いわき駅周辺で食事を、と思っていたときに、「みふみ屋肉店」というお店に出会いました。
カツを頂きました。一期一会の出会いにも感謝します。
はじめに
いわき駅周辺でご飯を、ということで食べログで調べていたところ、食べログの評価数はあまり多くはないのですが、リーズナブルな価格で評価がしっかりされているものは、ラーメンとお肉屋さんとありました。特段ラーメンの気分ではなかったし、ラーメンはしばらく控えたいので、お肉屋さんに行って見ました。
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入店まで
食べログで調べた住所に従って行くと、地図が指し示している場所に辿り着きました。
「本当にここでいいのか・・・?」と見渡していると、確かに定食を販売しているようです。検索して出ていたメニューが一緒だったのでお邪魔しました。
「肉店」とあるように、お肉屋さんに併設された食堂になっており、隣では普通にお肉を売っていました。特段お肉本体を買う予定はなかったのであまり見ていないのですが、コロッケとかも1個単位で販売されているのを横目で見ました。
さて、入店すると、カウンター席が4つと小上がりのテーブルが2つというこじんまりとした食堂が現れました。個人商店だと思うのですが、個宅を改装して飲食店風にしたのでしょうか。カウンターがあるのでそういうことなのかと思いましたが、ご主人のこだわりで作ったようにも見えます。
そのため、アットホームな雰囲気のある、昔ながらのお店の感じが出ています。おうちにお邪魔して豪華な食事をさせて頂いているような感覚に至りました。
着席〜注文まで
どうも小上がりは鍋注文客のために用意されているのでしょうか。鍋がデフォルトでついていました。カウンター席に案内され、着席しました。
そして席に着くと、女将さんがお茶を出してくれました。祖父母の家にあるような急須からお茶を注いでいただきました。非常にありがたいです。
周りを見渡すと、メニューが正面に貼られていることに気づきました。お肉屋さんなので、お肉を使った料理にはなっていますが、カツから焼肉からシュウマイ・餃子までバラエティーの豊富さに驚きました。
焼肉と結構悩んだのですが、店の看板でとんかつをお勧めしていたので、それに力を入れられていると思い、ヒレカツを注文することにしました。
そうしたらご主人から一言。
「あーヒレは切らしちゃってるんだよね。。」
ヒレカツがないということだったので、ロースカツを注文することにしました。
カツがないのかな、と勘ぐっていましたが、ヒレがないだけでした。
とんかつ定食ロースカツ 竹150g
調理には時間がかかりますが、これはマスターと女将さんが協力して作っており、手作りで作られている様子が目の前で展開しているからです。
カツが油で揚げられている音が目の前で聞こえてきます。1つ1つ丁寧に作業されている様子が伝わってくるのがいいですね。
そうして待っていると、料理がきました。
カウンターの出すところがあまり広くなく、1つずつ出ていきます。とんかつ乗ったプレート、味噌汁、すき焼きの小皿、たくあんなどの小皿、ご飯。ご飯が想定以上に大盛りでした。
さて、味噌汁を手に取ると、濃厚な味噌が香ってきます。味わいも味噌が強く効いていました。そして、さすがはお肉屋さんです。お肉が入っていました。普通の味噌汁でなく、豚汁だったのですね。さすがです。味噌とお肉とが絡み合い、ハーモニーを奏でていました。
そして、しれっとすき焼きの小皿が出てくるところもさり気なくすごいです。
何より、メインのロースカツです。カツなので、もちろんガッツリしているのですが、まさに外はサクサク、中はふわふわで食べやすかったです。ボリューミーだったので流石に後半食べるペースは大分落ちましたが美味しく頂きました。やっぱりカツはキャベツと併せて食べるのが美味しいですね。
これで税込1,150円という値段だったので、私には大満足でした。
感想、おわりに
食べている間も、女将さんに声をかけられたり、テレビのニュースを客と店員さんが一緒になってみていたり、店員さんが急に買い出しに出ていったりと、終始アットホームな雰囲気でした。
いやぁ、暖かいですね。東京は人が多いのでどうしようもない面もありますが、都心部との違いだなぁ、としみじみ感じました。
そして、ふと店には女将さんから声をかけられ、「明日からもう食べられなくなってしまうのよ」との声。
周りを見渡すと、張り紙を見つけました。2019年1月17日より休養に入られるとのこと。
短い期間の休暇であることを期待しつつ、今回運良く食べられたことに感謝したいと思います。