばと遅れながらも完成させることができました。

この後は、この手帳を有効に活用していくべく、メンテナンス・見直しの方法を確立することが必要であり、また、ビジョンや目標も考え始めなので、毎年修正をかけていくことで、徐々に明確になっていくものかな、と自分の中で理解しています。

ここから、逆算手帳の内容についてになります。

「逆算手帳」とは何か

まず、逆算手帳の良いところは、これからも恐らく何度か述べる気がするのですが、「仕事をする要領で作成するため、非常に仕事と類似している」という点です。仕事の手法をプライベートに持ち込むのはちょっと…という方もいるかもしれませんが、この手帳で最も良いところは、手帳設計が非常に機能的・論理的であるというところです。

逆算手帳のイメージが、「キラキラしている〜」というのが割と強いと思いますし、ビジュアルも大事なところではあるのですが、それは本質ではなく、本質を見ていくと、設計の緻密さが分かってくるような不思議な手帳です。

私の逆算手帳メンターのあきらこさんも、「キラキラのイメージがあるんだけど、かなり仕事的なので、男性こそ手帳を活用して欲しい。」とおっしゃっていました。

さて、そもそも逆算手帳とは何でしょう。

ちなみに、個人的には、大学時代、定義から考えること、特にカタカナ用語は定義から考えないと議論の論点がずれるので、最初に定義を決め、言及することの大切さをみっちり教え込まれた私にとっては、逆算手帳の話が定義から入ることに、かなり嬉しさを覚えました。

逆算手帳とは、「こうありたい」を実現するために「ビジョン」から「逆算」して「計画」を立てることに特化した手帳のことです。

もう少しブレイクダウンした定義もあり、「わたしの未来、こうだといいなー」と考えるところから、「いつまでに実現したい」かを考え、「そのために、いつまでに何をする」かを考え、「じゃあ、今日は何をする」かを徐々に考えていくプロセスを踏んで作成する手帳のことです。

そのため、普通の手帳とは異なる部分が多くあります。

例えば、今私が日記用手帳として使っている「ほぼ日手帳」では、

・年間カレンダー

・4ヶ月で見開き1ページのページ(大まかな日程感等を記載できるもの)

・1ヶ月で見開き1ページのスケジュール記載ページ(具体の予定等を書くページ)

・1日1ページの何でも書けるページ

・何でもメモページ

・その他おまけ

という構成をしています。他の一般的な手帳も大なり小なりはあると思いますが、概ねこう言う形式を取っているかと思います。

しかし、逆算手帳においては、最終的には年間、月間という落とし込みをやりますが、まずは人生プランを考え、それを手帳に書くという点で異なります。

私はこの部分に惹かれています。そして、講座で話を聞いて、ビジョンを策定した後の年間、月間への落とし込んでいく作業が想定以上にロジカルだったことに新しい魅力を感じたのですが、最初に手を取ったのはその理由です。

つまり、これまでの手帳は「1年間のプランニング」しか出来ないのです。ここ3年ほぼ日ユーザーだった私はここにもどかしさを覚えるようになりました。

2018年、私は、月間目標を定め、習慣的に実施して行くようになりました。目標は最初は達成できなかったものの、徐々に達成率が向上してきました。しかし、ある時ふと思ったのです。「あれ、自分はどこを目指しているんだ」と気づいたら考えていました。

コボリさんが言う、これぞ典型的な「積上思考」ということだと思いますが、ビジョンからそれに向かってどうするかを考えるのではなく、1ヶ月ごとの小さな目標を立て、それを実行することを考えていました。

いや、正確には少し違います。自分は、「ビジョン」のようなものは作っていましたが、あまりに曖昧な表現で、「そのためにどうするか」というのを考えていなかったのです。

これも正確ではなく、そもそも「やりたいこと」をしっかり考えていなかったのです。

逆算手帳を書いているうちに、色々と考えました。こんな思考をしたのは就活以来でしょうか。もっとも、当時の自分は必死だったとは思いますが、就活もろくに考えていなかったと今になっては思いますが。

そして、この逆算手帳は、「逆算手帳」を買うだけだと全く書き方が分からないのも特徴です。一見、何となく書けそうな気もするのですが、手を動かしてみると、見事なまでに手が止まります。具体的作業としては、wish listとして、100個のやりたいことを書くのですが、そこが人にもよるとは思いますが、30程度書いたら一旦止まってしまうと思います。

夢実現の3ステップ

1.人生のビジョンを設定する

2.ビジョンから逆算して計画を立てる

3.達成感を得ながら目標を達成する

1については、「こうありたい」と言う心の底からワクワクする未来像を描くことを言います。逆算手帳について知っていくと、「ワクワク」という単語が所々で出てきますが、「ワクワク」こそ大切なことで、これまでの私に不足していたところだと思います。

目標を考える、という時、現実の延長から考えると、すごく堅実な目標になって

2については、私は、「少しづつ手元に引き寄せる感じ」と教わりましたが、「人生全体・10年・1年の3区分」→「10年」→「1年」という感じで、徐々にブレイクダウンして考えます。

アブダクションの考え方を用いていると私は考えていますが、まず、イメージで「本当にやりたいこと」を現実からの延長線でなく、考えを飛ばして考えます。そして、飛ばしたところを、後から論理で埋めていくのが、アブダクションの考え方です。現に、歴史上の科学的な発見については、アブダクションを用いて考えられたのが有力ではないか、と考えられています。このような感じで、右脳と左脳という人間が持てる力をフルに引き出すためのツールが、逆算手帳だと思います。

3については、例え目標を設定したにしても、「ちゃんと前に進んでいる」実感がないと、当初設定した目標が薄れてしまったり、いつの間にかどうでもよくなったりしてしまいます。しかし、逆算手帳では、リストを塗り潰していくことを通じて、そうした実感も得ることが出来るそうです。

ただし、この部分については、使用し始めたばかりの段階なので、まだ私自身も分かっていないところです。

逆算手帳は活用前の準備が大切

一般的な手帳では、目標設定等で前年末に準備は多少あるとは思いますが、年始から使用開始してからが、本格的な使用になってくると思います。

しかし、逆算手帳は違います。「徹底的に準備」するのです。

年末までの準備の方が大切で、年始からの実行も重要ではありますが、どちらかといえば実際の稼働の方がメンテナンスのような感じになっていきます。

例えば、逆算手帳では「下書き推奨」と言われるのですが、それが最たる例です。普通、手帳で下書きなどしないと思いますが、この手帳では下書きをして、直しながら作っていきます。

私も作業途中に何度か骨が折れそうになったのですが、実行よりも計画段階で予め備えることが重要であるそうです。私がその考え方に納得したのは、紹介された本、「プロジェクト・マネジメント」を読んだ時です。この本は、「ガントチャート」というものを作成する際にその基礎概念として紹介されたものですが、私としては、この本は逆算手帳に一貫した考えを説明してくれている本だと思います。

この本の中で、主人公が、「まだ(準備することが)あるんですか」と先生役の女性に言うのですが、そのレベルでこの本を読むと準備の大切さ、リスクへの予めの対応の重要性が分かります。

何より、逆算手帳というツール自体が、「仕事」のやり方そのものです。会社内においてはチームでやることを、自分が、プロジェクト・マネジャーとなり、自分と対話をして、プロジェクト遂行に導くのが、この逆算手帳になります。

逆算手帳関連グッズ一式

この記事を書いた人

相羽涼太

相羽涼太

読書、手帳術、旅行記・訪問記・食レポ、ジム(運動、食事)、英語学習などを中心に記事を更新します。

インターネットの登場で、「考える」ことが減りがちな今こそ、自分なりの軸を持って、考え、発信していくことを大切にしたいと考えています。

SF(上位10位、2019年1月現在):慎重さ、収集心、個別化、責任感、自我、指令性、目的志向、自己確信、信念、学習欲

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