【セミナー録】「感情リセット術 超実践講座」(講師:樺沢紫苑先生)〜自分の感情を見つめよう〜

樺沢先生が新刊を出されたということで、新刊の内容について話す、「感情リセット術 超実践講座」を聞きました。

前作「アウトプット大全」に引き続き、良書だなあ、と思う内容でした。普段からポジティブな人には特段不要かとは思いますが、私のように、無意識にいると結構ネガティブに考えてしまう場合、この本を読んでいくことで、その原因と解決法とを丁寧に記載してあります。

はじめに

私は、今は以前に比べれば大分ましになっていますが、特に過去のネガティブ思考が酷かった人です。

また、最近もストレスを感じているからだと思いますが、あまり笑わず、真剣な顔をずっとしている日が続いていました。

そんな感情コントロールが下手な人でも出来ることから紹介されていました。

なお、ここからはその方法も含め紹介しますが、そうした方法が効果を発揮する前提として、「睡眠」と「運動」が重要という話もありました。

睡眠は7時間半〜8時間程度がいいそうで、ともすれば6時間を切ることもままあるので、自分の睡眠時間が少ないことに気づきました。

睡眠の不足は、なんと20年後に身体へのダメージとなって出てくるという話もありました。運動は週2で実施しているのでまだしも、睡眠については、しっかり取っていかなくてはな、と純粋に内省しました。

感情とは所詮、脳内からホルモンが出た結果にすぎない

最初に、「苦しい」とは、「楽しい」とは、ということを考えて行くと、その定義は脳内物質の分泌の結果ということに過ぎないとのことでした。

苦しいことは、ノルアドレナリン・アドレナリン・コーチゾールの分泌によるものだし、楽しいことは、ドーパミン・エンドルフィン・セロトニンの分泌によるものに過ぎません。

だからこそ、ネガティブな思考回路をなくし、ポジティブな面を見るようにするだけで、感情のマイナス部分は大きく改善されることになります。

こうした対策こそが、例えば、ネガティブな概念をポジティブに言い換えることであるとか、頭の中にあるだけだと掴み所がなく、よく分からない感情を書いたり、数値化して表現することで、目に見えるものにすることが大切になってきます。

また、脳内物質の分泌と考えれば、例えばガッツポーズをするだけでもポジティブ思考に効果があるとか、大きい声で叫ぶ、とかそういうことも精神的に良い影響を与えることも、かなり腑に落ちました。

話されていた内容について言えば、他人の悪口を影で言うことは、かえって自分に跳ね返ってくることも理解できました。だからこそ、本の中では、「かげ褒め」を推奨していました。

周りが陰口を言っていた場合には、表ではしっかり聞きながらものれんのように聞き流し、かえってその人の良い点を「かげ褒め」する。そこから本人に直接褒めることが最終的なゴールともおっしゃっていましたが、まずは「かげ褒め」をやってみようと思います。

原因の除去に執着しない

結果が苦しいこととなっている場合、その原因を取り除くことで、解消することが大切だ、という誤解がある、と樺沢さんは言っていました。

いじめに遭った場合は、いじめられた子の精神を高めるとか、夫婦関係が上手くいっていない場合は、離婚するのが最良解なのでしょうか。そう考えると、必ずしも原因を取り除くことに拘る必要はありません。

というより、正確には、「様々な選択肢を持っておく」ことが重要だということでした。そして、そうした苦しいことがあった際、特に保護する立場にある者にとって一番大切なのは、「寄り添って味方になる」ことです。

私は、相談するのは恥ずかしいという思いが大きい方だと思いますので、余計に、友人を大切にし、お互いが相談し合える関係になっていければな、と思いました。

また、「感情の客観視」も大切だと思いました。こちらは、相手に寄り添うというよりは、自分に寄り添う、自分を知ると整理すれば分かりやすいかもしれません。感情の客観視としては、大きく分けて、①書くワークをする②今日の気分を数値化し、その原因を考えるという2つの方向性がありました。ただ、いずれにせよ、アウトプットして、自分の感情を客観視し、そこから更に洞察を深めることが大切ということでした。自分と一番長くいるのは自分なので、自分の感情を大切にしていこうと思いました。

具体的には、良かったことを3点日記に書くワークがありました。良かったこと3点ワークについては、初めてはいるのですが、先生によれば、「それを癖付けて10個くらいパパっと書けるようにするのが良い」ということでした。さらに、その上のワークとして、感謝することを書くというワークもあるようです。まずは良かったことを3点から5点、10点へと伸ばしていきたいな、と思いました。

嫌いな人の長所を把握する

そうした感情コントロールを人間関係にも適応することで、人間関係のストレスもリセットできるようになると説明されています。

その方法が、まず、原始的動物機能としての「好き(接近)」か「嫌い(回避)」かのみでの判断を止め、「好き」「普通」「大嫌い」に分けることです。なるほど、と思ったのですが、人間は、考えて判断することが出来るところが、他の動物と違うところなので、その解釈力を活かさないと、せっかく高度な知能を有しているはずなのに、勿体ないな、と思いました。

その上でも、「大嫌い」と思った人に対しては、かえってその人の長所を考えることが大切とのことでした。嫌いと考える人は、自分が深掘りしようとはしないから距離感が変わらないので、その人への目線を少し変えてみるだけでも、大きく変わると言うことでした。

確かに、誰しもいいところと悪いところがあり、どちらかだけの人間はいないと言うことが、「長所を考えてみる」ワークを通して分かりました。

また、同族嫌悪というか、似た人ほど嫌いになってしまう傾向の話についても、本の中にはありました。個人的な心情としては認めなくはないのですが、長所として想起したことの中には、全てではないですが、自分も長所と考えていることも含まれていました。「同族嫌悪」という指標も、正直認めたくはないのですが、確かにその通りかもしれないな、と思いました。

いずれにせよ、好きな人も、普通な人も、そして、大嫌いな人には特に、「長所」を見るようにしよう、と強く思いました。そして、大嫌いな人には正面から褒めることはできないので、「かげ褒め」もできればな、と思いました。

おわりに

この回は、ワークとセミナーが混合されており、書いたり話したりするワークと講義パートのバランスが良かったため、集中を切らさず話を聞くことができました。

また、出版講演モノといえば、本の内容をなぞるのが主ですが、今回は、聞きながら、本に目を通しながらしており、隙間時間に本を見たりしていたので、全体を聞いていく中で、本全体に目を通すことができました。本の構成やより深い部分について知りながら、本の内容も把握できて良かったです。ものすごく充実した時間になりました。

ワークについて

今回、取り組んだワークをまとめました。

このワークを取り組みながら本を読むだけでも、大きな収穫があると思いますので、自身の備忘という観点も含め記載させていただきます。

①2018年、最も苦しかったこと、つらかったことは何?

②2018年、最も楽しかった、うれしかったことは何?

③いじめの対処法をできるだけたくさん書いてください。

④ポジティブな言葉を10個書こう!

⑤あなたの短所、欠点は?

⑥あなたの今日の気分を、11段階で評価してみよう。その理由は?

⑦あなたの一番の悩みは? →悩みを解決する本は?

⑧嫌いな人がいなくなるワーク

⑨あなたの嫌いな人の長所を10個書く

⑩悩みを話してみよう(心の中はのれんのように聞いてみよう)

11.3行ポジティブ日記を書いてみよう!昨日あった楽しかったこと、うれしかったことを書こう!

12.今年あった、最もネガティブな出来事は? →その後、賢者のアドバイスを書こう

今回の本はこちら

この記事を書いた人

相羽涼太

相羽涼太

読書、手帳術、旅行記・訪問記・食レポ、ジム(運動、食事)、英語学習などを中心に記事を更新します。

インターネットの登場で、「考える」ことが減りがちな今こそ、自分なりの軸を持って、考え、発信していくことを大切にしたいと考えています。

SF(上位10位、2019年1月現在):慎重さ、収集心、個別化、責任感、自我、指令性、目的志向、自己確信、信念、学習欲

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